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ピアノ業界も中国パワーには驚かされます!

最近は「インバウンド」という言葉がメディアでよく使われますが中国のピアノ業界は物凄い勢いがあります。

中国上海のピアノ屋さんが中古ピアノの買い取りに来店
過日も中国、上海のピアノ屋さん(女性の社長さん)が、東京から通訳を同伴して新幹線の日帰りで、わざわざ弊社に中古ピアノを求めて来店されました

弊社はピアノ専門店ですのでピアノを売りたいのですが、彼らの求めるピアノの台数が半端ではなく、コンテナ一便で最低30台ほどとなり、あればいくらでも買うそうです。
 
お話をお伺いすると、上海にある日本の中古ピアノの専門店で、1ヶ月で150台ほど中古ピアノを販売するそうですので、今回は日本に直接買い付けに来たとのことでした。

「お金なら心配ないので、どんどん送って下さい」とのことでしたが、これが最近よく聞く中国人の爆買いかと思いましたが、お話によると、今、中国では日本のヤマハ、カワイの安い中古ピアノ(高いのは売れないそうです)はあればあるだけいくらでも売れるようでした。

最近はたどたどしい日本語で中国のピアノ業者から買い取り依頼の電話やメールをいただきますが、丁寧にお断りしている状態です。

最近は日本での中古ピアノの買い取り過ぎで数が少なくなり、買い取り専門業者の話では広告をしてもピークの3割ほどしか中古ピアノが集まらないのだそうです。

逆に日本では中古ピアノはたくさんは売れないのですが、弊社ではピアノ愛好家の方(ピアノ演奏が好きで性能の違いがわかる方)に1台1台丁寧に調整して販売していますが、今、中国ではかつての日本のようにピアノが家にあるのがステータスのようで、質より量と安さを求める中国のパワーに圧倒されます。

弊社の中古ピアノが商品になるまで

こちらは大連から来店された音楽大学のピアノの先生(中央の女性)


ピアノの調整について1時間半ほどかけて詳しくご説明すると、中国には調整ができる調律師がいないので、お金なら問題ないのでメンテナンスに大連まで飛行機で来て欲しいと仰るので、日当5万円で交通、宿泊費は別とご案内しても、お客ならいくらでも紹介するので是非、大連まで来て欲しいとのことでした。

日本のピアノの先生はピアノの調整にほとんど興味を示さないのですが、この中国のピアノの先生は嬉しいことに調整に大変興味を持ってくれたので、こちらも熱が入り1時間半ほどかけて説明しました
 

お買い上げ後にごちらまで運べば良いですか?とお聞きすると神戸港にコンテナを予約しているので、そこまで運んで欲しいとのことでした。
この方はカワイの中古品が欲しいとのことで弊社で2台、他店で3台、合計5台購入されたようで、たぶん、帰国後に生徒さんに転売されるようでした。

弊社1Fの中古グランドピアノコーナー

 
中古ピアノのメリット・デメリット

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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