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雑音と共鳴についての対策

ショールーム等では気がつきにくいのですが、ご自宅の部屋でピアノを弾いた場合、少し耳が慣れてくると雑音や耳障りな共鳴が気になることがあります。

雑音の厄介なところは、そこに意識が行くと意識が拡大してきて雑音がよく聞えるようになりますので困ります。

共鳴は同じ音の周波数に部屋の置物や照明器具、壁の内部、ピアノの金属パーツなどの部品が干渉する現象ですが、たくさんの原因が考えられますが、これは原因を特定して対策すれば大概は解決します。

中高音のアグラフ部分からの雑音も可能性があります。

ピアノ自体の問題でよくある雑音として、中音~高音部のシャリシャリといった鈴の鳴るような雑音が良く起こり、少し古くなると出やすくなります。

今ではピアノの構造にアリコート(共鳴弦)という仕組みが主流で、ヤマハ、カワイ、スタインウェイ等、多くのメーカーが採用していますが、この仕組み(考え方)は、あえて弦の振動する部分だけでなく、前後の振動しない弦の部分にも共鳴させて倍音を発生し、輝いた響きを出そうという考え方です。

スタインウェイのグランドピアノのフレーム、弦

スタインウェイのアップライトの内部

現代の主流、ターン張りで弦の先まで響かせる(共鳴弦)

総1本張りでフェルトを入れ響きを抑えるディアパソンDR-300


逆に弦の端から端まで鳴らさず(雑音?)、ニンジンや大根のように両端をカットする(極力鳴らさないようにする)考え方があり、こちらの方が長く聴いていても疲れず、気持ちが安らぐという考え方で、ペトロフの一部や国産ではディアパソンが基本的にその考え方です。

考え方や好みの問題であり優劣はないのですが、高音部のシャリシャリというような雑音は、構造上、前者のアリコート方式によって、新品からでも出ることがありますし、少し古くなると弦がベアリングやアグラフにくい込み、結果シャリシャリしたような音が出る傾向があります。

気にすれば気にするほど耳障りな雑音ですが、あまり気になるようでしたら、弦にフェルト等を挟み、シャリシャリという雑音を低減する方法もあります。

ピアノの調律とメンテナンス

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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