ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

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ピアノの寿命は何年くらいと考えべきか?

結論から云えば、お金をかけて修理(リニューアル)をすれば100年以上でも使えますので、費用対効果で買い替えた方が合理的か否か?となりますので、オーナーがどれだけの価値を見出すピアノ(愛着が持てるピアノか)かどうか?ということになります。

オーバーホールせずに使える寿命は50年前後?
演奏頻度や温度と湿度管理により異なりますが、人間でいう健康寿命(快適に使える)はもっと短くなります。

古くなるとどんな不具合が起こるか?

チューニングピンが緩くなり弦の張力に負けて調律が不安定になる

弦を張り替え中の1988年製のグランドピアノ
チューニングピンを一回り太いピンに交換し、弦が新しくなると音が良く伸びます

代表的な消耗品、ハンマー




響板の割れから雑音が発生、埋め木して修理する



響棒が剥がれて雑音が発生


鍵盤がガタついてくるとブッシングクロス(赤色)の張り替え




尚、リニューアル作業は、1台1台、手作業なので(手作りピアノ?)作業効率が悪く割高になりますが、せっかくなので新しく上質の部品を使い丁寧に仕上げると、今の新品以上に魅力的なピアノになる可能性があります。

 一言にリニューアルと云っても予算の関係で、どこまでやるかというレベルがありますが、一応、消品を一通り替えるのが本格的なリニュールという概念ですが、同時に外装の修理や再塗装もあり究極は、響板やアクションも新品にそっくり交換することもあります。

弊社でリニューアルした1965年製スタインウェイ C-227
(セミコンサートモデル)お客様宅にて
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詳しくは弊社HP、ピアノの寿命をご覧ください。
ピアノの寿命

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


鍵盤は重い方が良いか、軽い方が良いか?

先生の中には鍵盤が重いピアノで練習していると、どんなピアノでも弾けるようになるし、指も強くなるので重いピアノで練習する方が良いと仰る先生もおられるようで、生徒さんもそれに同調されるようです。

しかしメーカーにより多少の重め軽めの違いや個人の好みの問題もありますが、基本的に良く調整されたピアノであれば鍵盤が重すぎると感じることはほとんどなく、弾きやすく表現力も豊かなピアノになります。

全ての土台になる鍵盤調整

鍵盤が適正に調整されていないと鍵盤の上に載るアクションの動きもぎこちなくなり、タッチも重くレスポンスの悪くなります。

ところで代表的な高級ピアノであるスタインウェイやファツィオリの鍵盤(タッチ)はヤマハ、カワイに比べ鍵盤が少し軽い設定になっています。

例えば良く調整されたスタインウェイの鍵盤の重さ(タッチ)は、S-155~B211までは47gの重さで鍵盤が下がり(ダウン)、20gの重さで上がる(アップ)するように設計されており、これは世界的にも一番鍵盤(タッチ)が軽いピアノであり、これはイタリアのファツィオリもほぼ同じです。

ですから適正に調整された状態なら、スタインウェイ、ファツィオリ等のヨーロッパのピアノはピアノ自体の鳴りも良いのでヤマハやカワイのピアノに比べ鍵盤(タッチ)が軽く感じるはずです。

せっかくのスタインウェイもホールによりますが、十分な調整(整調・整音)がされていないか、或いは管理担当者の知識不足(温度と湿度管理が不十分)が原因で、不調(整調が崩れ、結果鍵盤が重く弾きづらい状態)になっていることも多いようです。

重い鍵盤(タッチ)のピアノは、基本的に調整不良のピアノである場合がほとんどです。

いかなるピアノも十分な調整を施し、空調管理を上手くやると鍵盤に無理な抵抗がないので、鍵盤(タッチ)は重め軽めはあるにせよ、弾き易く表現力豊かなピアノになるはずです。

鍵盤の鉛調整でタッチが高級ピアノになります




※ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

ピアノの性能で一番誤解されているところ、それは良く調整されたピアノなら安価、高価に関わらず、粒の揃ったピアニシモが簡単に出せ、大きな音も力むことなく出すことができるということです、しかし今は高級ピアノを含め大半のピアノの調整が省かれています。


ピアノの性能を大切にお考えの方に下記資料2点を無料進呈しています。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


究極の防振浮床工事のお話  山形県

弊社でスタインウェイB-211をご購入いただいた山形県の個人病院様のお話ですが、個人病院故にピアノ室の階下が入院患者さんの部屋になっているので、地元の防音業者であらかじめ防音工事を行った上で、スタインウェイをご購入いただき、仕事が終わった夜に奥様が心置きなくお好きなピアノをお弾きになる予定でした。
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ところがいざ夜にピアノをお弾きになってみると、下の階の入院患者さんにはピアノの音が聞えるようで、そうなるとせっかくのピアノですが、もう落ちついてピアノが弾けないので、どうしたものかご相談がありました。

 防音工事をした地元の業者の方に相談されたようですが、これ以上の防音工事は無理という返事だったようで、このままではせっかくのスタインウェイを心安らかに弾くことが出来ないということで弊社にご相談がありました。

 そこで私の防音のお師匠さんである大阪の(有)テクニカルサウンドの中辻社長さんをご紹介して、こちらに設計施工してもらったのが今回の床防音だったわけです。

 この防音床の図ですが、徹底して振動を床下に伝えないように床を浮かしてゴムで支えるように設計(防振浮床)されているのが凄いところなのですが、この仕組みをコンパクトにしたのがピアノ架台です、詳しくはピアノの防音対策をご参照下さい。
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 この防音工事の現場は山形県ですが、大阪の防音業者の(有)テクニカルサウンドさんが設計し、大阪から山形まで職人さんを連れて車で工事に行かれたようです。

 その甲斐があり、ご満足の行く防音になったようで、防音業者を紹介した私にお礼にということで、わざわざ山形県から10㎏入りの山形産の甘くて大きなリンゴを一箱送ってきていただきました(ありがとうございました!)

 リンゴご紹介したお礼にということでわざわざ山形県から特産の大きくて甘いリンゴを一箱送っていただきました。
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詳しくはピアノの防音対策をご参照下さい。

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