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今では下火になった自動演奏ピアノ

あのスタインウェイ社が多額の研究開発費をかけてスタインウェイの自動演奏ピアノを開発、発売したが、期待するような売り上げが出なかったという経済レポートが出ていました。

STEINWAY & SONS SPIRIO

日本ではひと昔前にヤマハが大々的にキャンペーンをして、ブームになった自動演奏ピアノですが、最近はほとんど話題に上らず、街でも見かけることがなくなりました。

当初は、この装置を内蔵しているピアノを購入すると、有名ピアニストが家のピアノを弾いてくれるのと同じ?という風に理解して大いに期待したものでした。

一時期はホテルのロビー等に自動演奏のグランドピアノが置かれて、大いに珍しがられていましたが、いつの間にか姿を消してしまいました。

その理由は、人の筋肉に代わる動力部分があまり進化せず、昔は動力源が風力やバネでしたが、今は簡単にいうとシリンダー内の磁力の強弱、つまり磁石の反発力等を利用している?ようです。

昔に比べて進化はしたものの、肝心なピアノを弾くための動力源が人の筋肉ほどの繊細な性能を持たないので、いかに人工頭脳?が緻密な指示を出しも、ピアニストのようなデリケートな演奏が不可能だからではないかと考えます。

さらにピアノは機械で激しい演奏を毎日続ければ、整調・調律・整音もそれに準じて必要になりますので、特にホテルのロビー等の営業用に毎日、何時間も演奏するような場合は、メンテナンス費用もそれなりに発生します。

そんなことが分かってきて、いつの間にか下火になったものと思われます。

ピアノの調律とメンテナンス

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


もう一つのピアノの選び方

トップの顔が見えるか?

ピアノはデザインがどれも同じなので、ピアノにあまり興味がない人が聴くと、どれも同じように聴こえるようですので、特にピアノ演奏が得意でない方にとっては、良し悪し、好き嫌いの判断が非常に難しいのではないかと思います。
そこで有名ブランドを選びご予算に応じてご購入を検討される方が一般的ではないかと思います

たとえばトヨタ自動車の代表取締役会長の豊田章男さんはメディアにも積極的に登場して車好きで知らない人はいないと思いますが、これが安心と信頼を生みます。

ですからトップの考え方(トップの顔)やメーカーの組織の体質から、ピアノ選びを考えるという方法もあります。

イタリアのファツィオリピアノの歴史は浅いですが、創業者のパオロ・ファチィオリさんがスタインウェイより弾き手のためのピアノを!という理念で立ち上げ、現在も創業者がトップのピアノメーカーですしメディアにも良く顔を出しますが、他のピアノメーカーでトップの顔が見えるピアノメーカーはあまりないように思います。

都内港区ファツィオリピアノ輸入元、ファツィオリ・ジャパンの代表のアレック・ワイル氏

ファツィオリピアノの創業者、パオロ・ファツィオリさん



チェコのペトロフピアノは、創業家一族の5代目のスザンナ・ペトロフさんが現在社長のピアノメーカーです。

弊社に来店頂いたヘトロフ社の社長のスザンヌ・ペトロフさん(写真右奥)
近所のうどん店にて

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日本のピアノファンにビデオでご挨拶


このようにトップの顔が見えるピアノメーカーはほとんどありませんが、いかなるメーカー(組織)でもトップの哲学(顔)が製品の品質にも大きく反映されるという意味でとても重要ですので、ピアノ選びはトップの顔を見ることも、ピアノ選びの大きな判断基準になるのではと思います。

ご提案のお薦めブランドもご参照下さい。
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ピアノの大きさによる性能差は?

アップライトピアノは背が高いもの、グランドピアノは奥行きが長いピアノが良いとされていますがその理由をご説明します。

写真はスタインウェイのAモデル(奥行188㎝)のもので、仕組みを分りやすくするために鍵盤の上のアクションを取り外したものです。


鍵盤の写真は、上側が奥行き155cm、下側が奥行き188cmのグランドピアノの鍵盤の比較写真です、極端には違わないのですが、鍵盤の長さか微妙に違うのが写真からご理解いただけると思います。

鍵盤を上から見た写真
鍵盤の真ん中あたりにフェルトが見えると思いますが、これはバランスピンと呼ばれるピンの穴で、このバランスピンが、丁度、シーソーの支点になり、鍵盤が演奏時に上下します。


鍵盤の上にアクションを載せた状態、写真はスタインウェイのAモデルです。


グランドピアノの大きさ(奥行きの長さ)による性能差なのですが、タッチに関して云うと、この鍵盤の長さによる違いが大きく、大きなピアノほど鍵盤が長くなるということが、表現力が良くなり弾いて気持ちが良いと考えられています。

 もちろん、大きいというのは鍵盤だけではなく、響板の面積も大きくなり、高音部の弦長はそれほど変わりませんが、中音から低音域の弦の長さは、大きなピアノになればなるほど長く取れます。

ですから同じ品質のピアノならば、大きなピアノほど豊かな低音を出し、いわゆる、ダイナミッツクレンジが大きいピアノになりますので、これらの相乗効果で、大きなピアノほど弾いて気持ちが良いことになります。

スタインウェイのフルコンサートピアノ 奥行274㎝

 

ファチオリF308  奥行302㎝


トータルに考えると?

 
トータルな魅力で考えると、やはり良質のピアノはコンパクトなピアノでも、響板やボディー全体が一体となって鳴りますので、大きさ以上の豊かな低音や中音域も出ますし、キラキラとした魅力的な高音域があります。

最近の傾向は、コンパクトで家具としても魅力的で、所有すること自体に喜びもあり、少し高価てもよく鳴りや音色が美しい、高級(高品質)な小型ピアノが好まれる傾向があります。

極端な例かも知れませんが、良く調整されたスタインウェイのSモデル(奥行155㎝)やイタリアの最高級ピアノ、ファツィオリピアノの最も小型の奥行き156㎝を一度、弾かれてみると、誰もがその快適さにびっくりされると思います。

理屈通りに行かないのが世の常ですが、まして趣味性の高いピアノという楽器のことですから、恋人と同じで、多少の無理をしても欲しいと思うかどうか?で最終的な選択が決まるのではないでしょうか。

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YOU TUBEで解説しています。
ピアノの調律とメンテナンスについての詳しい解説

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