演奏しながら鳥肌が立つ
京都市左京区 / 戸田 様
戸田様は、インターネットでお問合せをいただきました。実家と現在のお住まいは歩いてすぐの距離で、生まれも育ちも生粋の京都ッ子だそうです。大学卒業後、実家でヤマハのC7のグランドピアノ(約20年使用)でレッスンをしていましたが、レッスン場を現在のお住まいの2階ですることとなり、デザインや音色にもこだわって、今度ピアノを購入するなら是非ヨーロッパ製のピアノを、というお考えに至ったそうです。いろいろ研究の結果、ペトロフのグランドピアノが、第一候補に上がりました。
大体のことはカタログでわかるのですが、やはり、実際に試弾をしてみないことには判断がつきません。そこで、浜松までご一家で、ドライブがてら行っていただきました。他の輸入ブランドもお弾きいただきましたが、トータルな魅力で、ペトロフのチッペンデールのウォルナットのグランドピアノに決まりました。ただ、購入を決めたのが8月なのですが、日本への入荷の絶対数が少ない(月に1~2台)ことと、また途中ヨーロッパの大洪水などもあり、実際に納品されたのが11月半ばとなりご迷惑をおかけしました。浜松での出荷調整と納入調律は、浜松の職人で腕に定評のある山原氏にお願いをしました。新品のピアノも「三つ子の魂、百までも」の諺通り、特に最初の3年間で性格がほぼ決まりますので、より自分好みのピアノにしていくのが楽しみだそうです。写真は、納入調律時に同行した筆者が写したものです。この後、歩いてすぐの場所なのですがエモーショナルな雰囲気で、とても美味しいお蕎麦屋さんをご紹介いただき、楽しく食べてきました。京都というところは、美味しい店が多いのに、今更ながら関心しました。
追伸 戸田様の後日談「ピアノ(ペトロフ)ですが、日本製とは違い外装の細かいところをみると気になるところもあるのですが、肝心の音色は弾きこむほど音がよくなってきました。時々演奏しながら、自ら鳥肌をたてています(C7では全く経験しませんでした)。それほど、音色が美しいようです。」