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ピアノの防音対策

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ピアノ愛好家にとって防音対策は、実のところなかなか厄介な問題です。
ここではできるだけ安価で、音響的にも快適な防音対策をご提案したいと思います。

音の伝導には空気伝播音個体振動音の2種類があります。

音というとテレビの音や話し声をイメージしますが、これを空気伝播音と呼びます。それとは別に、壁を金槌で叩いた時に出るような音を個体振動音と呼びますが、この二つに対して防音対策を考える必要があります。

 

マンションの防音対策は、階下への個体振動音を防ぐのがポイント

マンション等の集合住宅の場合は、空気伝播音に加えて階下に伝わる個体振動を遮断してやる必要があります。

最近のマンションは気密性が高く、壁も150mm~180mmと厚く、壁だけで45db~50dbのお隣との防音効果(空気伝播音)が十分?あるので、問題は階下に鍵盤を叩くカタカタという振動や、ペダルを踏む時のドンドンという、いわゆる個体振動音がクレームになりやすく、これを防ぐ必要があります。

ですからマンションの場合は、階下への個体振動音の対策ができれば、あとは何とかなる?のレベルまで防音対策ができたと云えるかもしれません。

写真のピアノ架台は床面と架台の間に空気層を作り、階下への個体振動音と空気伝播音を同時に遮断します。

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マンションでの低コストで効果的な防音対策

階下への防音対策としてピアノ架台(個体振動音)と絶対的な音量を60%まで段階的にダウンさせることができるマスク装置(空気伝播音)を新品のディアパソン(GPにメーカーで装着)組み合わせた防音対策です。

この組み合わせならば、グランドピアノの空気伝播音と個体振動音の対策費用が合計で約40万円(ピアノ架台25万円、マスク装置15万円)ですので、小型グランドでしたらピアノ代込みで総予算200万円ほど(これは既製品の防音室並み)のご予算で、常識的な時間帯ならマンションでのグランドピアノ演奏がほぼ可能になります。

普段は響板の下部を開けて弾きます。

防音が必要な時は響板の下部を閉めて音量を低減させます。

レバーで簡単に響板の下部を開閉できます。

防音対策にディアパソンマスク仕様

一戸建ては二重サッシの隙間を10cm以上取るのがポイントです。

一戸建ての場合はお隣のお宅への空気伝播音に対する防音ですが、家のなかでは壁が最強の防音壁で、遮音に一番弱いのが窓ガラスになります。

お隣のお宅に面する窓を二重サッシにするのが有効ですが、その際には少しコストアップになりますが、ガラス戸とガラス戸の隙間の広さ(幅)を10cm以上(10cmの空気層を作る)とれば壁並みの防音効果(30db~40db)が期待できますが、最終的には壁の防音能力による差になります。

さらにグランドピアノの絶対音量を最大40%ダウンできるマスク仕様(15万円)にすれば、住宅環境により一概に言えませんが、深夜や早朝でない限り防音対策は十分なように思います。

防音対策別のメリットとデメリット

System 1ピアノマスク(防音仕様)

〇メリット
電子機器を使わず、ピアノ内部も加工や再調整をせず、単に物理的にピアノの上部と下部を段階的に覆うことで、演奏時の音量を最大60%までに抑え、適度な音量に簡単にコントロールでき、価格も15万円と安価でお薦めです。

〇デメリット
カワイとディアパソンの新品のグランドピアノに限定されること、納期が2ヶ月近くかかること、防音時の演奏では少し音が籠る感じになる。

>ピアノマスクの詳しいご案内

System 2消音ユニットを取り付ける

〇メリット
早朝、深夜でも、弾きたい時にいつでもヘッドホーンを使ってピアノが弾ける。
電子音源内蔵なのでピアノはもちろん、ビブラホン、ストリングスなど他の音色が楽しめる。

〇デメリット
取り付け時にハンマーの接近(距離)を多く取るように再調整する必要があり、そのために通常の演奏時(ヘッドホーンを使わない時)にも表現力の劣るピアノになる。

マンションの場合は音自体を消しても、鍵盤を叩く振動音や、ペダルを踏む際のドンドンという個体振動音が階下に伝わるので、前述のピアノ架台等のような階下への個体振動音対策が別に必要になる。

>仕組みから考えるサイレントピアノのメリット・デメリット

System 3防音室(ヤマハ、カワイのアビテックス、ラサール)を設置する

〇メリット
工期が短く(1日)効果的な遮音効果が期待できる。

〇デメリット
部屋の中に部屋を作るので部屋が狭くなり音響的も不利で高価である。

Ⅰ.社宅や賃貸住宅にお住いの方にはユニットタイプがお薦めです。

部屋を改造する必要がなく、解体と再組立てができ移転が可能なので、将来の転居先にも持ち込んで再使用ができるユニットタイプの防音室がお薦めです。

Ⅱ.自己所有の家やマンションの場合

選択1ヤマハ、カワイのイージーオーダータイプ

〇メリット
転居の予定がなく自己所有の物件のならば、同じヤマハ、カワイの防音室でも自由設計なので部屋を有効に使えるイージーオーダータイプがお薦めで工期も短い。

〇デメリット
部屋の中に部屋を作るのはユニットタイプと変わらないので部屋が狭くなり、サイズの点で移転先での再使用が難しい。

※防音室のカタログもお気軽にご請求下さい、防音に関するご相談も弊社までお電話かメールでご相談下さい。

選択2

①早朝や深夜に演奏しない方には部分防音がお薦め

防音室は、建物の構造により防音が弱い所と強い所がありますので、部屋の防音が弱い箇所のみ防音を強化する。つまり防音の弱い窓やドアだけを防音仕様にして、床は前出のピアノ架台を使用すれば、低コストで快適な演奏空間が可能です。

②深夜や早朝にも演奏したい方は本格的な防音室にする

どの程度の防音(能力)仕様にするか?で防音のコストも大きく違いますが、メーカー系のイージーオーダーの防音室のご予算があれば、部屋自体を快適な音響を含めて本格的な防音仕様するのがお薦めです。

 

>防音室(アビックス、ラサール)のメリット・デメリット

System 4ナイトーン

原理は従来のアップライトの弱音ペダル(真ん中のペダル)と同じで、ハンマーと弦の間にフェルトを挟むことで音量を下げる仕組みですが、これの高級版になります。(ナイトーンHPから)

〇メリット
電子機器を一切使わず、簡単に音量を20デシベルほどダウンさせることできるので、夜間でも気軽にピアノ演奏を楽しめ、従来の弱音ペダルより遥かに快適なこと。

〇デメリット
弦の間に挟むフェルトを個々のハンマーに正確に対応させるため、1台1台のピアノに手作業で製作するため、製作に手間がかかりアップライトピアノで8万円~グランドピアノで24万円~と高額になることと、消耗品なので使用頻度が高い場合は張り替えが必要になり、通常のメンテナンスも指定業者でないとダメだという制約があります。

System 5アコスティックピアノと電子ピアノの併用

深夜や早朝だけ電子ピアノを使い、通常はアコスティックピアノで演奏するのもシンプルで合理的な考え方のように思います。

電子ピアノも大仰なものでなくポータブルタイプを選び、スタンドもX型の折り畳み式にすれば部屋も有効活用でき持ち運びも簡単です。

>クラシックピアノの練習には電子ピアノは不向きです

ここでは主な防音対策をご紹介しましたが、どれも完璧なものはなくメリットとデメリットがあります。

詳しくは浜松ピアノ店まで直接ご相談下さい。

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