[ ]№1全ての調整の基本、鍵盤調整の解説
鍵盤調整が全ての土台、鍵盤が重い等の悩みはこれで解決
鍵盤調整とは全ての鍵盤がスムースに動き鍵盤の高さと深さを同じにする作業ですが、これだけで随分弾き易いピアノになります。
鍵盤の上にアクションが載っているので、その土台の鍵盤が狂っていると弾き難いだけでなく、全ての調整も狂うことになります。
しかし丁寧な鍵盤調整には新品で1日、中古品なら2日の作業時間が必要ですが、作業効率が悪いので今は高級ピアノを含め大概のピアノの鍵盤調整が省かれています。
なぜ1日~2日の作業時間が必要なのか?写真をご覧ください。
新品でも鍵盤を支えるピン磨きが必要ですが、中古品の場合は錆落としから始める必要があります
新品ピアノも磨いて仕上げはマックルーブでコーティング(錆止めと滑りを良くする)
鍵盤を支えるフロントキーピンの歪みを整えます
鍵盤のバランスホールの調整
フロントホールの調整
フロントホールの調整
バランスキーピンの並び調整
後は鍵盤の深さ、高さ均一にして、傾きを調整して鍵盤調整が完了です
鍵盤傾き調整と高さ調整作業を59秒の動画でご紹介
ご覧頂いたように鍵盤調整だけで新品で1日、中古品では2日の作業時間が必要ですが、いかなるピアノも鍵盤調整で弾き易いピアノになることがご理解頂けると思います。
鍵盤調整が完了してから次は№2のダンパー調整に入ります
№2、アクションとダンパーの調整
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
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弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、
一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、
これまで以上にピアノと良い関係が築けます。
浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール
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間違いだらけのピアノ選び ~ 目 次 ~
【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない
◎ピアノは8千個の部品
◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器
◎仕上げが整音
◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない
◎ピアノはセミオーダーの楽器です
【第二章】調整によるエピソードのお話
◎中古ピアノが高い勉強代に
◎安価でも高級ピアノより魅力的
◎ブランドを信じて購入したが失敗
◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満
◎値段ほど差がない高級ピアノ
◎好みのスタインウェイがなかった
◎丁寧な調整でヤマハでも満足
◎好みのスタインウェイを求めて
◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?
◎ヤマハは温泉に浸かったような音?
◎ピアニストと専属調律師のお話
◎腱鞘炎になって困っている
【第三章】中古ピアノの問題点
◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い
◎さらなる中古ピアノの問題点
◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?
【第四章】調整シーンを写真でご案内
◎グランドピアノの調整作業
◎アップライトの出荷調整作業
【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ
◎最近のピアノの生産事情
◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語
◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ
【第六章】日本のピアノ事情
◎毎年減少する日本のピアノ市場
◎余談ですがスタインウェイについて
【第七章】筆者のブランド選びの見解
◎コストパフォーマンスが高いか否か
◎ピアノは素材という考え方
◎メンテナンスについて
グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分
