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ピアノ日誌 / 植田 信五

ピアノの基本性能はメーカーのトップで決まる!

あらゆる組織(会社)の優劣(メーカーなら製品)はトップで決まると言われていますが、これをピアノ選びの観点からすると代表的なものがイタリアの高級機、ファツィオリピアノだと思います。

ファツィオリピアノの現役創業者 パオロ・ファツィオリさん


自らも演奏者であるパオロ・ファツィオリさんが、今更という周囲の反対を押し切り演奏者のために最高のピアノを作るという信念のもと1981年に創業したイタリアのピアノメーカーですが、ファツィオリさんの印象は人の好い田舎のおじさんという感じです、

ファツィオリピアノが凄いと思うことはいろいろありますが、たとえば従来のピアノは後から調整で修正が難しいところもファツィオリは修正できるようにしたことなど、良いと考える改良を全て設計段階で行っていることです。

実はこのファツィオリさんが最も頼りにしている技術者が日本人調律師の越智晃さんで彼は元スタインウェイジャパンの技術社員でしたので、彼が従来のスタインウェイのネガな部分を修正したのだ思います。

ファツィオリのフルコンサートピアノを個人所有する越智さん

越智さんはショパンコンクールで、日本人としては初めて外国のピアノ(ファツィオリ)の調整を任された調律師ですが、なんとこの時に使われたファツィオリのフルコンサートピアノを特別にファツィオリさんにお願いして個人所有していますが、その理由は経年変化をみたいのだそうです。つまり越智さんはファツィオリピアノにここまで入れ込んでいういうことの表れです。


写真左が越智晃氏、ファツィオリジャパン(港区)のショールームにて


調律師 越智晃氏のご紹介

ウィキぺディアより

シドニー国際ピアノコンクール:初めてFAZIOLIがこのコンクールに採用された2016年、最終審査に出場した全6人の参加者は、1人あたり協奏曲を2曲ずつ演奏しなくてはならず、最終審査全体として12曲の協奏曲が演奏された。その内、9曲の協奏曲がFAZIOLIでの演奏を希望され、FAZIOLI以外のメーカーのピアノで演奏されたのはたった3曲という状況になるほど参加者からの支持が圧倒的に強かった。

お勧めブランド ファツィオリ

 

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資料をご覧になった方の感想

弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ選びの基本的な考え方

ピアノの性能は調整と整音次第

ピアノには中古、新品、安価、高級とありますが、買い替えが難しいので慎重にならざるを得ないのですが、何をどう慎重に選んだら良いのかわからなくなるのではないでしょうか。

中古品は消耗品の良し悪しで一般には選び方が難しいところがありますが、今の新品に限って云えば、粗悪品はないので多少の個性はあるにせよ予算内で、デザイン等の外装がお気に召せばどれを選んでも問題ないと個人的には考えています。

その理由は、そもそも万人が好むピアノというものは存在せず、ピアノはイージーオーダーの楽器と考えているからです。

ピアノという楽器はイージーオーダーという考え方

イージーオーダーの楽器とは

ピアノは他の楽器と違い鍵盤から木とフェルトといった自然素材を多用した複雑なメカニズムを通して打弦する楽器なので、ピアノの特性、すなわちタッチや音色、表現力は、関わる調律師の情熱と手間のかけ方でその特性は大きく変わりますので、熱意と技術力のある調律師にかかると、最終的に自分の好みの特性(音色、タッチ)に変えていくことができる楽器だからです。ただ、そのような調律師が極めて少ないのが問題ですが。


コストパフォーマンスが高いか否か

ピアノ選びでもう一つ重要なことはコストパフーマンスが高いピアノか、低いピアノか?ということがあります。

ピアノの基本設計はどこも同じなので、一般論ですが有名ブランド(高額ピアノ)ほどブランド料が上乗せされてい分コストパフォーマンスが低い傾向があります。逆にいえば無名ブランドのピアノの方がコストパフォーマンスが高いと云えます。

ピアノ選びの基本

結論として、予算内でできるだけコストパフォーマンスの高いピアノを選び、熱意と技術力のある調律師に部屋の音響を考慮しつつ自分好みに仕上げてもらうと満足度の高いピアノになります。

弊社がお薦めしているブランドは全てコストパフォーマンスが高いピアノという意味でお薦めしています。

弊社のお勧めブランド


他府県からのグランドのご試弾が増えています


ピアノの調律とメンテナンス





 

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浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノと調律師の関係を知れば、もっとピアノがわかる

高級ピアノであればあるほど無垢の木やフェルト類の自然素材が多く、その複雑なメカニズムの構成部材に必ず伸縮や歪みが出るので、これらの修正と擦り合わせ調整をして、最終的に音色やタッチを演奏者好みに仕上げてくれる調律師が必要です。

ピアノはイージーオーダーの楽器という概念


弦楽器は構造がシンプルで演奏者の指や腕で直接演奏するので条件が違いますが、ピアノの場合は、いかな名器を名演奏者が演奏しても整調・調律・整音が不十分ならば、特にクラシックの場合は演奏者が意図した演奏ができないので聴くに堪えない演奏になるのは間違いありません。

専属調律師のお話

ピアノにはそのような事情があるので、故、中村紘子さんは、自宅のピアノはもちろん全国ツアーには、調律師の故、鶴田昭弘氏と契約してましたし、内田光子さんが来日された時やブーニンはファツィオリ・ジャパンの越智氏を指名されていました。

多くのホールはスタインウェイなので地元の調律師で十分と思われるかも知れませんが、同じスタインウェイでも音色やタッチの特性は調整や整音次第なので、全国ツアーをするようなピアニストは、演奏者の好みを理解してそれを正確に具現化してくれる調律師と専属契約を結ぶピアニストもおられます。

ピアノをブランドイメージだけで選ぶと失敗する

そのような事情からブランドイメージだけでピアノを選んでも満足のいくピアノを見つけるのは難しいという話ですが、そのあたりがピアノ選びの問題点ではないでしょうか。

NHKの「もう一つのショパンコンクール」で裏方である調律師の苦労が取り上げられていましたが、個々のピアノの性能を演奏者が満足する性能特性を引き出すのは調律師次第のように思います。



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資料をご覧になった方の感想

弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

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