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ピアノ日誌 / 植田 信五

ピアノの調整は、歯の矯正と噛み合わせ調整に似ています

ピアノは複雑なメカニズムで鍵盤から打弦します

ピアノのアクションと鍵盤






ピアノの調整は歯の矯正と噛み合わせ調整に似ている

歯の矯正と噛み合わせ調整をすると食べ物がサクサク噛めるのと同じで、ピアノは鍵盤から複雑なアクションメカニズムを通じて打弦する楽器です。

故に鍵盤から打弦に至る全てのメカニズムがロスなくスムーズに動き、弦のスイートスポットを的確に叩くように調整することが必要です。それらの擦り合わせ調整が的確に行われると、音色もさることながら、唄うように弾けるピアノ、つまりピアニシモもフォルテシモを力むことなく演奏者の意図したような演奏が可能になります。

残念ながらほとんどのピアノの調整が省かれている

メカニズムの手作業による擦り合わせ調整には長い作業時間、具体的に新品で3日間、中古品なら1週間以上の作業時間が必要なのでコストがかかりますので、今では高級ピアノのスタインウェイですら納品前の調整(出荷調整)はメーカー都合で5時間に制限されているので、他のピアノは推して知るべしと云ったところです。
詳しくは弊社の下記の無料進呈の資料で解説しています

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資料をご覧になった方の感想

ピアノ愛が深まります

弦楽器等、他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノに対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。
  
浜松ピアノ店代表 植田 信五  筆者プロフィール                                    


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの擦り合わせ技術について

日本は技術大国として世界的に有名で、日本の技術なしに世界は成り立たないジャンルがたくさんあるようです。

たとえば岡山にナカシマプロペラという大型船舶のスクリューでは世界シュア№1の会社がありますが、他社では真似ができないのが、スクリューの最終の仕上げ工程で、職人が手で仕上げることにあるようです、一見、現在のハイテクのコンピューター技術で最終仕上げが出来るように思われるのですが、職人の技術には及ばないようです。つまり技術立国の日本を裏で支えているのは職人の擦り合わせ技術にあるようです。

ピアノも仕上げの擦り合わせ調整が重要

あまり知られていませんが、身近なピアノという楽器の性能を高めるには、これも職人(調律師)による擦り合わせ調整が最も重要です。

写真左がショパンコンクールで日本人として初めて外国製のピアノ(ファツィオリ)を任された越智さん(ファツィオリジャパンにて)

調律師 越智晃氏のご紹介










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  浜松ピアノ店代表 植田 信五  筆者プロフィール                                    

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植田 信五


ピアノは値上げが続くのは円安のためか!?

2026年度のスタインウェイの新価格が10%ほどの値上げで発表され、それを受けてピアノはまだ値上げが続くのでしょうか?というご質問を頂きました。

スタインウェイは長く毎年5%程度の値上げが恒例になっていますが、これが毎年続くと今はとんでもない高価格になっておりアップライトの黒でも一千万円越えなので、もう普通の人がスタインウェイを無理して購入しようと思っても買えない金額になってしまいました。

日本では千円のラーメンが、フランスでは3千円、おにぎり1個が900円するそうなので、日本の3~4倍の価格です。そう考えるとスタインウェイの価格が3倍になっても不思議ではありません。

先日、テレビでデンマークで日本食の定食屋さんの話が出ており、そこでは日本では普通の定食が¥6.000-でしたが、お客さんの月収を聞くと150~200万円だそうでビックリしました。デンマークは日本に比べて給与が5倍、物価も5倍のようで、そんな話を聞くと日本人にはヨーロッパ旅行はもう無理だと思いまました。

これはピアノも同じで日本が貧しくなったというよりも、為替レートが大幅な円安に振れているためではないかと個人的に考えています。

逆に為替レートが極端に安い中国製ピアノがお買い得

今トランプさんの中国製品に対する高関税が注目されていますが、調べてみると中国の人民元の為替レートはなんと理論数値の五分の一と、異常な人民元安だそうで、この為替レートだと中国国内で一千万円の中国製ピアノが日本に輸入すると200万円になる計算です。

お陰でドイツの老舗ブランドのグランドが日本で206万円から購入できます


日本のピアノ愛好家の皆様にご挨拶

現在、ドイツでのピアノ作りは非常に高コストになっており、ピアノ愛好家の皆様に、リーズナブルで高品質のピアノを提供するために、思い切って2003年より中国にドイツの製造ラインを移築して製造することを決断しました。

試行錯誤の末、今では何とかMADE IN GERMANYの品質を保つことができるようになり、お陰で高いコストパフォーマンスという観点からも、地元ヨーロッパのピアノ愛好家の方々からは、以前にも増して高いご支持を得ており、日本の皆様にもリーズナブルな価格でヨーロッパのピアノを提供できることになりました。


フォイリッヒ CEO Ernest Bittner
オーストリア、ウイーン本社から


ピアノの生産国表示の業界ルールとは?

お勧めブランド フォイリッヒ


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