[ ]ピアノの寿命は何年位と考えるべきか?
結論から云えば、修理(リニューアル)をすれば何年でも使えますが、費用対効果で、買い替えた方が合理的か否か?となりますが、一番はオーナーがどれだけの愛着が持てるピアノかどうか?ということが重要ですし、高額になった今のヨーロッパ製ピアノの場合はアップライトで250万円以上、グランドなら1千万円以上ならオーバーホールする合理的な価値があります。
ピアノのリニューアルは1台1台手作業なので作業効率が悪く、ピアノを1台製作するほどの費用がかかりますし、関わる技術者の腕次第で出来上がりも大きく異なります。
以前、ある高校の100年以上前のスタインウェイGPをハンブルグ工場でリニュアルしたことがありますが、この時は600万円ほどの修理費用の請求がありましたが、この場合はメーカーならではの修理で響板やアクション含めてほとんど新品に交換されていました。
一言にリニューアルと云ってもどのような技術者がどこまでやるかということでコストが異なりますが、内容的には弦やハンマー、フェルトやクロス類という消耗品を新品に交換し、外装の修理と再塗装してから再調整するのが本来のリニューアルという概念ですが、それ以上となると響板やアクションもそっくり新品にそっくり交換する(前出の例)こともあります。
代表的な消耗部品のハンマー

消耗部品の弦

たくさんのフェルトやクロスが使われていていますが、これも消耗品です。


弊社でリニューアルした1965年製スタインウェイ C-227
(セミコンサートモデル)お客様宅にて

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に弊社作成の資料を無料進呈しています
資料をご覧になった方の感想
弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。
浜松ピアノ店代表 植田信五
筆者プロフィール
ネット上では公開できない業界の矛盾店や裏話を満載、全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです DVD付






0120-174-016




