[ ]ほとんどのピアノが中国で作られるのは極端な元安だから
中国の通貨の元が極端に安いこと
今では全てヨーロッパ(本国)で作られているピアノは、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ファツィオリ、ペトロフ等のごく限られたブランドで、それ以外のピアノはドイツ製、日本製と云っても事実上中国で部材として生産、この場合の表記はドイツ製、日本製と表記、全面委託生産された場合のみ中国製と表記されるのが業界ルールです。
共産主義国家ならではの固定相場制
輸出入する際に重要なのは為替レートで、円安とかドル安とかよく話題になりますが、中国の元安とか元高とか話題になることはありません、それは共産主義国家ならではの固定相場になっているからです。
固定された超元安お陰でピアノに限らずあらゆる中国製品が格安で世界に輸出されています。
今の為替相場は一元が20円ほどですが、これは専門家の話ですと一元が100円から140円が本来の為替相場だそうです。
この為替レートだと日本で200万円で購入できる中国製ピアノは、中国国内では一千万円以上のピアノということになります。
仮にトヨタの300万円のカローラを中国で生産して日本に輸入すれば、理論上50万円位で日本で販売できることになるので、トランプさんが中国に関税で文句をいうのは正解です。
中国上位3社の生産状況
№1 広州 パールリバー 国営 年間生産台数 約8万台
№2 杭州 ヤマハ 外資(日本) 年間生産台数 約5台台
№3 ハイルーン 民営 年間生産台数 約4万台
中国ハイルーンの広報誌から
日本のピアノ愛好家の皆様にご挨拶
現在、ドイツでのピアノ作りは非常に高コストになっており、ピアノ愛好家の皆様に、リーズナブルで高品質のピアノを提供するために、思い切って2003年より中国にドイツの製造ラインを移築して製造することを決断しました。
試行錯誤の末、今では何とかMADE IN GERMANYの品質を保つことができるようになり、お陰で高いコストパフォーマンスという観点からも、地元ヨーロッパのピアノ愛好家の方々からは、以前にも増して高いご支持を得ており、日本の皆様にもリーズナブルな価格でヨーロッパのピアノを提供できることになりました。
フォイリッヒ CEO Ernest Bittner
オーストリア、ウイーン本社から
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
弊社作成の資料を無料進呈しています 資料をご覧になった方の感想
構造がシンプルな弦楽器等と違い複雑なメカニズムを持つピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、その特殊性をご理解頂くとピアノに対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。
浜松ピアノ店代表 植田 信五 筆者プロフィール
資料内容の詳しいご案内のページへ
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載
全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです
ピアノの調律とメンテナンスのDVD付