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ピアノが好きな人はピアノ業界で仕事を!?

ちなみに私の場合は学生の時に音楽部に所属してオペラなど経験したのがピアノ業界に繋がったように思いますが、改めて私の周囲のピアノ業界を探せばそこそこいます。

代表的なのはファツィオリの創業者のパオロ・ファツィオリさん

有名なところではファツィオリ創業者のパウロ・ファツィオリ氏がいます、彼は創業時は周囲から猛反対されドンキホーテと言われたそうですが、熱い情熱で仕事を軌道に乗せました、スタインウェイを退社してファツィオリジャパンを立ち上げたアレックワイル氏やピアノプレップの山内君などはピアノが好きで演奏も得意です。

好きなことを仕事にしている人は、仕事に対する熱量が大きく、何より仕事が楽しそうで比較的、幸運にも恵まれているように思います。例えば前述のアレックワイル氏は、今回のショパンコンクールの期間中に、わざわざ開幕時と決勝の時に日本から2度もワルシャワに行っていますが、好きでないとできないことだと思います。

前描きが長くなりましたが、弊社に江崎さんという若手の調律師がいますが、彼女はピアノ演奏が好き(音楽科卒)に加えてピアノの調整作業も好きでいつも楽しそうに仕事をしています。小さい頃から長年ピアノを弾いて来たため、特にピアノの音色に関して敏感ですので彼女の整音したピアノは魅力的です。

調律師もピアノ愛好家が好ましい

理由は、ピアノ演奏が好きな調律師は幼い時からピアノを弾いてきているので、彼女の作業を見ていると、特に音色に関しては敏感で、感覚が勝負の整音も細かい違いも良く気がつき、演奏者の好みに合わせた音作りができるようです。



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調整中のスタインウェイのアップライト(中古品)


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資料をご覧になった方の感想

弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


シゲルカワイのメンテナンスのご報告

弊社を通じてシゲルカワイをご購入頂き、納入調整だけはカワイのMPAの方が行い、その後のメンテナンスは弊社で行なうこととなりました。

実はこのシゲルカワイをご購入頂く前に使用していたヤマハG3が、他社で毎年定期メンテナンスを行なっていたにもかかわらず不調で、改めて弊社が調整の依頼をいただき、その際の仕上がりに大変感激していただいて、人生最後のピアノということで弊社を通じてシゲルカワイをご購入頂きました。

今回お伺いした際に、気になるところをお聞きしたところ。。。

「まず低音部の音色がおかしい」と。

どのようにおかしいのか詳しくお聞きしたら、


ラの音を弾いて

「このラの音が金属的な音が混ざっていて、隣のソの音はこんな音色はないのに、ラとレも耳につくような金属的な音が混ざって聴こえる。好みの音色ではない」とのこと。

これは納入調整の際にMPAの方にお伝えしたにもかかわらず、何も変わってなかったそうです。
※後日、他のMPAの方から話を聞くと、たぶん月の調律の台数をノルマがあるので、次の訪問先に行かざるを得なかったのでしょうという回答でした。

 

他には気になるところはないかお聞きしたところ。。。

 

「タッチが重いかな・・・」

 

今回のご要望は以上で、調整にとりかかろうと・・・その前にお客様と一緒に内部のチェックをしました。

 

 

 

まず鍵盤を軽く持ち上げたら、

ほとんどの鍵盤が下りてこない・・・

この時点でブレーキがかかっているので重くなる原因になります。
泥濘のある地面を車で走るような感覚です。

 

 

 

定規をあててバランスキーピンの並びをチェックしてみると・・・

 

 

デコボコです。最高音の鍵盤に関しては凄く高い位置に。

 

 

 

 

鍵盤を先端を持ち左右に振ってみると遊びがなかったので、裏に貼ってある赤いクロスを圧縮して調整しようと確認してみると、クロスの接着が剥がれていました。

コテ(アイロン)をじっくり当てて再接着しました。

 

 

 

鍵盤のバリ(切断加工の際に加工面に発生する残材部)がたくさん残っていました。
スタインウェイなどの高級ピアノではバリはきれいに取り除かれていますが、中でも最高にきれいな仕上がりはファツィオリです。
以前ヤマハのピアノで鍵盤から雑音がしていて、見てみるとこのバリが隣のバリと擦れていたことがありました。正直、工場でこのバリ除去の工程は徹底して行なってほしいものです。

 

 

 

 

今回の作業内容は、

・バランスキーピン並び調整
・フロントキーピン傾き調整
・フロントキーホール調整
・バランスキーホール調整
・棚板調整
・ジャック前後高さ調整
・ハンマー接近調整
・ハンマードロップ調整
・打弦距離調整
・レペティションスプリング調整
・調律
・低音部の整音

 

以上の項目を調整し5時間かかりましたが、最後にご試弾いただいて、

 

「低音の音色も良くなった。鍵盤もすごく滑らかになった。」とOKいただけました。

やはり喜んでもらえると嬉しいものです

弊社でピアノを購入するメリット


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資料をご覧になった方の感想

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浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノはなぜ丁寧な調整が必要なのか?

ピアノは内部に木とフェルトを使った複雑なメカニズムを持つ特殊な楽器

グランドピアノの鍵盤、アクション、ハンマー



ピアノはなぜ精密調整が必要なのか

鍵盤から木とフェルトで構成された複雑で精工なメカニズムを持つピアノという楽器は、天然素材故に必ず素材の収縮や歪みが出るので、それらを調律師の手で修正と擦り合わせの調整が必要です。

これはいかに高級ピアノでも、本来の性能を求めるなら、それらの丁寧な擦り合わせ調整が新品時はもちろん、日頃のメンテナンスでも必要です。

一般的にピアノは音程を合わせる調律の必要性は理解されても、手間がかかるメカニズムの調整(新品で一通りのやる出荷調整で3日間、中古品なら倍以上の作業時間)の必要性を理解されていないので、大概のピアノは新品時から手間(コスト)がかかる調整が省かれています。

これは人間の歯に例えると、先ず歯の矯正をしてから嚙み合わせ調整をすると物が良く噛めるのと似ています。


調整の必要性とその意味

ピアノは鍵盤からの力をメカニズムを通じて打弦する仕組みですが、演奏者が望むように音を出すには適切な力で鍵盤を叩きその力がハンマーに届き、ハンマーが弦のスイートスポットを正確に叩く必要があります。そのためにはパワーロスがなく、演奏者の意図したように正確に動く必要がありますが、それがピアノの整調の必要性です。

ホールのスタインウェイの定期メンテナンス風景

保守点検 年1回、メカ二ズムを初期化して正常な状態に戻す作業(2日間)


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浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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