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独自の出荷調整で音色・タッチ・表現力が大幅に向上します

メーカーの出荷調整は故障の有無のチェック程度です

実際にメーカーが行う出荷調整は、簡単にいうと不具合や故障の有無をチェックする程度のものに過ぎず、実際にかける時間はグランドピアノのレギュラーシリーズで2時間半、プレミアムシリーズでも8時間で、これがそのまま届けられ納入後に調律だけされ引き渡し完了となります。

木やフェルト類は必ず伸縮や歪みが生じる

ピアノの主要メカニズム部品の木やフェルト類は、必ず伸縮や歪みが起こるのでこれらを手作業で一つひとつ修正して丁寧な摺合せ調整をする必要がありますが、これには手慣れた技術者でも24時間(中古品はその倍以上)必要で、いかなるピアノであれ丁寧な出荷調整でタッチや音色、表現力が30%以上向上します。

今では高額なスタインウェイでも日本では5時間制限されているので明らかに調整不足ですが、それは合理化を最優先する経営幹部が、ピアノという楽器は鍵盤から複雑なメカニズムを通じてリモートコントロールで打弦するという特殊性を理解していないので、手間がかかる出荷調整が大いなる無駄と考えているからです。
※中古品はそれ迄の癖をリセットする必要があるので1週間程度の作業時間が必要です。

弊社の26項目の出荷調整でタッチ、音色、表現力が大幅に向上します

  1. ネジの増し締め(AC・本体など)
  2. 鍵盤のバランスピン・フロントピン磨き
  3. 鍵盤バフがけ(鍵盤をピカピカに)
  4. 鍵盤調整(バランス・フロントホール調整)
  5. 棚板調整
  6. 鍵盤高さ(ならし)・間隔調整
  7. 弦合わせ(走り・ねじれ・間隔)
  8. サポート(ウィペン)合わせ
  9. バックチェック調整
  10. ジャック位置調整(前後・高さ)
  11. キャプスタン調整(前後・左右)
  12. 打弦距離調整
  13. 鍵盤深さ調整
  14. ハンマー接近調整
  15. ハンマードロップ調整
  16. ハンマーストップ調整
  17. レペティションスプリング調整
  18. ブライドルワイヤー調整
  19. ダンパーかかり調整
  20. ダンパー総上げ
  21. ダンパーストップレール調整
  22. ソステヌートロッド調整
  23. 各ペダルチェック(踏み込み量・遊びなど)
  24. 調律
  25. 整音
  26. 雑音・共鳴チェック(蝶番・ペダルなど)



弊社の出荷調整作業を動画で具体的にご紹介していますので、お時間が許せばぜひご覧ください。


先ずは全ての土台である鍵盤調整から始めます

№1.鍵盤調整

鍵盤がスムースに動き、全ての鍵盤の高さと深さを均一にする作業で、これが全ての基礎になるので重要で作業時間は約8時間が必要です



№2キーフロントホール整調作業を動画でご紹介


 

 

№3棚板(ベティングスクリュー)の調整作業を動画でご紹介

 

 

№4 鍵盤傾き調整と高さ調整作業を動画でご紹介

 

 

№5 弦合わせ調整作業を動画でご紹介

 


№6サポート合わせ調整作業を動画でご紹介

 


№7バックチェック合わせ調整作業を動画でご紹介

 

 

№8 ジャック前後・高さ調整

ジャック前後調整作業を動画でご紹介

 



ジャック高さ調整作業を動画でご紹介

 



№9鍵盤の深さ調整

白鍵の深さ調整作業を動画でご紹介

 

 

黒鍵の深さ調整作業を動画でご紹介

 



№10 ハンマー接近調整作業を動画でご紹介


 



№11ハンマードロップ調整作業を動画でご紹介



№11打弦距離調整作業を動画でご紹介

 



№12ハンマーストップ調整作業を動画でご紹介


 



№13レペティションスプリング調整作業を動画でご紹介






№14ダンパー調整作業

ダンパーレバー・ブロック調整作業を動画でご紹介

 



ダンパーかかり調整作業を動画でご紹介

 



ダンパー総あげ調整作業を動画でご紹介

 



ダンパーストップレール調整作業を動画でご紹介

 


№15 調律作業を動画でご紹介

 



 №16ハンマー弦あたり調整作業を動画でご紹介

 



№17 ハンマー弾力調整(整音)作業を動画でご紹介



ピアノが持つ本来の性能を発揮させるためには、いかなるピアノであれ丁寧な調整が不可欠です。

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に


弊社作成の資料を無料進呈しています 資料をご覧になった方の感想

弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、
一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、
これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです DVD付

独自の出荷調整で音色・タッチ・表現力が大幅に向上します

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの性能は丁寧な出荷調整とメンテナンスで決まる

出荷調整には3日間の作業時間が必要

安価、高級、中品に関わらずいかなるピアノであれ、納品前の丁寧な出荷調整(新品で3日間、中古品なら1週間以上)と納入後のメンテナンス(調整、調律、整音)で決まります。この当たり前のことが世間ではほとんど理解されていません。

一般的に調整に対する概念が希薄で、ピアノの調整とは歯に例えると、歪んだ歯を矯正して噛み合わせ調整をすると物が良く噛めるようになるのとよく似ています。
ピアノのメカニズムに使われている主な材料は木とフェルトですが、これらの部材の伸縮や歪みを調律師の手で一つ一つ修正して擦り合わせ調整をして、ロスなくハンマーが弦のスイートスポットを叩くようにして、ハンマーの硬さを調整(整音)してやると、演奏者の好みのタッチと音色に近づきます。

独自の出荷調整で音色・タッチ・表現力が大幅に向上します


メンテナンスも同様内容で最低でも半日作業が必要です

メンテナンスも同様の作業ですが、出荷時に丁寧に出荷調整を行っているピアノなら、調整も微調整で完了しますが、それでも半日の作業時間が必要になります。調律だけなら1時間少々の作業時間で終わりますが、毎回のメンテナンスでも調整の微調整も必要です。

ホールのスタインウェイは1年に一度、2日かけて調整全般を行います






ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に


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 資料をご覧になった方の感想

弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


メルカリの中古ピアノの問題点とは

最近の中古ピアノの買取の現状

以前はどんな古いピアノでも買取できましたが、最近は輸出先の中国が極度の不景気(売り上げが9割ダウン)で、中国に買い取ってもらえなくなりました。そんな状態なので古いピアノは引き取っても持って行く所がなく、少し古いピアノは買取業者の値段がつかず、引き取り運送費はお客様負担、或いは廃棄手数料まで発生する始末です。

そんな中古ピアノがメルカリ市場に流れています

気になったのでメルカリで販売されてる中古ピアノの一覧を見てみると、価格は2万円~3万円から高いもので10万円台で、製造年が表記されていないものも多く、いずれも現状渡しで納入運送費は購入者負担、品代は代引き、返品不可となっていました。

古いピアノはどんな問題が発生する可能性があるか?


①後々高額な修理費用(オーバーホールの必要性)

どんなに高級ピアノでも50~60年も経過するとそろそろチューニングピンが緩くなってきて調律がすぐに狂うようになりますが、これは見た目ではわからず、しばらく使用してみないとわかりません。
その場合はピアノを一旦お預かりしてチューニングピンを一回り太いピンに交換する必要がありますが、その際は全ての弦の交換が必要になり、それだけで費用が30万円以上かかります。



②その他の消耗品の交換も

ピアノ内部にはフェルト類も多くそれらの交換も必要になります。
写真は実家のピアノを新居でお子さんに弾かせるためにお預かりしている1996年製のピアノですが、バットスキン、キャッチャースキンを交換していることころです。スキンを貼り替えないと古くなったスキンが滑り弾いてもハンマーが2度打ちになります

鍵盤のフェルトも交換します




③外装磨きは勿論、調律や調整、整音が全く出来ていません

ピアノ店に並ぶ中古ピアノに比べメルカリ出展の中古ピアノは一見安価なのでお買い得のように見えますが、ピアノが本来の性能を発揮するためには、古いピアノほど費用が高額になりますので、基本的にあまり古い中古ピアノは最初から店頭で販売しません。

独自の出荷調整で音色・タッチ・表現力が大幅に向上します

ただ思い出深いピアノであるならば、経済的合理性を無視しても丁寧なオーバーホールをお勧めします。

浜松ピアノ店の中古ピアノが商品になるまでVol.1~Vol.5

お子様にはどんなピアノを選んだら良いか?

 

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弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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植田 信五


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