ピアノの性能を最大限引き出すために

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ピアノ日誌

Piano Diary

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ピアノを育てるという発想

多くのユーチューバーピアニストの方にコンサート前日に、指慣らしのために弊社をご利用頂きます
そのような折、帰り際に展示中の中古品のスタインウェイのアップライトが目に留まり、少し弾かせて頂いても良いですか?ということで弾いてもらいました。
※スタインウェイのアップライトは絶対数が少なく、多くの方が弾いたことがないので興味を持たれるようです。

その彼が曰く「あまり弾かれてないですね、育てがいのあるピアノですね」と仰いました。
そうなんですね、ピアノは自分好みに育てていく楽器なのです、さすがピアニスト、ピアノのことが良く分かっておられると感心した次第です。

ピアノという楽器はイージーオーダーという考え方

スタインウェイの極上のアップライト(中古品)が入荷しました!

 



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弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


知っておきたい良い調律師の定義

大手メーカーの幹部が来店された折に、あえて良い調律師とはどんな調律師と思われますか?という質問をしてみたところ、曰く「人柄の良い人」という返答をされました。

勿論、人柄の良いに越したことはなのですが、期待した答えと違い、がっかりしました。


今回は筆者の観点から良い調律師の定義をさせて頂きます。

ピアノは内部に木と金属、フェルトを使った複雑なメカニズムを持ち、これらを介してリモートコントロールで打弦、演奏するという意味で独特の楽器です。

かつてのTV番組で中華の哲人が大きな鍋で瞬く間に美味しい中華料理を作っていましたが、複雑でデリケートなメカニズムを持つピアノはいかに名人と云えどもそうはいかず、地道な作業を時間をかけて手を抜かず順番通りやっていくことが重要になりますが、これができる調律師が良い調律師ということになります。

整調

演奏者の指の細かい動きを、鍵盤を通してロスなく正しく弦の最適な位置をハンマーで叩くように調整し、鍵盤からハンマーまでの動きを全鍵揃える調整(15時間以上)



調律
約230本の弦を引っ張り正しい音の高さに合わせる調整(1時間~1時間半)





整音
弦を叩くハンマーフェルトの形状を整え、弦との嚙み合わせや、針を刺して弾力を整え、全てのハンマーの音色の固さ揃える調整(2時間以上~)



具体的にグランドピアノの主要な調整項目を挙げてみます

整調(鍵盤・アクションメカニック・ダンパー(15時間以上)

◎鍵盤(バランス・フロントキーピン)磨き
◎鍵盤(バランス・フロントキーピン)位置・傾き調整
◎鍵盤(バランス・フロントホール)調整
◎棚板調整
◎鍵盤(白鍵・黒鍵)高さ調整
◎弦合わせ(走り・ねじれ・間隔)調整
◎サポート合わせ調整
◎バックチェック合わせ調整
◎ジャック位置(前後・高さ)調整
◎鍵盤深さ(沈み量)調整
◎ハンマー接近調整
◎ハンマードロップ調整
◎打弦距離調整
◎ハンマーストップ調整
◎レペティションスプリング調整
◎シフトストップネジ調整
◎ダンパーかかり(始動)調整
◎ダンパー総あげ調整
◎ダンパーストップレール調整
◎ソステヌートロッド調整
◎各ペダル調整(踏み込み量・遊び)

調律(1時間~1時間半)

整音(2時間以上~)
ハンマー整形
弦あたり(3弦・2弦合わせ)
ハンマー弾力(針入れ)調整


雑音・共鳴・各ペダルチェック

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調律師に向いてる人、向いていない人

調律師に向いている人とは、一般的にピアノや音楽が好きな人、音感が優れている人をイメージします
が、実はそれより大切なことがあります。

機械(メカニズム)いじりが好きな人が調律師に向いている

調律師と云えば音を聞きながら調律(調弦)しているイメージが強いですが、これはある程度の台数を消化すればできるようになるし、調律(調弦)作業に要する時間は1時間少々です(大半の調律師はここで作業が終了)

調整は地味な作業の連続です

しかしピアノ本来の性能を引き出すためには調整、つまりメカニズムの擦り合わせ調整と最適化(歯の矯正と噛み合わせ調整のようなもの)がとても重要で、この調整より初めて本来の性能を発揮します、しかしこの調整に要する作業時間は調律時間の何倍もの作業時間が必要になります。

例えば1台の新品のグランドピアノの調整に要する時間は、一通りやるだけで約3日間(24時間)、中古品ならその倍以上の作業時間が必要になりますが、全て手作業なのであまりにも作業効率が悪い(生産性が低い)ので、今は大半のピアノの調整が大幅に省かれています。

しかも整調(調整)作業は、長時間の地味な作業の連続なので、この地味な作業が苦痛だったり面倒臭いと感じる人は、少なくともメンテナンスの質(整調・調律・整音)が求められるこれからの時代にの調律師に向いてないように思います。

ピアノの調整は地味な作業の連続です





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