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グランドピアノの奥行きの違いの差は何か?

スタインウェイのフルコンサートピアノ(奥行き270cm)





奥行きが長いほど低音域が魅力的になる

ピアノの奥行きが長く(UPなら背が高い)なると低音域の巻き線が長く張れるために細い巻き線が使用できるので、明瞭で柔らかい魅力的な低音が出せます、試しにコンパクトなアップライトをお弾きになる機会があれば試して頂きたいのですが、極低音を弾くと音階にならないほどになります。やはりベースになる低音域の巻き線が細くなることにより、低音域の音色が明瞭で魅力的になると気持ち良さが違います。

鍵盤の奥行きも長くなる

鍵盤の大きさはどれも同じですが、違いは鍵盤の奥行きが長くなること、鍵盤はシーソーの動きになりますが、鍵盤の奥行きが長くなると長い分だけ溜めができ弾いた時にしなやかなタッチになります。但し、スタインウェイの場合でいえば3種類しかなく、セミコンサートとフルコンサートはピアノの奥行きが違っても鍵盤の奥行きの長さは同じになりますが、他のメーカーも事情は同じだと思います。

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資料をご覧になった方の感想

弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 筆者プロフィール


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの音色はハンマーの硬さにより微妙に変わります

左からスタインウェイ、ヤマハ、カワイのハンマー



ピアノ愛好家の方はご自身の弾くピアノの音を良く聴かれていますが万人が好む音色というものはありません。そのためには先ずはハンマーの形を整え(ハンマー成形)た上で、ハンマーの硬さを調整して音色を演奏者の好みに整えていきますが、これを整音と呼びます。すなわちハンマーを硬くすればきらびやかな音色になりますしハンマーに針で少しクッションを入れて柔らかくするとソフトな音色になります。

いずれもデリケートな作業であまりやり直しができないので、演奏者の好みを良く聞いた上で慎重な作業が必要です

ピアノの整音は調律師の感性が重要です


ハンマーを一皮削ると硬い面が出てきます





ハンマーに針を入れると柔らかくなります



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


スタインウェイアップライトピアノ 調整中 Vol.1

初めまして、調律師の江﨑です。

少しずつではありますが皆さんにピアノが綺麗になっていく様子をご紹介していきたいと思います!

 

先週辺りから、珍しいスタインウェイのアップライトピアノを調整しています。

チューニングピン・バランスキーピン・フロントキーピンを磨いたbeforeとafterの写真をご覧ください🎵

ピンのサビや汚れは、ピアノの弾き心地や音に影響するのでしっかりと磨きます。

 

中身までピカピカなピアノを見ると嬉しくなってより作業に力が入りますね😊

弾いていて楽しいピアノにできるよう引き続き頑張ります!

 

音楽的な調律を心がけています

江﨑 藍


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