[ ]中国の極端な元安と高関税のピアノ業界への影響
中国が世界最大のピアノ生産国であり最大の消費国でもあります。
中国がピアノの最大の生産国である理由は、他国から最大市場の中国へピアノを輸出すると中国政府から35%の高関税を取られるので、近年は日本のヤマハ、カワイをはじめ欧米のメーカーも中国で生産あるいは委託生産して中国国内で販売(関税がゼロ)しています、ちなみに日本へのピアノの輸入は関税ゼロです。
しかし今はピアノの最大市場の中国が極端な不況で中国国内のピアノ販売が90%減となり、頼りの中国でピアノが売れなくなり、スタインウェイを始めヤマハ、カワイも中国の売り上げ減を他国でカバーできないので苦労しています。
極端な元安で中国から世界にピアノを輸出
中国の通貨である元は、習近平さんの独裁で一元が22円と極端な元安に固定されていますが、専門家の分析によると本来の元の為替レートの理論数値は一元が100円位になるそうですので五分の一の為替レートに固定されています。なのでピアノに限らずあらゆる中国製品は現地の五分の一位の価格で日本に輸入できることになりますので、これが百均の安さの理由のようです。中国製のピアノも極端な元安で世界に販売し、完成品は勿論、半製品や部材を含めて中国から世界に輸出するという仕組みになっています。お陰で中国は極端な貿易黒字(輸入は減少)が続いているようです。
日欧米のピアノ市場の縮小という原因がありますが、ヨーロッパのピアノメーカーもドイツのスタインウェイやイタリアのファツィオリ、チェコのペトロフと云ったピアノを除けば純粋なヨーロッパ製ピアノ(ファーストラインと呼ばれている)は少なくなり、日本メーカーは勿論、ヨーロッパの老舗メーカーも極端な元安のために中国で委託生産しています。
中国のピアノメーカーの生産状況
№1 広州 パールリバー 国営 年間生産台数 約8万台
№2 杭州 ヤマハ 外資(日本) 年間生産台数 約5台台
№3 ハイルーン 民営 年間生産台数 約4万台
他にも中国には30社以上のピアノメーカーがあると云われていますが、最近の報道によると今は中国の極度の不景気で中国のピアノメーカーの半数が倒産したと言われています
写真は中国№3のハイルーンの広報誌より


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