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一生もののピアノについての考え方

「今度ピアノを買う時は一生もののピアノを買う」ということを耳にすることがあります。

一般に一生もののピアノと云えばスタインウェイ等の高級ピアノをイメージします。

しかしピアノ愛好家の方にとっての一生もののピアノとは、別に高級・高額ピアノでなく普通の平凡なピアノでも、自分にとって手放せないほどの魅力的なピアノになれば一生もののピアノということになります。

逆に最高級ピアノを購入しても段々嫌なところが気になってきて、一生もののピアノにならずついには買い換えたいという気持ちになるかも知れません。

その訳は?

最高級ピアノであっても静かな自宅で心落ちつけて弾いていると必ず不満点や気になるところが出てきます。

この不満点や気になるところを解消し全てを自分好みに変えていけば、嫌いなところがなくなるので、後は好きなところだけになるので手放せないピアノになります、つまり「あばたもえくぼ」の恋に落ちるわけです。

しかし最初は気になるレベルの不満でも、演奏のたびに不満なところに意識が行くので徐々に意識が拡大してきて、そのうち大嫌いになり買い換えを考えるようになる可能性があります。

しかし最大の問題は演奏者の細かい不満に対応して、技術的に演奏者の希望を叶えてくれる調律師がほとんどいないことです。

ピアノは丁寧な調整と整音をした上で、自分好みの音色とタッチのピアノに仕上げていけば大概は恋に落ちると思います。


田中節夫のピアノ聴き比べ

DIAPASON / BOSTON / PETROF / STEINWAY
ショパン、ラフマニノフ、べート―ベン、リスト、シューマン、ドビッシー、ラベル
違いがわかるように同じ部分を弾いています。

中央が田中節夫氏 ファツィオリ・ジャパンのショールームにて





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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの調整はなぜ省かれるのか?

最大の原因は関係者全体が調整の重要性を理解されていないことに起因しますが、余分なコストがかかることも原因の一つです。

新品でも一通りの調整をやるには3日間かかるのでコスト的には最低でも15万円はかかりますが、仮に15万円とすると1千万円のピアノなら品代の僅か1.5%ですが、100万円のピアノでは15%になります。

癖がついている中古ピアノでは作業時間が新品の倍以上必要なので、50万円の中古ピアノなら60%のコスト増になりますので、安価なピアノほど丁寧な出荷調整は絶望的になります。

弊社ではたとえ安価な中古ピアノでも調整の手を抜いていませんが、そのためには店頭で調律師の空き時間を利用して行うので新品でも調整に1週間以上かかります。









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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


電子ピアノで練習してもピアノは上達するか?

クラシックピアノには不向きですがポピュラー・ジャズピアノなら可能性があります。

電子ピアノの鍵盤のメカニズムは、生ピアノに似せ、いかに巧妙に作られた高級な電子ピアノでも、単なるスイッチで内蔵のセンサーで感知して、強く叩くと大きな音がして弱く叩くと小さな音がするという仕組みです。

ですから一流のピアニストが弾いても、素人が弾いてもあるいはデーターで鳴らしても、同じ音色と表現になるのが一番の問題です。

ですからいくら高級な電子ピアノでも、ピアノで謳うというか、共感を得るような演奏は難しく、その意味でクラシックピアノの練習には向いていないように思われます。

但しポップスやジャズピアノなら電子ピアノや電子ピアノでも何とかなります。

特にジャズピアノはクラシックとは別の感性が必要で、それはリズム感やコードでの即興演奏、ドラムやベース等他の楽器とのセッションが重要ですので、手軽に他楽器とセッションが楽しめます。

そのような特性の違いがありますので、もしポピュラー・ジャズピアノ教室に通うなら電子ピアノ(電子キーボード)でも良いですが、大概のピアノ教室は音大を出た先生がクラシックピアノを教えておられるので、電子ピアノではクラシックピアノを教えることが出来ないと判断されます。

 


 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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