[ ]純ヨーロッパ製ピアノの魅力
今では純ヨーロッパ製ピアノは極めて少数
今では純ヨーロッパ製(全てヨーロッパで製造)はスタインウェイ、ベーゼンドルファー、ファツィオリ、ペトロフ位で極めて少数になっています。
ヨーロッパでラーメンを食べると3千円、おにぎり一つが9百円位と高額のようですが、これはピアノ作りも同様でコスト増で価格も以前の3倍位の高価格になっていますで、余程、魅力的でないと売れません。
ピアノの構造はどこも同じで大した違いはないと思いますが、楽器としての魅力の違いは何処から生まれるのか?ということを少し解説したいと思います。
今のピアノ作りは中国が主流
今のピアノ作りの主流は中国で、ここでは日本製の最新の機械でピアノが作られ、究極に合理化されたピアノ作りが行われ、さらに中国の通貨の元が意図的に500%以上の元安(為替レート)なので、今ではヨーロッパも日本のメーカーもコストを考えると主に中国でピアノを作りをしています
部材で本国に輸入すれば本国製の表示、全面委託すれば中国製の表示になります
中国上位3社の生産状況
№1 広州 パールリバー 国営 年間生産台数 約8万台
№2 杭州 ヤマハ 外資(日本) 年間生産台数 約5台台
№3 ハイルーン 民営 年間生産台数 約4万台
昔ながらの職人が作るヨーロッパのピアノ作り
職人が手作りで作るピアノは、今の時代では極めて生産効率が悪いのですが、手間暇かけて作られたピアノは、楽器として重要な音色や響きが良く、そのあたりを重要視する方には魅力的です。
例えていえばスシローの寿司と寿司屋の大将が握ってくれた寿司ほどの違いあり、同じ寿司でも食べてみると違いがわかりますが、ピアノの場合は弾いてみると違いを体感できると思います。
チェコのカレル橋にて
筆者が撮影したペトロフのピアノ工場
屋外でゆっくり自然乾燥された木が工場に入ります
工場内では製造ラインが流れず1台1台固定して作業
アップライトピアノ作りも同様に1台1台制作されます
塗装も吹き付け塗装
ピアノの足も手づくり
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
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構造がシンプルな弦楽器等と違い複雑なメカニズムを持つピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、その特殊性をご理解頂くとピアノに対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。
浜松ピアノ店代表 植田 信五 筆者プロフィール
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