[ ]一流調律師の調律代は高いか?
一流の調律師の定義が難しいのですが、たとえば国際コンクールの出展ピアノの調律をする調律師は各メーカー選りすぐりの調律師ですし、内外の著名なピアニストのコンサートに同伴する調律師は誰もが認める一流の調律師と云えるかもしれません。
一般には一流の調律師の調律代金はさぞかし高額なのだろうと考える向きもが多いと思いますが、一つの目安としてスタインウェイ社が云うところの保守点検という作業がありますが、ホールのスタインウェイDモデル(フルコンサートピアノ)の保守点検作業は原則して高い技術力をスタインウェイ社が認めた調律師に限られます。
そのスタインウェイのDモデルのホールでの2日間の作業料金は約10万円ですので、1日で5万円、半日作業で2.5万円の作業料となります。
遠方の場合は別途交通費と宿泊料がかかりますので、それなりに高額になりますが作業料としてはこんなものです。
これを調律師の立場から見ると2日間の作業で10万円ですが、長距離の出張の場合、前後の2日間は移動のために仕事ができないので決して割の良い仕事ではないのですが、私はこれを一応、作業料金の目安としています。
ただ一流の調律師の作業は早く正確なので、同じ1日の作業量でも並みの調律師の倍ほどの作業をこなしますので、それを考えるとむしろ安いかも知れません。
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか!資料で分かりやすく解説をしています。
無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです
グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分