ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

ピアノ業界の最大の問題点とは?

調整の重要性を理解されていない

メーカー幹部や業界関係者、ピアノ講師の方も調整や整音の重要性を理解されていないので、メーカーや販売店も手抜きしているという意識がないのですが、出荷前(納品前の調整)に新品でも3日間(中古ピアノは1週間以上)ほどかかる調整をやる習慣がないこと、さらに納品後のメンテナンスも調律だけで済まされていることです。

ほとんどのピアノが本来の性能を発揮していない

ですから、せっかくの高級ピアノも新品時から本来の性能の70%位しか性能を発揮せず、その後のメンテナンスも調整が省かれ調律だけで済まされるので、ますます音も悪く弾き難いピアノになっていきます。


ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器です

ピアノは鍵盤を含め内部に木とフェルトで構成された複雑なメカニズム持ち、鍵盤を通じてリモートコントロールで演奏する楽器です。
木やフェルトと云った自然素材は必ず伸縮や歪みが出ますので(新品時は特に顕著)この伸縮や歪みを調律師の手で丁寧に擦り合わせ調整をする必要があります。これをやらないといかに高級ピアノであれ、むしろ高級ピアノほど本来の性能を発揮しません

ピアノ講師の方からヤマハのC6Xが弾き難いとご相談がありました


複雑なメカニズムを持つピアノ内部(写真はスタインウェイのアップライト)




複雑なメカニズムを持つグランドピアノのアクション(写真はスタインウェイ)


最近では高級(高額)ピアノのスタインウェイですら、幹部の理解不足からスタインウェイ・ジャパンが行う出荷調整は5時間(本来は3日間が必要)に制限されており、ヤマハ、カワイの高級グランドでもメーカーが行う出荷調整は2時間半~最大8時間になっていますので、性能を大切に考えると足らずは個々の販売店でやるしかないのですがそれもありません。

ピアノの調律とメンテナンス

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか!資料で分かりやすく解説をしています。

無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。

資料の詳しい案内はこちらから

ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです


間違いだらけのピアノ選び  ~ 目 次 ~

【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない

◎ピアノは8千個の部品◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器

◎仕上げが整音

◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない

◎ピアノはセミオーダーの楽器です


【第二章】調整によるエピソードのお話

◎中古ピアノが高い勉強代に

◎安価でも高級ピアノより魅力的

◎ブランドを信じて購入したが失敗

◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満

◎値段ほど差がない高級ピアノ

◎好みのスタインウェイがなかった

◎丁寧な調整でヤマハでも満足

◎好みのスタインウェイを求めて

◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?

◎ヤマハは温泉に浸かったような音?

◎ピアニストと専属調律師のお話

◎腱鞘炎になって困っている


【第三章】中古ピアノの問題点

◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い

◎さらなる中古ピアノの問題点

◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?


【第四章】調整シーンを写真でご案内

◎グランドピアノの調整作業

◎アップライトの出荷調整作業


【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ

◎最近のピアノの生産事情

◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語

◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ

【第六章】日本のピアノ事情

◎毎年減少する日本のピアノ市場

◎余談ですがスタインウェイについて


【第七章】筆者のブランド選びの見解

◎コストパフォーマンスが高いか否か

◎ピアノは素材という考え方

◎メンテナンスについて


グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ