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新品展示ピアノの3日間の調整作業をご紹介№2

弦合わせ調整をしています。

 

 

ハンマーの間隔や動きを揃え、ハンマーが弦の最適な位置に当たるように調整するのが弦合わせ調整です。

 

ハンマー走り調整

 

弦合わせ調整

 

次はハンマーと鍵盤の奥にある黄色い部品(バックチェック)の噛み合わせの調整です。

バックチェック合わせ調整


続いて、ハンマーを支える棒(シャンク)の下にあるサポートという部品が真下にくるように調整するサポート合わせ調整です。

これは野球のバットやテニスのラケットの芯(中心)にあてることで、少ない力で無駄なく飛ばすようなもので、サポートの左右のズレを修正しハンマーの真下に持ってくることで鍵盤からのパワーをもれなくハンマーに伝えることができます。


サポート合わせ調整

次は№3のジャック調整の前後と高さの調整です。


まだまだやるべきことがたくさんありますが、少しずつの作業なので調整が完成するまでご試弾はできません。


>>>ピアノの出荷調整の必要性

 

※ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

ピアノの性能で一番誤解されているところ、それは丁寧に調整されたピアノなら安価、高価に関わらず、粒の揃ったピアニシモが簡単に出せ、大きな音も力むことなく出すことができる表現力豊かなピアノになるということです。

大半のピアノに欠けている調整ですが、丁寧な調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか資料で分かりやすく解説をしていますので、ピアノ選びの前に資料をぜひご覧ください。

無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。

資料の詳しい案内はこちらから

ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

弊社のグランドピアノの3日間の店頭での出荷調整作業を動画でお見せしています。
手間はかかりますが丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。尚、納入後のメンテナンスも同様の作業が必要です。DVD全24分

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


新品展示ピアノの3日間の調整作業をご紹介№1

良く調整されたピアノを展示・ご試弾頂けるのが弊社の大きな特徴です。

新品で入荷したピアノを本来の性能を発揮するように、弊社では3日間(実際には空き時間を利用するので1週間程度)の調整作業をしてから試弾して頂くようにしています。

個々のピアノ本来の性能を発揮するためには新品でも丁寧な調整が必要不可欠です。
良く調整されたピアノをご試弾頂くと調整されたピアノならでは本来の性能、気持ち良い音色、タッチ、響き、表現力を体感頂けます。

※納品前のピアノも同様の調整をしてお届けしています。


3日間(24時間)が必要な作業なので№1から№4まで順にご案内します。

今回、調整するピアノは展示用の新品のディアパソンのグランドピアノです。

本体からアクションを引き出し、まずは鍵盤の調整です。

 

鍵盤のバランスキーピンの並びを揃えます。

定規をあてると、こんなにも上下に凸凹です。

 

 

これできれいに並びました。
88鍵の部品の位置と動きの条件を同じにするために行なっています。

次は鍵盤下の掃除とキーピン磨きをして、手前側にあるフロントキーピンの向きを揃えています。



 

 

 

鍵盤を取り付けて、フロントホールの遊びの調整です。

このように鍵盤の先を持ち、左右に振ると遊びが最低1mmあるかチェックします。

 

このような赤いクロスを圧縮して広げます。

 

フロントキーホールの調整動画です。

 

 

次はバランス(真ん中)ホールの調整をしてからアクションを取り付けて、次は鍵盤の高さの調整です。

 

 

鍵盤高さの調整動画です。

次は弦合わせ調整に入ります


※ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

ピアノの性能で一番誤解されているところ、それは丁寧に調整されたピアノなら安価、高価に関わらず、粒の揃ったピアニシモが簡単に出せ、大きな音も力むことなく出すことができる表現力豊かなピアノになるということです。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


グランドピアノの調整の基本、ベッティング・スクリューのお話

もし今お使いのグランドピアノが快適でないならここが原因かも知れません。

グランドピアノの調整に入る前に、最初に土台になる棚板と筬(おさ、鍵盤とアクションを乗せている)の無駄な隙間の有無をチェツクして無駄な隙間を無くするための調整が必要ですが、無駄な隙間をベッティング・スクリューで調整します。

無駄な隙間があれば鍵盤を叩いても隙間がクッションになりエネルギーロスとなり、演奏者が思ったような音を出すのが困難になります。

ピアノ本体側に見える部分を棚板と呼び、この棚板の上に鍵盤やアクションを載せた筬(おさ)が載りますが、まずは両者の隙間をベッティングスクリューで適正に修正する必要があります。


下部の写真は、鍵盤とアクションを載せている筬ですが、グランドピアノはこの筬がソフトペダル(左側)を踏むと棚板の上を筬ごと右にスライドする構造になっています。

この棚板と筬の間が、室内の湿度や温度の変化で、どこかに余分な隙間が出来きて力のロスが生じ、叩く力が上手く伝わらなくなります。

図の中央のネジ(ベッティング・スクリュー)で棚板と筬の隙間を調整します。



ベッティング・スクリューの写真

ベッティング・スクリューの反対側、棚板に接するボタンの写真ですが、これの出方をベッティング・スクリューで調整して全ての鍵盤の隙間を最適化します

筬を下からみた写真、何か所か上の金属のボタン状のものが見えますが、ソフトペダルを踏むとこれを支点に筬が棚板の上を移動します。

このベッティング調整はグランドピアノのすべての調整の基本になるので、最初に行うべき基本的な大切な作業(土台)です、ですから定期調律時にも毎回最初に必ずチェックする必要がありますが現実にはあまりされていないようなので、面倒でも演奏者が立ち合い調律師がベッティング調整をするかしないかチェックする必要があるかも知れません。

これが調整されてないと鍵盤を叩いた時に力が上手く伝わらず底なし沼?みたいな感じのタッチになる箇所が出てきます。

ピアノの調整とメンテナンス

YOU TUBEで分かり易くご説明しています(約25分)
ピアノの調律とメンテナンスについての詳しい解説

※ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

ピアノの性能で一番誤解されているところ、それは丁寧に調整されたピアノなら安価、高価に関わらず、粒の揃ったピアニシモが簡単に出せ、大きな音も力むことなく出すことができる表現力豊かなピアノになるということです。

大半のピアノに欠けている調整ですが、丁寧な調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか資料で分かりやすく解説をしていますので、ピアノ選びの前に資料をぜひご覧ください。

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