ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

調律の時期は半年か、1年ごとが適切か?

演奏者が違和感を覚えた時がメンテナンスの時期

調律(音の高さを合わせる作業)の保持時間は設置環境により短時間でも微妙に狂ってきますので、その意味では調律は瞬間的な芸術といえます。



たとえばコンサートホールではコンサートごとに調律をしますので、人気のあるホールですと毎週調律をすることになります。

その上、演奏中は舞台の強い照明でピアノのフレームや弦、響板等が温められ2時間の演奏時間中でも微妙に狂ってきますし、一般家庭でも朝夕の温度差が大きい部屋に置けば早期に調律が狂います。

逆に24時間の適切な空調の部屋(楽器保管庫等)にピアノを置くと、演奏しない限り調律はほとんど狂いません。

このように設置環境と使用頻度で、調律だけでなく整調や整音も変化してきますので、そのようなピアノの特性上、演奏者が何らの違和感を覚えた時がメンテナンスの時期ということになりますので、特定の期間というものはありません。

ところで今後少なくとも5~10年は弾かないということであれば、弦楽器が演奏時以外では弦を緩めるのと同様に、ピアノを休ませる意味で無理に調律はしない方が良いというのが筆者の考えです。

弦が緩みますとその分、響板に対する弦圧が低減するので響板には優しいことになります。
新たに弾き始める時には音程が下がって調整も狂っている分だけ手間がかかりますが、ピアノは調律しないと壊れるということはありません。

ピアノの調律とメンテナンス

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary