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鍵盤ブッシングクロスの貼り替えと適正化

鍵盤のブッシングクロスとは
赤いのがブッシングクロス、一つの鍵盤に2つあるので176ヶ所あります


快適なタッチを考えると30年程度で貼り替えて最適化する必要があります。

昔はヤカンの蒸気でクロスを剥がしていましたが、これを使うと一度に5ヶ所を剥がすことができます。

新しいクロスを貼って固定させます

隙間を訂正化します

隙間を適正化します


ブッシングクロスの適正化は新品ピアノでも必要です
さらに30年以上経過した中古ピアノはクロスの貼り替えが好ましいのですが、貼り替えには手間がかかるので大概の中古ピアノは省かれていますし、その違いが分かる方も少数です。

しかしタッチ(表現力)を大切に考えるならブッシングクロスの貼り替えと最適化は重要なことです。


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植田 信五


NHK Worldの「Core Kyoto」でペトロフピアノが紹介されていました!

Modern Kyoto: The Ancient Capital's Aesthetics Shape the Future
(現代の京都:古都の美学が未来を創る)というタイトルに合わせてNHKが、中村大三郎の絵(モダン女性の草分け)を模して作った和服を着てペトロフピアノを弾く女性。

1860年代の日本の近代化における京都の活性化、革新と伝統の歴史は京都人の寛大で適応可能な精神によるということで、その模範例が、この着物を着た女性がピアノを弾くという絵だそうです。





京都芸術センターのHPで、ペトロフピアノを以下のように説明されています。

「ペトロフ」とは、大正期に音楽教育のために地域の人々から明倫小学校に寄贈されたチェコ製のグランドピアノです。1910年にペトロフ社によって製造されたこのピアノは、2004年から続く「ペトロフピアノ・コンサート」へお越いただいた方々の協力のもと修復され、2008年に本来の姿と響きをとり戻しました。そして、今もなお、その優雅な音色を響かせています。

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タッチは重い方が良いか、軽い方が良いか?

多くのホールにあるスタインウェイの鍵盤(タッチ)は、世界的にも一番軽いピアノで、正常なスタインウェイの鍵盤の重さ(タッチ)は、S-155~B211までは47gの重さで鍵盤が下がり(ダウン)、20gの重さで上がる(アップ)するように設計されており、これは世界的にも一番鍵盤(タッチ)が軽いピアノです。

鍵盤の重さはダウンとアップのバランスの上に成り立っていますのでどれが正解と云うのは難しいのですが、鍵盤が重いと云われる場合の多くは、調整不良のことがほとんどではないでしょうか。
 
たとえばホールのピアノの管理担当者の知識不足(温度と湿度管理が不十分)が原因で、本来の整調が崩れた結果、鍵盤が重く弾きづらい状態になっていることも多いようです。

このように鍵盤が重い原因は大概は調整不良ですが、元々鍵盤が重いピアノやハンマーを交換した時には、最適な鍵盤の重さにするために鍵盤の鉛調整が必要です。

丸く見えるのが鍵盤に埋め込まている鉛です。

ヤマハGPのハンマー交換時の写真ですが、錘を使って何グラムで鍵盤が下がり、何グラムで鍵盤が上がってくるかというアップとダウンを調べているところですが、これから全ての鍵盤のダウンを48g、アップを20gに統一するための作業をします。


新しく鉛を入れる所に穴を開けます

古い鉛の穴を閉じます

このように古い鉛の穴を閉じてから、別の個所に鉛を入れます


古いピアノはハンマー交換と同時に鍵盤の鉛調整をするのが理想的ですので、このように丁寧に仕上げるとかなりの手間がかかります。

鍵盤の重さは個々のメーカーの考え方や個人の好みによって多少異なりますが、ここでは皆様にハンマー交換の際は、鍵盤の鉛(重さ)調整が不可欠ということも、ぜひ知っていただきたいことです。

余談ですが、輸入高級ピアノの場合は、今回の作業にようにメーカーで鍵盤ひとつ一つを手作業で鉛調整をして均一なタッチを実現していますが、国産ピアノの場合は、工場での機械的な鉛のはめ込み作業なので鍵盤の重さに最初から多少のばらつきがあります。

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