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最近の中国のピアノ事情

以前、中国の大連から弊社に来店され、国産の中古ピアノをグランドを含め5台も購入されたお客様です、尚、お支払は前金、現金(ピン札)一括払いでした。

奥様はピアノ講師なので、複数台の購入の訳は帰国後に自分の生徒さんにピアノを販売することを考えておられるようでした。

お届け先をお聞きすると、神戸港にコンテナを予約しているのでコンテナまで運んで下さいとのことでした。

余談ですが、よく個人でヨーロッパや日本から海外にピアノを移動したいというご相談を受けますが、プロの運送業者に依頼すると本格的な梱包が条件になりますが、少々傷がついても良いなら、彼らのように自身で小型のコンテナをオーダーするのが良いかと思います。

ところで奥様のお話によると、中国にはまだ調律師が少ないようで、弊社の三木君の調整の説明を熱心に聞いてくれ、大連まで来てくれるといくらでも調律の仕事を紹介するし、料金の方も日当5万円と顎脚付き(宿泊、交通費つき)でOKとのお話でした。






ピアノは日本から輸出すると中国に35%の関税を取られ、逆に中国から日本へのピアノの輸入は関税がゼロなので不公平な関税になっています。

なので世界最大市場の中国でピアノを販売するには、日、欧米のメーカーは主に関税がかからない中国でピアノを生産して自社ブランドで海外に輸出するような時代になってきています。
 
そのような事情を知っている中国の人には少々割高でも、昔、日本の浜松で生産された純日本製の中古ピアノに人気があるようです。
 
浜松ピアノ店の中古ピアノ事情




 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの運送費も値上がりしてきています

ピアノ運送業者さんの話によると人手不足で困っているとのこと、求人を出しても応募者が少なく、来ても短期間で辞めるので、給与の改善が必要なので運送費も値上げさせて頂いていますとのことです。

地域により多少料金が異なりますが、岡山の場合では、市内の1階から1階への移動料金はアップで2万円前後、グランドで3~4万円前後位が移動料金の相場です。

グランドピアノの納品風景ですが、ペタル部分と足を外してこのような姿で運送、納品されますが、アップライトの比べ梱包、開梱の手間がかかり。重量も重いので特殊作業になり運送費も高くになります。





これに2階吊り上げで1万円程度加算、エレベーター利用の場合も1万円程度の加算になりますが、難易度により特殊作業料が発生することがあります。

案外安いのが長距離便で、たとえば岡山の倉庫から東京の倉庫までの運送費はアップライトピアノで1万5千前後、グランドピアノで2万円少々ですが、これは浜松を起点としたワンマントラックの路線便があり、便は少ないのですが、これを利用すると倉庫から倉庫への運送費は比較的割安です。

但しこの路線があるのは太平洋側(東海道や山陽道、九州道)で、裏日本になると便がないので割高になります。

仮に岡山の実家から東京の自宅までピアノを運んだ場合は、実家→岡山の倉庫→東京の倉庫→東京の自宅となり、合計でアップライトピアノで5万円前後、グランドピアノで9万円前後になります。

国際線は?
たとえば個人でヨーロッパで魅力的な中古グランドを見つけて、それを日本へ送りたい場合、航空便を利用することがありますが、航空運賃そのものは30万円前後と意外に安価です。

ただしピアノもただの荷物として扱われますので、それに耐える梱包が大変で、梱包費用がかなり高くつくと思います。

写真はチェコのプラハ空港から関西空港まで新品グランドピアノを送ってもらった時のものですが、新品でメーカー出荷なのでピアノが傷まないような厳重な梱包が必要になりますが、一般の運送業者ではこのような梱包はできないと思います。



ヨーロッパの新品ピアノは、メーカーが専用梱包をしてまとめてコンテナ(船便)で送ってきますが、この場合なら時間(約ひと月半)はかかりますが、ヨーロッパからでも1台1万円程度の運送費で済みます。





よくあるご質問 より

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


調整されたピアノを試弾しないと判断を誤る

その理由は?

たとえ新品ピアノでも、販売店できちんと調整(整調・調律・整音)すると性能が大きく向上します。さらに最終的に自分好みのタッチや音色に近いピアノに仕上げることができる、云わばセミオーダーの楽器だからです。

現実には私の知る限りメーカーショールームを含め、ほとんどの展示ピアノは調整が不十分です。

写真は入荷したばかりの新品のピアノを、納品前に店頭で出荷調整をしているところです。

調整は鍵盤のキーホールの清掃から始めます(先ずは鍵盤調整から)


ピアノのご説明の難しさをいつも痛感しますが、先ず、ピアノは独自の複雑なメカニズム持つ楽器だということからご説明します。

そのために性能のことを大切に考えるなら、手間はかかるが一連の複雑なメカニズムを一から精密に調整してやる必要があり、それを行うと、安価なピアノでも高級なピアノでも、仮に同じピアノであっても、特性も変り性能も大きく向上するいうことをご理解頂くことからいつも始まります。

調整について一応のご理解を頂けると、私の役割の半分は終わったようなものですが、これをご理解頂ける方は少なく、またご説明の機会も少ないのが残念に思うところです。

しかしながら、一旦、調整の概念を理解されると、これまでのピアノに対する見方が大きく変わるはずです。

当店でピアノを選ぶメリット




バランスキーピン並びの調整


バランスホールの調整これも鍵盤がスムースに動く上で欠かせない作業です。


バランスホールの調整鍵盤がスムースに動く上で欠かせない作業です。


全ての鍵盤の高さが一定になるように鍵盤の高さを調整します。
中古品に限らず、新品ピアノでも、人の手で正確に合わせていく必要があります。


全ての鍵盤の深さが一定になるように鍵盤の深さを調整します。
一旦きちんと調整してからも、定期のメンテナンスの際にも微調整します。


これらは整調作業のほんの一部です。

調整に興味をお持ち頂いた方は、一連の作業をYOU YUBEで配信していますので、ご覧ください。
. ピアノの調律とメンテナンスについての詳しい解説

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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