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ピアノの寿命についての考え方

ピアノの寿命は、修理(リニューアル)をすれば何年でも使えますので、費用対効果で、買い替えた方が合理的か否か?となりますので、オーナーがどれだけの価値を見出すピアノ(愛着が持てるピアノか)かどうか?ということになります。


性能(音色や響き)や寿命に深い関わりを持つ響板


設置環境により響板に割れが発生すると、雑音が発生するので修理のためには
一度、弦とフレームを外す必要があります


40~50年でチューニングピンが緩くなったピアノは調律がすぐ狂うので、弦を全て外してからチュニングピンを一回り太いチューニングピンに交換する必要があり
ます。

チューニングピンを交換して弦を新しく張り替えています


尚、リニューアル作業は、1台1台、手作業なので(手作りピアノ?)作業効率が悪く割高になりますが、上質の部品を使い丁寧に仕上げると新品以上に魅力的なピアノになる可能性があります。

 一言にリニューアルと云っても予算の関係で、どこまでやるかというレベルがありますが、一応、消品を一通り替えるのが本格的なリニュールという概念ですが、同時に外装の修理や再塗装もあり究極は、響板やアクションも新品にそっくり交換することもあります。

代表的な消耗部品のハンマー
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消耗部品の弦
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たくさんのフェルトやクロスが使われていていますが、これも消耗品です。
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詳しくは弊社HP、ピアノの寿命をご覧ください。
ピアノの寿命

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資料の詳しい案内はこちらから

グランドピアノの3日間の調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


マンションでのアップライトピアノの防音対策

最近のマンションは最初からかなりの防音対策がされているので特に問題になるのは、ピアノの音自体よりも、むしろ壁を金槌で叩くとか、飛び跳ねたりした時に床から階下に伝わる個体振動音ということがわかってきました。

ですので消音ユニットを取り付けたり、消音マフラーを使って音を小さくして演奏しても、鍵盤を叩いたりペタルを踏んだ時に出るコトコト・ゴトゴトといった個体振動音が階下に伝わり、それが階下の方からのクレームになっています。

床とピアノ架台の間に空気層を作り階下に個体振動音を伝えません。

大阪府和泉佐野市のマンションの13階に設置したアップライト用ピアノ架台
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岡山市のマンションの14階に設置したアップライト用ピアノ架台。
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グランド用の防音ピアノ架台は、たくさんの納入実績があり、納入後も丁寧な聞き取りをしていますが、防音に関して今のところ苦情はありません。

アップライトに関してはさして実績がなかったのですが、最近、高層マンションの方に数台ほど納品させていただきました。

1台1台、お客様のオーダーに答えて製作されますので、床面、壁面の材質と色は部屋に合わせてお好きな化粧板をオーダーできます。

ピアノ架台パンフレット

大阪のテクニカル・サウンドさんの工場にて製作中のアップライト用のピアノ架台。

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ピアノの防音対策

テクニカル・サウンド

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


120年前のチェコ製ピアノの再生

再生された120年前のチェコ製ピアノ


このピアノは島根県松江市にある歴史的な建造物「旧田野医院」を松江市の重要文化財に指定するために調査した際に、見つかったのがこのピアノですが、重要文化財にあったピアノなので、さぞ価値あるピアノでないかということから、再生されることになったようです。

そこで弊社がチェコのペトロフピアノの輸入業者という関係で、昨年、松江市の地元の新聞社や再生委員会の方から、弊社にこのチェコ製の古いピアノについて調べて欲しいという相談がありました。

チェコのペトロフ社に聞いたところ、このピアノメーカーKoch&Korselt社は先の大戦中にペトロフ社に合併吸収されたこと、1902年に製造されたであろうことなどが判明しました。


再生前のピアノ
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黒の塗装を剥がされた状態ですが、一目で良質の木材を使われているのがわかります。
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せっかく良い木材を使っているので、大概はこのような木目に仕上げられます。
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再生されたこのピアノは、現在、国宝松江城のある公園の敷地内にある興雲閣の大広間に設置され、コンサート等に利用されています。

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ピアノ開きに出席されたチェコ大使館の方
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情報は下記の再生実行委員会のブログから流用させていただきました。

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