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ピアノの寿命は何年くらいと考えれば良いか?

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ピアノは消耗品の交換と必要なメンテナンスをすれば優に100年以上の寿命があり、しかも新品時よりも楽器として性能(鳴りや響き)が良くなります。

300年前に製作されたストラディバリウスの弦楽器が人気がある理由として、木は年数が経過するほど強固になるという特性がありますが、ピアノにも同じことが言えます。

しかし構造がシンプルな弦楽器に比べピアノは内部構造が複雑で消耗部品(ハンマー、弦、フェルト類)の交換は手作業故に、新しくピアノを1台製作するほどのコストがかかります。

部品交換、修理費用もどこまでやるかで大きな幅がありますが、アップライトで50万円~120万円、グランドで100万円~300万円と云ったところかと思います。

ところでピアノの消耗部品の寿命ですが、使用頻度や設置環境により異なりますが、過去の経験から判断すると30~40年と思われます。

そのような背景からピアノの寿命を考えた場合、やはり最初から素材的に良いピアノで長く愛着を持てるピアノを選ぶ必要があります。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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