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同額の予算ならアップライトかグランドピアノか?

都内の日本橋に納入させていただいたスタインウェイのMですが、外装がアクアマリンというモデルなので、コンパクト(奥行き170cm)ながら、お値段の方は1千万円超と高価ですが、お洒落で魅力的です。

ディアパソン最高級アップライトDR-86
ダークウォルナット艶出し、お値段は176万円です。


 ピアノの値段も本当にピンキリですが、さらに調整や整音もやればやるほど奥が深い世界ですので、従来の音大に行くならグランドピアノというような価値観だけではなくて、趣味という世界でピアノを選択すると、いろんな価値観があっていいように思います

ですから趣味のピアノ選びということになると「アップとグランドの比較なら、当然グランドピアノじゃん」と云う問題ではなく、仮に同じ予算(金額)で購入するならグランドピアノかアップライトのどちらが満足度が高いか?という話です。
 
写真はスタインウェイのグランドのアクションですが、理論上はグランドピアノの方が構造的に優れていますのでグランドの機能を駆使して演奏をしようとする方、つまりピアニスト志向や表現力を大切にお考えなら迷わずグランドになるかと思います。


 
 ただ高級なアップライトピアノの良いところは、アップライトと云えども、箱全体で鳴るので豊かな中、低音域、キラキラと輝く高音域といい魅力的な音色で、ご自身の音色に聞き惚れる自己陶酔型の方には捨て難い魅力があります。

趣味のピアノということを考えた場合、高級なアップライトは音色の魅力もさることながら、所有する喜びも魅力であり捨てがたい魅力を持っています。 

ただこの悩みはご予算的に250万円位までのことが多く、それ以上のご予算なら新品のグランドが購入できますので、他の問題がなければ大概はグランドピアノになると思います。

オーストリアの老舗ブランド ウェンドル&ラング 
中国で委託生産のため203万円(税込)で購入できます

コンパクトながら箱全体で魅力的な音色を響かせる純ヨーロッパ製ペトロフのアップライト、209万円より。



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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