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コンサートチューナーの仕事も大変なようです

最近、著名ピアニストの全国ツアーを担当するコンサートチューナー(調律師)と雑談の機会があり、いろいろ話を聞くことができました。

コンサートチューナーと云えば調律師の最高峰で憧れですが、話を聞くといろいろ大変なようです。
著名なピアニストが来日した時にそのコンサートツアーに同行する調律師が、最近60歳前後の若さで2人亡くなったそうでショックを受けたそうです。

やはりストレスが多いんですかね?問いに、同じスタインウェイのDモデルでもホールによりいろんな状態のDがあるので、先ずは短時間でそれを正常な状態に戻す必要があり、さらにピアニストから細かい注文がいろいろあるのでこれに応える必要があり、もし、それに応えられないとピアニストから不満が出るそうで大変神経を使うようです。

そんなこともあり、やはり一般のユーザーの方からピアノの状態が良くなったという感想を頂くのが一番、調律師としての喜びだそうです。

話は変わりますが先日もサントリーホールでリハーサルの時に低音弦の巻き線が切れて、オケの奏者の足元まで飛んで行ったそうです、これが本場中ならその時点で演奏会が中止になるところだったようです。

幸いサントリーホールの場合は、ホールが側が低音弦の巻き線を一式用意してあったので弦を交換できたそうですが、巻き線を交換するにしてDモデルは巻き線が長く簡単ではなく、張り替えにも数時間必要だったようです。











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ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載、全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

間違いだらけのピアノ選び  ~ 目 次 ~

【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない

◎ピアノは8千個の部品◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器

◎仕上げが整音

◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない

◎ピアノはセミオーダーの楽器です


【第二章】調整によるエピソードのお話

◎中古ピアノが高い勉強代に

◎安価でも高級ピアノより魅力的

◎ブランドを信じて購入したが失敗

◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満

◎値段ほど差がない高級ピアノ

◎好みのスタインウェイがなかった

◎丁寧な調整でヤマハでも満足

◎好みのスタインウェイを求めて

◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?

◎ヤマハは温泉に浸かったような音?

◎ピアニストと専属調律師のお話

◎腱鞘炎になって困っている


【第三章】中古ピアノの問題点

◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い

◎さらなる中古ピアノの問題点

◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?


【第四章】調整シーンを写真でご案内

◎グランドピアノの調整作業

◎アップライトの出荷調整作業


【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ

◎最近のピアノの生産事情

◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語

◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ

【第六章】日本のピアノ事情

◎毎年減少する日本のピアノ市場

◎余談ですがスタインウェイについて


【第七章】筆者のブランド選びの見解

◎コストパフォーマンスが高いか否か

◎ピアノは素材という考え方

◎メンテナンスについて

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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