ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

リトルボーイ

 
今日はいつもお世話になってるT先生のご紹介で、生徒さんのピアノのメンテナンスに初めてお伺いしました。
ご使用者はまだ若干8歳のリトルピアニストY君ですが、今回ピアノの中身を見るのは初めてだそうで、お祖母様も一緒にピアノの中身を見ながら、ピアノの仕組みをご説明の上、少し修理箇所があったので鍵盤とアクションメカニックを持ち帰り、修理後に再度別の日に1日コースで調整することになりました。
 
今回はせっかくお伺いしたので、ピアノの土台である鍵盤下のバランスキーピン(88本)とフロントキーピン(88本)のサビ取りを行なうことにしました。
 
ここでY君、かんなり興味津々の様子で・・・
 
 
「ボクもやる!」
 
 
というわけで急遽小さなお手伝いさんが加わり初の共同作業となりました。
 

 


 
若干8歳ですがこれがまた手際が良いのなんの。
サビが取れにくいと言うので、そういう時は一旦こっちを使ってやるといいよと教えてあげると、うまく使いこなし挙げ句の果てに教えてもいないのに
「これはこう持ってこっちからやった方がいいね」と。
 
この発想力、手際、こりゃ~技術者向きだなと直ぐに察知しました。
おかげで1時間強かかりそうだったのが1時間ほどでサビ取り作業が完了しました。
 
現在若者が育っていないピアノ調律業界。若干8歳ですがここに良き資質を持ち合わせたY君。
さりげなく将来の夢を聞いてみました(笑)
 
すると・・・
 

 
 
「ボクお医者さんになりたいの。お医者さんになって病気の人を助けてあげるの」
 

 
もう、何も言うことないです(T ^ T)
その優しい心があればきっと良い医者になれるよ。大きくなってもその思いを大切に持ち続けておくれよ。
最後はY君お気に入りの妖怪ウォッチを熱弁してくれました。
 

 




リトルボーイ、また会おう!






 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ