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コンパクトグランドのメーカーの裏事情

メーカーの裏事情

通常大きいピアノは高価で小さいピアノは安い値段設定になっています。

スタインウェイを例にとるとD-274(奥行274㎝)は3700万円、S-155(奥行155㎝)は¥1589万円で、奥行が1m少々の違いで2倍以上の価格差があります。

メーカーの1台製作するコストは奥行の大小は少しの材料費の違い位であまり変わらないようで、製造コストはせいぜい材料費の違い位だと思われますので、同じ1台を販売しても大きなピアノの方が明らかに儲かります。

スタインウェイの場合は、たとえ小さなピアノでも同じ品質で作られているのでコンパクトグランドでも魅力的です。

概ねヨーロッパのメーカーはスタインウェイに限らずピアノの大小に関わらず同じ品質で作られるのでコンパクトグランドでも魅力的です。

例外的にヤマハ、カワイはレギュラーシリーズとプレミアムシリーズがありますが、両者とも製造コストはほとんど変わらないはずなので、メーカーはプレミアムシーズの方が格段に儲かります。

老舗のオーストリアブランド ウェンドル&ラングのコンパクトグランド
奥行151㎝ ¥1.936.000-(税込)

老舗のドイツブランド フォイリッヒのコンパクトグランド
奥行162㎝ ¥2.068.000-(税込)


カワイのコンパクトグランド 奥行153㎝で¥1.430.000(税込)

そのような背景でコンパクトグランドは、価格の差だけ大きいピアノの比べて性能が劣るという風に一般に認識されているのではないでしょうか。


お奨めブランド ウェンドル&ラング

お奨めブランド フォイリッヒ


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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