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弾きにくいピアノを直してほしい

 

 

“弾きにくいピアノで困っている”

 

とメンテナンスの依頼があり、昨日は兵庫県神戸市A様宅へ行ってきました。

これまで調律だけのメンテナンスを繰り返した結果、鍵盤が重くて弾きにくく音色もバラバラ、音量もダウンした状態に。

おまけに(効果のない)乾燥剤まで入っていました。

 

 

 


土台の鍵盤の下です。
かなり錆びついていたピン176本を、1本ずつ磨き上げました。青錆びもあったのでこれだけで2時間かかりました。

これまでのメンテナンスは調律のみで、整調・整音は皆無です。

鍵盤は重く反応も悪くて小学5年生のMちゃんは困っていたそうです。

 

そして調整後、Mちゃんに確認してもらうと、「凄い弾きやすくなった、別のピアノみたい!グリッサンドも全然痛くない!」と喜んでいただけました。

今回全部やれなかった整調工程の残りを、次回に少しずつ行なうことにしました。
これによりまだまだピアノの性能はアップしますよ。

 

 

 

 


さて、本日最終日は昨日に引き続き、
兵庫県は高砂市S先生宅、明石市W様宅です。

S先生は、「音色を全体的に柔らかくしてほしい」

W様は、「ペダルの音が気になる」との要望でしたので、それぞれに合ったメニューで調整しました。

 

 



S先生宅にて、鍵盤のガタつき(横にガタガタ動く状態)を直しました。

 

 

 

弦を打つハンマーフェルトを柔らかくして、全体的にまろやかな音色にしました。

 

 

 

W様宅にて、パーツを磨いて雑音を取るため、ペダルを分解しました。

 

 

 

錆びついたチューニングピン230本とペダルを磨き上げました。

 


あっという間の2日間でした。

芦屋市O様、神戸市A様、高砂市S様、明石市W様

みなさまありがとうございました。

 

>>>メンテナンスは整調・調律・整音の3点セット

 

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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