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出荷調整(プレップ・アップ)と保守点検という言葉と概念

筆者が出荷調整(プレップ・アップ)や保守点検という言葉を知ったのは、スタインウェイ・ジャパンと取引を始めてから知った言葉で、それまでそのような概念はなく、ピアノは調律したらメンテナンスは完了という概念でした。

スタインウェイ社の出荷調整風景


スタインウェイのホールの保守点検風景


スタインウェイのホールの保守点検風景


①なぜ新品のピアノなのに納品前に3日間もかけて出荷調整をするのか?

②ホールのピアノはコンサートごとに調律をするのに、なぜ年に一度、2日間かけて調整するのか?


ピアノはなぜ丁寧な調整が必要なのか?


最初は高価なスタインウェイだからか?と思いましたが、ピアノの基本構造は同じなので国産ピアノ、安価なピアノ、中古ピアノ、いかなるピアノであれ同様のことを行えば性能が大幅に向上することがわかりました。

問題はかなりのコストアップになること

一千万クラスのピアノならば出荷調整のコスト(20万円)は、品代の1~2%ですが、100万円のピアノだと出荷調整のコストが品代の15%~20%、50万円の中古ピアノだと品代の30%~40%になるのでコスト的にも困難です。

弊社では高額なスタインウェイと同様の出荷調整とメンテナンスを行っています

しかし一旦、出荷調整の重要性や効果を知ると、安価なピアノでも調整の手を抜くことが出来なくなり、弊社の場合は中古ピアノを含め納品する全てのピアノに丁寧な出荷調整をしてからお届けしています。

弊社店頭での出荷調整風景



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノと調律師の関係を知れば、もっとピアノがわかる

高級ピアノであればあるほど自然素材が多く複雑なメカニズムの構成部材に必ず伸縮や歪みが出るので、これらの修正と擦り合わせ調整をして、最終的に音色やタッチを演奏者好みに仕上げてくれる調律師が必要です。

弦楽器は構造がシンプルで演奏者の指で直接演奏するので条件が違いますが、ピアノの場合は、いかな名器を名演奏者が演奏しても整調・調律・整音が不十分ならば、特にクラシックの場合は演奏者が意図した演奏ができないので聴くに堪えない演奏になるのは間違いありません。

専属調律師のお話

ピアノにはそのような事情があるので故、中村紘子さんは、自宅のピアノはもちろん全国ツアーには、調律師の故、鶴田昭弘氏と契約してましたし、内田光子さんが来日された時やブーニンはファツィオリ・ジャパンの越智氏を指名されていました。

多くのホールはスタインウェイなので地元の調律師で十分と思われるかも知れませんが、同じスタインウェイでも音色やタッチの特性は調整や整音次第なので、全国ツアーをするようなピアニストは、演奏者の好みを理解してそれを正確に具現化してくれる調律師と専属契約を結ぶピアニストもおられます。

NHKの「もう一つのショパンコンクール」で裏方である調律師の苦労が取り上げられていましたが、個々のピアノの性能を演奏者が満足する性能特性を引き出すのは調律師次第のように思います。



そのような事情からブランドイメージだけでピアノを選んでも満足のいくピアノを見つけるのは難しいという話ですが、そのあたりがピアノ選びの問題点ではないでしょうか。

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ピアノの選びの基本とは?

好きなピアノ = ピアノの基本性能 +丁寧な整調・調律・整音

ブランドによる良し悪しや好き嫌いは良く話題になりますが、残念ながら整調や整音についてはほとんど話題にもならないし考慮もされていません。

しかし整調と整音次第で、いかなるピアノもその持てる性格(タッチや音色、響き)が別物のように変り、性能も大きく向上することはほとんど知られていませんが、ピアノ選びはここを押さえないとあまり意味がありません。

ピアノという楽器はイージーオーダーという考え方



 


基本中の基本、先ずは土台の鍵盤調整から



仕上げ整音、ハンマーの弾力を調整することで音色や響きが変わります


丁寧な調整と整音でピアノの性格が変わる

たとえば弊社のお客様で、スタインウェイが好きで結婚して新居を構えたらスタインウェイを購入しようと決めていて、いろいろな店のスタインウェイを弾いて回ったけど1台も気に入ったスタインウェイに出会えなかったと仰る方がご来店されたことがあります。

さっそく弊社のスタインウェイをご試弾頂きましたが、やはりお気に召さないということなので、どんなスタインウェイがお好みですか?と詳しくお聞きしました。

お客様のお好みに合わせるべく再調整のために数時間が必要なので、その間、私が岡山の後楽園をご案内してから再調整完了後に再度ご試弾いただきましたら、これが私が探していたスタインウェイですと仰られてご購入いただきました。

このようにピアノという楽器は既製品ですが、ピアノはいわばイージーオーダーのような楽器ですと申し上げるのはこのような事情からです。

ピアノの調律とメンテナンス

ピアノ選びの前に必ずお読みください!

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植田 信五


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