ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

空調次第で調律や調整も長持ちします !

浜松ピアノ店は丁寧な調整・整音と同様のメンテナンスを旨としていますが、せっかく丁寧な調整を施しても、設置部屋の温度と湿度管理が適切にされていないと、金属部品が錆びるだけでなく、木材やフェルト・クロスが変形し、早期に調律や整調が狂ってしまいますし、ピアノ自体の寿命も短くなります。

音楽ホールの楽器保管庫と同様に室温を20~24℃、湿度も50%前後を年間を通じて保つと、演奏しない限り大きな変化がありませんので、結果的にメンテナンス費用も安上がりになります。

ピアノの演奏頻度も影響しますが、同様に部屋の空調如何で、調律や整調・整音の維持期間が全く違ったものとなりますので、定期のメンテナンスは一律半年に1回か1年に1回かということではなくて、音程が狂って気持ちが悪い、弾き難くなった、音色が悪くなった、ハーフペダルが上手く効かない等を感じた時がメンテナンスの時期です。

ピアノの快適な性能を維持するには除湿機と加湿機は必需品ですが、日常のことなのでなるべく手間のかからないものがお薦めです、 参考までに弊社が使っている除湿器と加湿機をご紹介します。


除湿器 
湿度50%に指定しておけば、それ以下の湿度の場合は作動せず無音となり、50%以上の湿度になると自動的に作動を始めます。IMG_0562


加湿器は水を熱して蒸発させて加湿するタイプが好ましいのですが、定期的に水垢?を取り除く作業(掃除)がかなり難儀ですが、この加湿器はその作業が楽なので気に入っています。


DSC_0449


ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に


大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか!資料で分かりやすく解説をしています。

無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。

資料の詳しい案内はこちらから

グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


冬の暖房、特に床暖房には注意が必要です。

ピアノは冬場のエアコンの温風、過乾燥、床暖房等に注意が必要ですが、なかでも深刻なのが床暖房です。

グランドピアノの下に敷かれた断熱パネル

エアコン暖房のお宅が多いかと思いますが、エアコン暖房の場合は、温風がピアノに直接当たらないようにすることが大切です。

それより深刻なのが床暖房です。
床暖房は快適で心地良いのですがピアノにとっては最悪で、せっかく調整したピアノも、床を通じてピアノ自体を直接温めますので、ピアノが大きく狂ってきますし、重大な不具合が生じることがあります。

なかでもグランドピアノの場合は、暖かい空気がピアノ下部の響板のあたりに滞留して、大切な響板に不具合を起こします。

なので既製品の断熱パネル(10万円前後)か、あるいは出入りの工務店にお願いして、断熱パネルを作ってもらいピアノの下に敷く必要があります。

また暖房が入ると空気が乾燥してきますので、それに合わせて加湿器を稼働させて、湿度50%前後のキープして下さい。

弊社がショールームで使っている加湿器



ピアノの調律とメンテナンス


ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に


大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか!資料で分かりやすく解説をしています。

無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。

資料の詳しい案内はこちらから

グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


良く調整されたピアノを試弾しないと無意味です!

その大きな理由は?

構造が複雑なピアノという楽器は、たとえ新品ピアノでも、販売店できちんと調整(整調・調律・整音)されたピアノを試弾されないと判断を誤りますし、最終的に自分好みのタッチや音色に近いピアノに仕上げることができる、云わばセミオーダーの楽器だからです。

写真は入荷したばかりの新品のディアパソンを、納品前に店頭で出荷調整をしているところです。

ディアパソンDG-183再調整

調整は鍵盤のキーホールの清掃から始めます(先ずは鍵盤調整から)


ピアノのご説明の難しさをいつも痛感しますが、先ず、ピアノは独自の複雑なメカニズム持つ楽器だということからご説明します。

そのために性能のことを大切に考えるなら、手間はかかるが一連の複雑なメカニズムを一から精密に調整してやる必要があり、それを行うと、安価なピアノでも高級なピアノでも、仮に同じピアノであっても、特性も変りピアノなりに性能も大きく向上するいうことをご理解頂くことからいつも始まります。

調整について一応のご理解を頂けると、私の役割の半分は終わったようなものですが、これをご理解頂ける方は少なく、またご説明の機会も少ないのが残念に思うところです。

ピアノの性能に重要な調整に関しては、業界人はもちろん一般にもほとんどご理解頂けていないのが実情です。

しかしながら、一旦、調整の概念を理解されると、これまでのピアノに対する見方が大きく変わるはずです。

ここでは調整の最初の基本的な作業である鍵盤調整に関して少し説明させて下さい。
 新品のピアノでも丁寧な調整は不可欠で、写真からでも鍵盤調整を行うと弾いて気持ちが良いピアノになることがご理解頂けると思います。

上の写真は新品ピアノが入荷後、一度、店頭で開梱・組立して納入前の調整を始めているところですが、先ずは基本的な作業である鍵盤のキーホールの清掃から始めます。
当店でピアノを選ぶメリット

次に鍵盤を支える金属のピンを一本一本写真のように磨いていきます。この作業は新品ピアノはもちろんですが、鍵盤のスムースな動きを確保するには、だいたい2年に一度位は同様の作業を行う必要があります。


バランスキーピン並びの調整


バランスホールの調整これも鍵盤がスムースに動く上で欠かせない作業です。


バランスホールの調整鍵盤がスムースに動く上で欠かせない作業です。


全ての鍵盤の高さが一定になるように鍵盤の高さを調整します。
中古品に限らず、新品ピアノでも、人の手で正確に合わせていく必要があります。


全ての鍵盤の深さが一定になるように鍵盤の深さを調整します。
一旦きちんと調整してからも、定期のメンテナンスの際にも微調整します。


これらの一連の作業を鍵盤調整と云いますが、これは整調作業のほんの一部です。

新品のピアノでも、丁寧に鍵盤の調整を行うと、全ての鍵盤がスムースに動いてくれるので、明らかに弾きやすくなり、その分、表現力豊かなピアノになります。 
ピアノを選ぶ前に知っておきたい大事なこと

このように全ての土台である鍵盤調整から始めて、次は、上に上に、アクション、ダンパーの調整を行い、この作業が全て完了して初めて調律します、そして最後の仕上げとして音色の粒をそろえる整音作業をして完了します。

これらの全ての作業時間は、手慣れた技術者で、ざっと一通りやって3日間ほどかかりますが、今では1千万クラスの新品の高額ピアノですらかなり省かれいますので、それより安価なピアノなら尚更です。

調整に興味をお持ち頂いた方は、一連の作業をYOU YUBEで配信していますので、ご覧ください。
. ピアノの調律とメンテナンスについての詳しい解説
 

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか!資料で分かりやすく解説をしています。

無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。

資料の詳しい案内はこちらから

グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

 

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ