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調整されたピアノを試弾しないと判断を誤る

その理由は?

たとえ新品ピアノでも、販売店できちんと調整(整調・調律・整音)すると性能が大きく向上します。さらに最終的に自分好みのタッチや音色に近いピアノに仕上げることができる、云わばセミオーダーの楽器だからです。

現実には私の知る限りメーカーショールームを含め、ほとんどの展示ピアノは調整が不十分です。

写真は入荷したばかりの新品のピアノを、納品前に店頭で出荷調整をしているところです。

調整は鍵盤のキーホールの清掃から始めます(先ずは鍵盤調整から)


ピアノのご説明の難しさをいつも痛感しますが、先ず、ピアノは独自の複雑なメカニズム持つ楽器だということからご説明します。

そのために性能のことを大切に考えるなら、手間はかかるが一連の複雑なメカニズムを一から精密に調整してやる必要があり、それを行うと、安価なピアノでも高級なピアノでも、仮に同じピアノであっても、特性も変り性能も大きく向上するいうことをご理解頂くことからいつも始まります。

調整について一応のご理解を頂けると、私の役割の半分は終わったようなものですが、これをご理解頂ける方は少なく、またご説明の機会も少ないのが残念に思うところです。

しかしながら、一旦、調整の概念を理解されると、これまでのピアノに対する見方が大きく変わるはずです。

当店でピアノを選ぶメリット




バランスキーピン並びの調整


バランスホールの調整これも鍵盤がスムースに動く上で欠かせない作業です。


バランスホールの調整鍵盤がスムースに動く上で欠かせない作業です。


全ての鍵盤の高さが一定になるように鍵盤の高さを調整します。
中古品に限らず、新品ピアノでも、人の手で正確に合わせていく必要があります。


全ての鍵盤の深さが一定になるように鍵盤の深さを調整します。
一旦きちんと調整してからも、定期のメンテナンスの際にも微調整します。


これらは整調作業のほんの一部です。

調整に興味をお持ち頂いた方は、一連の作業をYOU YUBEで配信していますので、ご覧ください。
. ピアノの調律とメンテナンスについての詳しい解説

ピアノの性能を大切にお考えの方に下記資料2点を無料進呈しています。

資料の詳しい案内はこちらから

グランドピアノの3日間の調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

 

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


防音室(アビテックス、ラサール)について

ピアノ演奏を考える時に部屋の音響や防音機能が重要ですが、今回はヤマハ、カワイの防音室、アビテックス、ラサールのメリット、デメリットについて少しレポートさせて頂きます。

〇メリット

工期が短く(1日)効果的な遮音効果が期待できる。

〇デメリット

部屋の中に部屋を作るので部屋が狭くなりその分音響的も不利で高価である。


どんな人にお勧めか?

 Ⅰ、社宅や賃貸住宅にお住いの方
     ヤマハ、カワイの
ユニットタイプの防音室がお薦めです。

部屋を改造する必要がなく、解体と再組立てができ移転が可能なので、将来の転居先にも持ち込んで再使用ができるユニットタイプの防音室がお薦めです。

 Ⅱ、自己所有の家やマンションの場合 の選択
ヤマハ、カワイのイージーオーダータイプ

〇メリット

転居の予定がなく自己所有の物件のならば、同じヤマハ、カワイの防音室でも自由設計なので部屋を有効に使えるイージーオーダータイプがお薦めで工期も短い。
 

〇デメリット
部屋の中に部屋を作るのはユニットタイプと同じなので部屋が狭くなり、移転先で部屋のサイズが違えば再使用が難しい。

上記以外の防音室の選択肢

 1、防音の専門業者で簡易防音をする
部分防音のお薦め(早朝や深夜に演奏しない方)

最近の住居、特にマンションは、最初からかなりの防音対策が取られていますが、それでも特に防音が弱い所と強い所がありますから、防音が弱い箇所のみ防音を強化する。

つまり防音の弱い窓やドアだけを防音仕様にして、階下が心配なマンションは、ピアノ架台(HPを参照)を使用すれば、部屋の空間がそのまま使え、低コストで快適な演奏空間が可能です。

2、持ち家の場合
一戸建ての場合は本格的な防音室にすることが可能です
(深夜や早朝にも演奏したい方)
 
どの程度の防音(能力)仕様にするか?で防音のコストも大きく違いますが、メーカー系のイージーオーダーの防音室のご予算があれば、部屋自体を快適な音響を含めて本格的な防音仕様するのがお薦めです。

防音と快適な音響を備えた防音室 都内南麻布のマンション

 
いずれにせよ、持ち家でもマンションでも新築時に防音対策すると二重工事にならないので、その分、安く上がります。

防音に関するご相談もお電話かメールでお気軽にご相談下さい。

ピアノの防音対策

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グランドピアノの3日間の調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ブランドと創業者の関係

国際コンクールでも話題のイタリアの最高級ピアノメーカー、ファツィオリピアノの創業者であり社長のパオロ・ファツィオリさんと筆者

 

フェイスブックにもよく登場するファツィオリ社長、創業者が現役のピアノメーカーは珍しく、写真からもパオロ・ファツィオリさんのピアノ作りに対する熱意が伝わってきます。



世界には今でもたくさんのブランドのピアノがあり選択に迷いますが、ブランド選びの判断基準の一つに、トップ(社長)の顔が見えるブランド選びという考え方があります。

自動車業界ではトヨタの豊田彰男社長が最近メディアによく登場しますが、これが消費者の信用や安心につながります。

これがプーチンさんの場合は真逆ですが、それほどにトップの影響(権力)は大きく、これはピアノメーカーでも同じことが云えます。

創業が150年前前後と歴史の長いヨーロッパのピアノメーカーになると、もう創業者一族や既にその実体がないものが大半で、ほとんどがブランド名だけが辛うじて残っているのが実情です。

有名なところではスタインウェイがありますが、既にスタインウェイ一族はなく、今のスタインウェイのCEOはアメリカの有名な投資家です。

現在でも創業者一族が経営するペトロフピアノ、現在の社長はスザンヌ・ペトロフさんで5代目になりますが、お蔭で今ははヨーロッパ最大のメーカーに成長しました。

弊社の三木君とペトロフ社長のツーショット。


そのような考えから弊社では、ヨーロッパ製ピアノの場合は、純ヨーロッパ製のなかではお求め安い価格帯のペトロフピアノ、最高級をお考えの方には創業者のパオロ・ファツィオリさんが社長のファツィオリピアノをお薦めしています。

他の選択肢としては、今は中国で委託生産されているヨーロッパの老舗ブランドのウェンドル&ラング、フォイリッヒをお薦めしています。これなら国産ピアノより安価ながら、弊社で丁寧に調整と整音をすれば老舗のヨーロッパブランドならでは片鱗を味わうことができます。

純ヨーロッパ製については、
知っておきたい生産国表示の業界ルールで解説しています。

お薦めブランド フォイリッヒ

お薦めブランド ペトロフピアノ

お薦めブランド ファツィオリピアノ


ピアノの性能を大切にお考えの方に下記資料2点を無料進呈しています。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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