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黄ばんでくる木口(こぐち)の対策

前回、「古くなった鍵盤を新品のようにピカピカにする方法」をご紹介しましたがその中でも、鍵盤の手前側面部分(木口)だけが変色しているのはなぜか?という質問をよくされます。

今回この変色する木口(こぐち)について解説しています。
果たしてここも研磨できれいになるのか・・・詳しくは動画をご覧ください。
 
 
 
『黄ばんだ鍵盤(木口)は白く戻るのか』
 
 
 
 
 
 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


古くなった鍵盤をピカピカにする方法

 

みなさん、ピアノの鍵盤のお手入れしてますか?

以前もお手入れ方法をご紹介しましたが(まだの方はこちらから→鍵盤のお手入れ方法)

知らない内に汚れが溜まっていくので気がついたらクリーナー等でお手入れしてみてください。

 

さて、今回は更に鍵盤を新品同様にピカピカにしたい方必見動画です。

 

『古くなったピアノの鍵盤を新品のようにピカピカにする方法』

 

弾き心地も良くなりますので気になる方は調律師に相談してみてください。

 

 

>>>ピアノの鍵盤のお手入れ方法(除菌・ウイルス対策)

>>>ひび割れた鍵盤の貼り替え方法

>>>ペダルをピカピカに磨く方法

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


鍵盤木口の黄ばみが気になる方

 
「鍵盤の手前側だけ色が違うんだけど綺麗にするにはどうしたらいい?」
 
ヤマハの中古ピアノを所有されている方から時々このような質問を受けます。
 
 
ヤマハの場合、鍵盤の手前側は木口(こぐち)といって素材がセルロイドなのでだんだん変色&変形してきます。
上の写真は今年の6月にメンテナンス依頼でピアノを弊社でお預かりして全調整(整調・調律・整音)を行ないました。その際に木口の色が気になるから綺麗にしたいということでしたので新しく貼り替えることにしました。
ほんの少しくらいの黄ばみでしたらバフがけ(回転する機械に羊毛バフを取り付けて研磨する作業)である程度綺麗に戻りますが黄ばみが進行すると、貼り替えるほかありません。
 
 
 
 
 
 
 
工具を使って木口を剥がしていきます。
 
 
 
 
 
 
 
これが新しい木口です。表面にキズが付かないようにピンク色の表面保護シールが貼っています。
 
 
 
 
 
 
 
剥がした鍵盤の表面をペーパーヤスリで平らにしてから新しい木口を貼って固定していきます。この写真は固定して接着剤が乾いた後です。これから飛び出したところをヤスリで削っていきます。ここは手作業です。
 
 
 
 
 
 
 
 
これで完成です。
反り返って両端が浮いて手前の口棒に引っ掛かるようであれば弾く際に支障が出ますが基本的には見た目だけの問題ですので、もしヤマハの鍵盤の木口の変色が気になるようでしたら調律師に相談してみてください。
 
 
 
 
 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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