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最近は木目の外装が人気です

昔はピアノといえば黒が定番でしたが、近年の傾向は木目のピアノ(特にアップライト)を希望される方が多くなりました。

木目の代表的なものはマホガニーとウォルナット(艶出しと艶消し)がありますが、最近はさらに家の家具等に合わせた個性的な外装も人気です。

ただ販売店サイドでは多彩な外装に対応するのはなかなか難しく、黒はカタログで問題ないのですが、木目の場合はお客様も実物を見てみないと選択するのが難しいという側面があります。

ヤマハ、カワイのような大手メーカーでは、同じ外装のものを同時に一定数作らなければ生産性が下がるので、カタログ上でも多彩な木目のピアノを取り揃える難しいという事情があり、結果的に木目の種類も少なくお値段も割高になります。

逆に少量生産のメーカーでは、ラインで生産せず1台1台製作するので、様々な木目の対応が比較的簡単で、お値段も黒に比べてさほど割高にはなりません。

ペトロフピアノの外装見本
ウォルナット、マホガニー、チェリー、オーク、ビーチ、アルダー等を選択できます


個性的な木目のピアノ
日本に1台だけの高級家具を思わせるRed Elm Briar(赤ニレ玉杢)のフツィオリ


白 艶出し

マホガニー艶出し

ウォルナット艶消し

オークサテン(艶消し)、チェリーサテン(艶消し)

ウォルナット艶消し

ウォルナット艶消し


ウォルナット艶出し


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植田 信五


大きさによる性能差はどこにあるのか?

大きいピアノではフルコサートピアノが奥行き274cmで、小さい方ではアップライトの高さ115㎝で、大きささ(主に低音部の弦の長さ)には2倍以上の差があります。

理論的にはですが、音量の大きさは勿論、性能的な違いは大きい分だけ低音域の弦(巻線)が細く長く張れるので低音域の響きが魅力的になること、もう一つは鍵盤の奥行きが長くなる分弾き易くなるということが言えます。







しかし最近は部屋のインテリアに似合う木目でコンパクトなピアノを希望される傾向がありますが、コンパクトなピアノでも丁寧に調整をすると調整が省かれている大きなピアノより性能的にもむしろ魅力的になります。








価格設定は大きいピアノが高価で小さなピアノが安価ですが、1台のピアノを作るコストは、実際には大きくても小さくても材料費が多少違う程度でそんなに大きく変わらないようです。

ですからメーカーは大きなピアノが高利益を生みますし、同じ理由で高額なプレミアムシリーズとレギュラーシリーズも、メーカーの製造コストは価格差ほど違わないので、メーカーの利益が多くなります。



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中国でピアノを作るのは中国の高い関税のため

今ではすでに欧米や日本ではピアノの需要は少なく、最近は中国が世界最大のピアノの消費市場になっています。

従来のように欧米や日本でピアノを製造して中国へ輸出すると35%の高額な関税がかかるので、中国で有利にピアノを販売するためには、日欧米のピアノメーカーは中国に工場を持つか、中国で委託生産する必要があります。

ですから日欧米のピアノメーカーは中国で委託生産した自社ブランドのピアノを中国国内で販売、その残り?を関税のかからない日本や欧米に逆輸出しているのが実情です。

ちなみに本国で全て生産されたピアノをファーストライン、部材品目で輸入して本国で最終組み立てしたピアノまでがセカンドラインでドイツ製、日本製の表示になります。
サードラインは中国で全て生産されたピアノで、ここで初めて中国製の表示になります。

このなかでセンカンド・ラインとサード・ラインには仕上げや性能的に大きな違いはないのですが、サードラインで生産国表示が中国になると、特に我々日本人にはやや抵抗感がありますが、老舗のヨーロッパブランドが本国生産の1/3程度の価格で購入でき、これを日本で丁寧に調整をすると価格、性能とも魅力的なピアノになります。

中国№3のハイルーンのピアノ工場を視察中の習近平さん
ちなみに№1はパールリバー(国策会社)№2杭州ヤマハ






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