ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

香川トヨペットで演奏会

四国最終日は香川トヨペット香西店へおじゃましました。

え?トヨペットって車?

と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、実はこのショールームには素晴らしいピアノがあるのです。

 

 


このピアノはFAZIOLI (ファツィオリ)F212です。

全国に一台しかない大変貴重なピアノです。しかもピアノの裏には製作に関わった技術者全員のサインが入っています。

本日19時にこちらのショールームで石井彰さんによるジャズトリオコンサート(ファツィオリを使っての香川初のジャズライブ)が行われるため、その事前メンテナンスに来ました。

 

 


 

まずはお決まりの鍵盤調整 です。




 

それからアクションメカニックのジャック調整








 こちらはハンマー接近調整といって、このようにライトを使って弦とハンマーの距離を測っていますが、かなり広くなっていたため、輪郭がないぼんやりした音になっていました。まだ新品だから変化が多いということ、季節も変わって湿度変化もあったということもあり、適切な量に調整すると、かなりいい音になってきました。





外に出してハンマーストップ調整。

このようなアクション調整の動画シーンを只今作成中(昨日も深夜まで編集していました)ですので完成したらご紹介します。






 

こちらはオーナーの灘波社長です。実は灘波さんは今日のコンサートの前座で演奏することになっていて少し緊張されていました(笑)

私は午後からは岡山へ戻りますが、きっと素敵なコンサートになると思います。また前座の灘波さんの演奏とアレにご注目を(笑)




 
こちらのショールームでは毎月第2水曜日14時~15時にピアニストの市原珠美さんにより定期演奏会を行っていますので、生演奏で癒されたい方は、ぜひ香川トヨペット香西店へ足をお運びくださいませ。

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣


四国2日目のチンチラリン

四国2日目、午前中は香川県多度津町M様宅へおじゃましました。




ピアノはボストンGP178、ピアノ好きな奥様が趣味で弾かれています。







まずは掃除をして鍵盤調整です。







こちらはアクションメカニックのジャックという部品の高さを指でなぞってチェックしています。この部品が適正な位置より高いと、連打がでにくくなるのでよ~チェックです。







こちらは弦を叩くハンマーが、3本の弦に同時に当たっているかをチェックする弦当たり調整(3弦合わせ調整)です。早く当たっているところはヤスリでハンマーを削ります。

これは例えていうと、3人のヴォーカルが、せ~ので歌い始めた時に、出だしの音が誰もフライングせずにピタッと合ったようなそんな感じでしょうか。ピアノも3本の弦に同時に当たると、とても綺麗な音が出ますし、この調整をしないと音色は揃わないというわけです。









作業途中の休憩でM様との雑談中にふと横を見ると・・・












ミロンちゃん(チンチラ11歳です)


私といえば猫好きとして巷・・・いや身内では有名ですが、やはり猫にもそれが分かるようです。猫嫌いな人には威嚇をするそうですが、私には気持ちよさそうな表情でどこでも触らせてくます。




そんなお利口なミロンちゃんには、このブログの最後を華やかに締めてもらいましょう。















午後からは丸亀市のM様宅へおじゃましました。




ピアノはヤマハNo.U1で、奥様が弾かれます。
M様宅へは今年で3度目の訪問です。ピアノの調整の重要性をご理解いただき、全行程(整調・調律・整音)を実施するために私の四国の便に便乗していただき、本日3回目の最終調整というわけです。


前回はハンマーの整形や位置決め、弦との噛み合わせ調整(弦当たり調整)を行ったので、今日は鍵盤高さや深さの調整、残りのアクション調整を行いました。




鍵盤高さのBefore&Afterです。












そして鍵盤深さの調整です。



ところで、「ピアノって調律だけすればいいのだと思ってた」という声をよく耳にします。




実はそれだけでは不十分なんです。
そもそもピアノという楽器は、弦楽器でもあり打楽器でもあります。弦楽器の場合はチューニング(調律)だけでいいかもしれませんが、ピアノは打楽器のアクションメカニックの調整でピアノの性能が決まるといっても過言ではありません。

例えば、コンサートホールのピアノは毎年年に一度丸2日間(16時間)かけてピアノを正常な状態に戻しています(保守点検といいます)。
約1時間は調律を行い、残りの15時間はアクションメカニックの調整やダンパー調整、整音を行います。
ピアノの調整はたくさんの作業がありまして、その作業は単独で成り立っているわけではなく、それぞれの調整と関連していますので、その全ての作業が最適な状態になった時に初めてピアノが持っている性能が最大限に発揮されるというわけなんです。

ピアノはとても厄介な楽器ですが、性能を重視される方(タッチや音を大切にお考えの方)はぜひ整調(鍵盤・アクションメカニック・ダンパーの調整)や整音(ハンマーの弾力調整)をおすすめします。



本日のお客様、多度津町のM様、丸亀市のM様、お世話になりありがとうございました。



ではでは、最後にミロンちゃんに締めてもらいましょう。





Before






     ↓ ↓ ↓
















After



1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣


ギックリでビックリ

 

四国は香川県に来ております。


今朝は少し肌寒く上着を着用していましたが、昼頃には少し汗ばむくらいのこの温度差!
こういう時に体調崩しやすくなりそうですが、みなさま体調はいかがでしょうか。

私はというと、今朝寝ている娘を抱きかかえた瞬間、腰がピキッと・・・ええ~ええ、いわゆるプチギックリ腰になっていますが、幸いピアノの作業には支障がありませんが、100メートルを全力で走れといわれると、おそらく年老いたおじいさんのような動きになると思います(笑)



ま、そんな話はそちらにでも置いておいて、
 
  
四国初日目、午前中はM様宅におじゃましました。

 





ピアノはスタインウェイAモデル、奥様と娘さん(小学生)がご使用です。

 




  
 
こちらは鍵盤調整といって、鍵盤がスムーズに動いているか1鍵ずつチェックし適切な遊びをつくります。1鍵でも遊びがなかったりするとその鍵盤だけ違う動きになって弾きにくくなりますし、鍵盤はピアノの土台の部分なので私はメンテナンスの時は必ずチェックします。詳しく知りたい方はこちらの動画をよ~チェック→鍵盤調整とは?






こちらは響板の上に乗っかっている駒と弦を密着させているところです。

1つの音に3本弦が張られている(中高音)のですが、通常1本だけを鳴らすと唸りは発生せず残りの弦と同時に鳴らした時に音の高さがズレていると唸りが発生します。
しかし時々1本だけで唸りが発生することがあり、その修正方法の1つがこの作業です。

真鍮の棒を弦にあてがい上から木片でコツンと叩いてやると、少し浮いていた弦と駒が密着します。他にも原因があることもありますが、今回はこれで直りました。
  
 
ところで、こちらのお部屋に入った際に窓際にクリスマスツリーが飾られていました。訊ねてみると・・・娘さんが待ち遠しいようで少し早いけどもう飾っているそうです(予想的中でした)
このクリスマスツリーを見てご両親の優しさが伝わってきました。
  
子供たちが楽しみにしているクリスマス。わが娘も毎日サンタさんがくるのを楽しみにしていますが、パパやママも朝起きた時のリアクションを楽しみにしています(笑)
 
 
 
 
 
 
 
そして午後からはK様宅へおじゃましました。

 




ピアノはペトロフP194、ピアノ好きな奥様が弾かれます。





  
こちらも掃除した後に鍵盤調整からスタートです。

 






次にアクションメカニックの調整です。
こんなにたくさんの部品がありまして、これを調整して正常な動作にしてあげると、演奏者が意図した音色や音量が出せるようになります。逆にいうと、これを調整しないとピアノ本来の性能が出ないため弾き心地の良くないピアノになります。
現在このアクションの調整シーンの動画を作成中ですので、出来上がりましたらまたご紹介します。









それにしてもとても綺麗なピアノですね。
こちらの奥様は趣味で弾かれるのですがピアノにとても関心があったので、途中で長話をしてしまいました(笑)
 
  
 
M様、K様今日はお世話になりありがとうございました。
 
 
 
朝からのギックリがたいしたことなくてよかったです(笑)

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取