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ピアノ・シェアリングが好評です!

浜松ピアノ店2Fの貸ピアノ練習室 1時間¥1,500(諸費用・税込)ピアノはヤマハG-5

最近は車の価格も維持費も高くなり、車をステータスとして無理して所有するのではなく、特に都市部では、車を必要な時にだけ使うカーシェアリングが人気だというレポートがあります。

ネット情報によると、最近は物を所有する喜び(物欲)よりも、むしろ行為や体験自体に価値を見出す人が増えてきたようで世の中の価値観もずいぶん変わってきているようです。

ピアノ業界でも予算や住宅事情、防音問題等で、安くて維持費がかからないデジタルピアノ(電子キーボード)が人気なようです。

そのような背景からか、日本では毎年、生ピアノの販売台数が減少してきて、ピアノ業界としては大変苦労しています。

ただ物事にはプラスとマイナスの側面があり、デジタルピアノは安価で便利が良いのですが失うものも多く、反面、生ピアノは高価でメンテナンスも面倒ですが実に魅力的です。

ですからたくさんのピアノは売れなくなりましたが、最近の弊社のお客様は性能にこだわり、良質で長く愛用できるピアノを慎重に選んで購入される方が多くなり、これは弊社が最も得意とするところなので嬉しい傾向です。

そんな事情もあり浜松ピアノ店では、ピアノ教室の空時間を利用して、教室のグランドピアノを一般に貸し出しを始めたんですが、ネットと口コミで利用者が徐々に増えてきて、今では音楽教室の収入を教室GPのレンタル収入に迫るほどになってきました。

こちらは2台設置の1時間千円(諸費用・税込)の貸ピアノ練習室です。


前述の理由だけではなく、グランドピアノを自宅で思い切って弾ける住宅環境が難しいということも背景にあるかとも思いますが。
皆様のご利用をお待ちしています、詳しくは下記ページをご参照下さい。
貸ホールと貸練習室

こちらもご研究下さい。
ピアノの調律とメンテナンス

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


目で見るヨーロッパ製ピアノと国産ピアノの違い NO.2

スタインウェイピアノの下前パネルを外したところ
スタインウェイは真ん中の弱音ペダルはなく昔のように2本ペダル。

ペダルのバーが木材で、バネに板バネが使用されている

ペトロフピアノの下前パネルを外したところ
スタインウェイと同じようにペダルのバーが木材で、バネは板バネが
使用されている。

ヤマハピアノの下前パネルを外したところ
ペダルのバーが鉄パイプで、バネは板バネではなくコンパクトなコイルバネを使用。

ヨーロッパ製ピアノのバネは伝統的な板バネを使用(写真はペトロフ)

日本製のバネはコンパクトなコイルバネ部分を使用(写真はヤマハ)


上の写真はバネ部分のアップですが、ペタルのバーの材質は木と鉄パイプの違いがありますが、特に性能面で影響があるのがぺダルのバネが板バネかコイルバネかの違いです。

コイルバネはオン、オフの使用なら問題ないのですが、ペダルを踏む圧力が一定ではない(最初は軽く段々重くなる)ので、ハーフペダル等使用時には演奏時の調整が難しいのですが、板バネならペダルを踏む圧力が一定なので演奏者の意志で任意のダンパーの効かせ方が容易です。

但しハーフペダルとかクオーターペダルを使用する場合は、丁寧なダンパー調整も必要です。
上級者になると微妙な表現のためにハーフペダルやクオーターペダルをよく使いますが、ダンパーの十分な調整を行わないと鍵盤によってダンパーが効くところと効かないところが出てきます。

ちなみにプロレベルの舞台演奏の場合は、ハーフやクオーターペダルが効かない(使用できない)と調整不良とみなされることがあります。

知っておきたい生産国表示の業界ルール
 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


1960年代のヤマハピアノをリニューアル中です!

リニューアル中の1966年製ヤマハUI(高さ121㎝) 元は黒の艶出しでしたが、塗装を剥いでウォルナット風の艶消し仕上げ、脚もチッペンデールに改装しています。



写真からでも上質な外装材を使っているのが良くわかります。
鍵盤は新しく張り替えています。


椅子もイタリアのディスカチャーチ社製(新品)で、座面も弊社独自に布製に張り替えて、インシュレーター(写真)もプラスティックではなく木製の掘り抜きです。


消耗品のハンマーも既に高級な新品に交換済みです。

残っている作業は、新品の弦とチューニングピンとピンブッシュの交換だけですが、仕事の空いた時間を利用して作業を行うのでまだまだ時間がかかります。

50年前のヤマハをなぜ手間をかけて再生するのか?
ということですが、今のヤマハと違いこの年代のヤマハは、良い木材を使い一生懸命丁寧な仕事をして仕上げていますので、外装と内部の消耗部品を交換してやると、外装の質も含め今の新品にはない魅力を醸し出します。

但し、新しいピアノを1台作るくらいの手間がかかり、今の下手な新品より高価になるのが玉に傷ですが、上質なピアノですので、お子様用ではなく違いわかる大人が味わいながらピアノ演奏を楽しむには最適な1台です。

違いがわかるピアノ愛好家の方のご試弾をお待ちしています!
 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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