[ ]ピアノの国内販売の右肩下がりが続いています
ヤマハ、カワイの2000年~2017年の国内販売のアコスティックピアノの国内販売を台数ベースでまとめてみました。
統計では2000年の国内販売はアップライトが39,835台。グランドピアノが9,435台ですが、毎年販売台数が減少し2017年ではアップライトが12,696台、グランドピアノが3,289台で、最近の統計は見ていませんが体感的には、これより更に半減しているものと思います。
中古ピアノの統計は出ていませんが、中古ピアノは海外(主に中国)向けに毎年十数万台規模で輸出されていましたが、最近は中国の極度の不景気で中古ピアノの輸出も落ち込んでおり、さらに新品の販売が減少しているので、市場の中古ピアノも程度の良い(年式の新しい)中古品少なく、買取も古くて値がつかないものが多くなっています。
古いピアノは廃棄処分の時代に
以前は中国がどんな古いピアノでも引き取ってくれていましたが、今はそれがないので、少し古いピアノは廃棄処分料を取られる時代になっています。
ネット上で20万円クラスの中古ピアノの販売を見ることがありますが、それらは大概廃棄処分クラスのピアノです。
ただ日本のピアノ人口が減少した訳ではないようで、デジタルピアノに取って変わられているのがアコスティックピアノ減少の大きな理由だと考えられます。
そのような背景もあり最近の弊社のお客様はかつてのようにお子様の教育用が少なくなっており、大人が趣味でピアノをお弾きになる方が増えています。
ですので弊社では中古ピアノも含め、ピアノの性能を大切にお考えの方に1台1台丁寧に出荷調整を行ってからお届けするようにしています。
グランドピアノの販売の推移
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
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弦楽器等、他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノに対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。
浜松ピアノ店代表 植田 信五 筆者プロフィール
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