[ ]近年、若い調律師が育っていません
たとえば弊社の地元の岡山では、調律師の多くが60歳以上で20代、30代の調律師はいないようですが、全国的にも同じような傾向です。
調律師になるにはヤマハ、カワイが経営するの浜松の調律学校や他の調律専門学校を卒業する必要がありますが、最近は入学希望者が激減しているようで、国立音大の調律科も応募者がなくて廃止になっています。
またせっかく高い授業料を払って調律の専門学校を卒業し就職しても、その大半が1年ほどで退職するようです。
調律の仕事そのものも減少していて、あっても古いピアノの修理や外装磨きのような仕事ばかりで、調律師本来の匠の仕事を現場でコツコツと地道に学んでいく環境もなく、また地味な努力を重ねていくのが苦手な若い人も多いのも原因のようです。
調律師という仕事に憧れこれから調律師になりたいという方は、ピアノ演奏が好きでピアノをこよなく愛し、コツコツと地味で細かい作業の積み重ねをいとわない人でないと、特にこれからの調律師には向かないように思います。
今の時代は稼げるか稼げないかで仕事を選ぶのではなく、何よりも好きなことを仕事にするのが、調律師に限らず幸せな人生のためには必要なようなようです。
そのような背景のなか、浜松ピアノ店では今、有能な若い調律師が一人育ってきています。
店頭で納品前のペトロフピアノを出荷調整中の伊ヶ谷君28歳です。
実家は東京都内、日大芸術学部音楽科卒のピアノ愛好家ですが、この仕事が好きなようですので上手く育ちそうです。
納品前のペトロフピアノの出荷調整中
こちらも納品前のウェンドル&ラングを出荷調整中です。
浜松ピアノでピアノを選ぶメリット