ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

一日調整でここまで不満が解消されます

神戸市のピアノの先生宅で朝から1日コースで整調・調律・整音を行なってきました。

これまで定期的に地元の調律師さんが定期調律を行なっていたそうですが、ピアノの不調があり何度来てもらっても状況は一向に好転せず諦めていたそうですが、たまたまご縁がありメンテナンス依頼をいただきました。

 

早速弾いてみると・・・

鍵盤・アクションのレスポンスが遅く音色も変化がなくこもっていて、なんとも弾きにくい。

今回の要望がまさにこれでした。

1.ff(フォルテッシモ)で弾いても期待してる音量が出ない。
2.全体的に音量が出ない。
3.高音部の音色がこもっている。
4.鍵盤の反応が鈍い。
5.鍵盤が重い。

この全ての要望には、ある共通点があります。何だかわかりますか?

答えは・・・

ブレーキです。
鍵盤・アクションが動く際にブレーキがかかると上記のような症状が出るのです。
つまりブレーキとなる原因さえ直せば9割OKなのです。

さて、ブレーキの原因は・・・

image
imageimageimage

 

部品の汚れやサビと整調(鍵盤・アクション鍵盤ダンパーの機械的な調整)が不十分でした。

image

image
鍵盤を外し、ホコリ等を掃除し、金属のピンを176本磨き滑りをよくします。

image

鍵盤の動きを滑らかに調整します。

imageimageimageimage

アクション及びダンパーを快適に動くように調整します。
これでブレーキはとれ、鍵盤も快適になり音量もアップしました。そして音色のこもりはハンマーと弦の噛み合わせがきちんと出来ていないことが多いので、

imageimage

ハンマーを整形し直し、

image

imageimage

弦との噛み合わせを調整すると、輪郭のある音色になってきました。

調律をして、最後に音色の硬さを隣同士違和感なく揃えて、一度パネルをして試弾していただきました。

「すごい、こんなに音が (音量)が出る!」
「高音部もはっきり綺麗な音」
「別のピアノになったみたい!」

タッチ感は、「反応がよくなったけど黒鍵の奥側で弾いた時に少し抵抗感がある」とのことでしたので、もうほんの少しだけ軽く再調整して再度確認で全ての要望にOKいただきました。

9時からスタートして気づけば19時。あっという間でしたが最後に喜んでいただけてなによりです。生徒さんの反応も楽しみですね。

ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。

無料資料の詳しいご案内はこちらから

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ