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一流調律師の調律代は高いか?

一流の調律師の定義が難しいのですが、たとえば国際コンクールの出展ピアノの調律をする調律師は各メーカー選りすぐりの調律師ですし、内外の著名なピアニストのコンサートに同伴する調律師は誰もが認める一流の調律師と云えるかもしれません。

一般には一流の調律師の調律代金はさぞかし高額なのだろうと考える向きもが多いと思いますが、一つの目安としてスタインウェイ社が云うところの保守点検という作業がありますが、ホールのスタインウェイDモデル(フルコンサートピアノ)の保守点検作業は原則して高い技術力をスタインウェイ社が認めた調律師に限られます。

そのスタインウェイのDモデルのホールでの2日間の作業料金は約10万円ですので、1日で5万円、半日作業で2.5万円の作業料となります。
遠方の場合は別途交通費と宿泊料がかかりますので、それなりに高額になりますが作業料としてはこんなものです。

これを調律師の立場から見ると2日間の作業で10万円ですが、長距離の出張の場合、前後の2日間は移動のために仕事ができないので決して割の良い仕事ではないのですが、私はこれを一応、作業料金の目安としています。

ただ一流の調律師の作業は早く正確なので、同じ1日の作業量でも並みの調律師の倍ほどの作業をこなしますので、それを考えるとむしろ安いかも知れません。









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ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載、全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

間違いだらけのピアノ選び  ~ 目 次 ~

【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない

◎ピアノは8千個の部品◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器

◎仕上げが整音

◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない

◎ピアノはセミオーダーの楽器です


【第二章】調整によるエピソードのお話

◎中古ピアノが高い勉強代に

◎安価でも高級ピアノより魅力的

◎ブランドを信じて購入したが失敗

◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満

◎値段ほど差がない高級ピアノ

◎好みのスタインウェイがなかった

◎丁寧な調整でヤマハでも満足

◎好みのスタインウェイを求めて

◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?

◎ヤマハは温泉に浸かったような音?

◎ピアニストと専属調律師のお話

◎腱鞘炎になって困っている


【第三章】中古ピアノの問題点

◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い

◎さらなる中古ピアノの問題点

◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?


【第四章】調整シーンを写真でご案内

◎グランドピアノの調整作業

◎アップライトの出荷調整作業


【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ

◎最近のピアノの生産事情

◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語

◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ

【第六章】日本のピアノ事情

◎毎年減少する日本のピアノ市場

◎余談ですがスタインウェイについて


【第七章】筆者のブランド選びの見解

◎コストパフォーマンスが高いか否か

◎ピアノは素材という考え方

◎メンテナンスについて

グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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