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ギックリでビックリ

 

四国は香川県に来ております。


今朝は少し肌寒く上着を着用していましたが、昼頃には少し汗ばむくらいのこの温度差!
こういう時に体調崩しやすくなりそうですが、みなさま体調はいかがでしょうか。

私はというと、今朝寝ている娘を抱きかかえた瞬間、腰がピキッと・・・ええ~ええ、いわゆるプチギックリ腰になっていますが、幸いピアノの作業には支障がありませんが、100メートルを全力で走れといわれると、おそらく年老いたおじいさんのような動きになると思います(笑)



ま、そんな話はそちらにでも置いておいて、
 
  
四国初日目、午前中はM様宅におじゃましました。

 





ピアノはスタインウェイAモデル、奥様と娘さん(小学生)がご使用です。

 




  
 
こちらは鍵盤調整といって、鍵盤がスムーズに動いているか1鍵ずつチェックし適切な遊びをつくります。1鍵でも遊びがなかったりするとその鍵盤だけ違う動きになって弾きにくくなりますし、鍵盤はピアノの土台の部分なので私はメンテナンスの時は必ずチェックします。詳しく知りたい方はこちらの動画をよ~チェック→鍵盤調整とは?






こちらは響板の上に乗っかっている駒と弦を密着させているところです。

1つの音に3本弦が張られている(中高音)のですが、通常1本だけを鳴らすと唸りは発生せず残りの弦と同時に鳴らした時に音の高さがズレていると唸りが発生します。
しかし時々1本だけで唸りが発生することがあり、その修正方法の1つがこの作業です。

真鍮の棒を弦にあてがい上から木片でコツンと叩いてやると、少し浮いていた弦と駒が密着します。他にも原因があることもありますが、今回はこれで直りました。
  
 
ところで、こちらのお部屋に入った際に窓際にクリスマスツリーが飾られていました。訊ねてみると・・・娘さんが待ち遠しいようで少し早いけどもう飾っているそうです(予想的中でした)
このクリスマスツリーを見てご両親の優しさが伝わってきました。
  
子供たちが楽しみにしているクリスマス。わが娘も毎日サンタさんがくるのを楽しみにしていますが、パパやママも朝起きた時のリアクションを楽しみにしています(笑)
 
 
 
 
 
 
 
そして午後からはK様宅へおじゃましました。

 




ピアノはペトロフP194、ピアノ好きな奥様が弾かれます。





  
こちらも掃除した後に鍵盤調整からスタートです。

 






次にアクションメカニックの調整です。
こんなにたくさんの部品がありまして、これを調整して正常な動作にしてあげると、演奏者が意図した音色や音量が出せるようになります。逆にいうと、これを調整しないとピアノ本来の性能が出ないため弾き心地の良くないピアノになります。
現在このアクションの調整シーンの動画を作成中ですので、出来上がりましたらまたご紹介します。









それにしてもとても綺麗なピアノですね。
こちらの奥様は趣味で弾かれるのですがピアノにとても関心があったので、途中で長話をしてしまいました(笑)
 
  
 
M様、K様今日はお世話になりありがとうございました。
 
 
 
朝からのギックリがたいしたことなくてよかったです(笑)

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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