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アンティークピアノの問題点

心配なのはピアノの内部には接着箇所が膨大にあること

魅力的なアンティークピアノですが、心配なのはピアノの内部には接着箇所が膨大にあり、それらの膠(にかわ)の接着面もさすがに100年も経過すると脆くなっていることです。

響板の割れ目を埋め木して修理されたグロトリアン・スタインヴェックの響板の裏側
dsc_0165

そのような事情からファーストピアノではなく、セカンドピアノとして丁寧に使用し、空調管理(温度湿度)も万全を期す必要がありますが、それでも想定外のところが剥がれて故障する可能性があります。

しかも意外とつまらないトラブルになる可能性があり、その修理も厄介なことになることが多いので、メンテナンスの大変さ(費用)も頭に入れておく必要があり、それらを懸念してアンティークピアノのメンテナンスは請け負わない調律師も多いので、何かあってもすぐに駆けつけてくれ、面倒な修理も気軽に対処してくれる、近くに住む古いピアノの修理に長けた調律師の確保が必要です。

こちらはスタインウェイが最初に製作したキッチンピアノのレプリカ(新品)


今でも魅力的なアンティークピアノ

グロトリアン・スタインヴェック

スタインベックの凝った譜面台



ショパンが愛したと言われるフランスのプレイエル


修復されたペトロフ



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


アンティークピアノの魅力とは?

普通の中古ピアノとは違い、100年落ちのピアノをリニューアル したもの、いわゆるアンティーク(ビンテージ)と呼ばれるピ アノは、ノスタルジックな魅力があり、一部の愛好家に人気が あります。

修復されたクララ・シューマン(シューマンの奥さん)愛用の1877年製のグロトリアン・スタインヴェック



京都芸術センターにあるリニューアルされた1910年製 のペトロフピアノ


リニューアルした1920年代のスタインウェイでアン ティークカフェでコンサート


このスタインウェイは、ピアノ1台で家が何軒も建つと 云われた頃?1920年代にハンブルグで制作されたK-13 2、最初はイギリスのマンチェスターで販売され、中古 品として日本に輸入、リニュアルして、弊社がが販売、 代が変わり弾く人がいないので、販売元の弊社が引き 取り再度、リニューアルしたものです。

リニューアルされた1906年製プレイエル (フランス製でショパンが愛したピアノとして有名)

弊社の講師もされており、上記のプレイエルを所有され ている田中先生にアンティークピアノの魅力についてお 聞きしてみました。

何で、こんなに古いピアノが好きなんですか?

曰く、今のピアノは工作機械が進化して緻密にできていて 良いのですが、ユニバーサルデザインというのか、個々のピア ノの個性が少なくなりました。 昔のピアノは民族固有の個性みたいなものがあり、ノス タルジックな魅力もあり、今のピアノとは違った魅力を 感じますとのことでした。
まあ、そう云われれば、そんなものかとも思います。

ただ古いピアノならではの問題点もあります。

アンティークピアノの問題点


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植田 信五


ピアノの寿命は何年くらいと考えべきか?

結論から云えば、お金をかけて修理(リニューアル)をすれば100年以上でも使えますので、費用対効果で買い替えた方が合理的か否か?となりますので、オーナーがどれだけの価値を見出すピアノ(愛着が持てるピアノか)かどうか?ということになります。

オーバーホールせずに使える寿命は50年前後?
演奏頻度や温度と湿度管理により異なりますが、人間でいう健康寿命(快適に使える)はもっと短くなります。

古くなるとどんな不具合が起こるか?

チューニングピンが緩くなり弦の張力に負けて調律が不安定になる

弦を張り替え中の1988年製のグランドピアノ
チューニングピンを一回り太いピンに交換し、弦が新しくなると音が良く伸びます

代表的な消耗品、ハンマー




響板の割れから雑音が発生、埋め木して修理する



響棒が剥がれて雑音が発生


鍵盤がガタついてくるとブッシングクロス(赤色)の張り替え




尚、リニューアル作業は、1台1台、手作業なので(手作りピアノ?)作業効率が悪く割高になりますが、せっかくなので新しく上質の部品を使い丁寧に仕上げると、今の新品以上に魅力的なピアノになる可能性があります。

 一言にリニューアルと云っても予算の関係で、どこまでやるかというレベルがありますが、一応、消品を一通り替えるのが本格的なリニュールという概念ですが、同時に外装の修理や再塗装もあり究極は、響板やアクションも新品にそっくり交換することもあります。

弊社でリニューアルした1965年製スタインウェイ C-227
(セミコンサートモデル)お客様宅にて
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詳しくは弊社HP、ピアノの寿命をご覧ください。
ピアノの寿命

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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