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ピアノの大きさによる性能差は?

大きさの選び方、違いについて

最近は部屋のインテリアに似合う木目でコンパクトな良い音色のピアノを希望される傾向がありますが、性能のことを考えると大きいピアノほど魅力的になります。

大きさの違いとはアップライトでは背の高さ118cm~132cm、グランドは奥行き1503cm~274cmのことを云いますが、横幅はいずれも標準鍵盤の88鍵なのでほぼ同じになります。

大きなピアノは大きい分だけ低音域の弦(巻線)が細く長く張れるのでその分、低音域が柔らかくメリハリのある低音になること、白鍵、黒鍵の大きさは同じですが、鍵盤はシーソーのような動きをしますので、大きなピアノは鍵盤の奥行きが長くなる分、弾き易くなることです。

低音弦の巻線

大きなピアノは鍵盤の奥行きが長くなる

大きい方から云うとフルコサートピアノが奥行き274cm、セミコンサートで227cm、家庭用では210cmが大きい方になり、アップライトでは高さ132cmが一番大きいものになりま
す。

奥行274㎝のフルコンサートピアノ


奥行のあるフルコンサートピアノが理想ですが、お値段も2千万円から3千万円になります。これを予算と性能の折り合いから考えると、比較的安価なピアノでも大きなピアノを選べばその分魅力的になりますが、難しいのは小さなピアノで弾いて気持ちが良いピアノですが、これもきちんと丁寧に調整すれば小型のピアノでも実現可能です。

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植田 信五


グランドピアノとアップライトピアノの主な違い№2

アップライトのメリットはスペース効率が良い(場所を取らない)、製造コストがグランドドの約半分(安い)、この2点ですが、メカニズム的にはグランドの方が断然優れています。

グランドピアノとアップライトの違いを動画で簡単に紹介しています。

グランドピアノは弦や響板が水平ですので背が低く、その意味で演奏者に圧迫感を与えず音の抜けも良く、必要なら遠くに音を飛ばすことができます。

逆にアップライトピアノは背が高い分演奏者に圧迫感があり、前面の演奏者側はケースで蓋をした状態で、音は後ろ(壁側)に抜けますので、出ている音のエネルギーはほぼ同じですが、演奏者には音が籠って聞こえます。

また鍵盤の動きをハンマーに伝えるメカニズムが、アップライトピアノは鍵盤を一番下まで押し下げた状態から、元の高さ(10mm)まで鍵盤を上げないと2回目の音を出すことが出来ませんが、それに比べ、グランドピアノは鍵盤を押し下げた状態から半分位上げたところで2回目の音を出すことが出来ます。結果として連打がアップライトピアノは1秒間に7回、グランドピアノは1秒間に14回連打が可能になります。これはグランドピアノにレペティションレバーシステムという機能が備わっているためです。
さらに、グランドピアノはダンパーペダル、ソフトペダルも自然に機能して、演奏者の細かいテクニカルな表現が可能です。

アップライトピアノの打弦メカニズム

グランドピアノの打弦メカニズム


同予算で考えた場合、純粋にピアノのより良い(上質な)音色と響きを楽しみたいということを重視すれば高級(高品質)なアップライト、それよりも高度な演奏テクニックや表現力を重視すればグランドピアノの選択になると思います。

この境界線が大体ご予算200万円前後で、200万円以上のご予算の場合は、スペースが許す限り大概はグランドピアノの選択になります。

物理的な違いは概ね前述の通りですが、そのような価値観とは別に、ピアノを大切な一生ものの楽器として考え(良いピアノを所有する喜び)、自宅でさりげなく良い音色や響きでピアノ演奏を楽しみたいという向きには、良質の小型のアップライトピアノも一つの選択肢かも知れません。

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大市場の中国でピアノが売れていない

最近は中国経済が破綻の危機という報道をよく見ますが、中国へ日本の中古ピアノを毎月コンテナ単位で輸出している業者の話では、最近は売値を下げても買ってくれないそうで、理由を聞くと中国が極度の不景気だからだそうです。

そのような背景から中古ピアノの買取広告も減少し、中古ピアノを大量在庫をしている輸出業者が国内に安値で放出する可能性があります。

ところで日本の中古ピアノを希望するのは中国の庶民だと思いますが、気になるのは富裕層で、高級ピアノのスタインウェイなどは中国が最大の市場のようで、たぶん、今回は富裕層も経済の先行き不安でかつてほど高級ピアノを購入しなくなっているではと推測しています。

浜松ピアノ店 1Fショールーム


ピアノを買うなら中古か新品か?

 

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