ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

宮田大チェロリサイタル


昨日は宮田大さんのチェロ・リサイタルのツアー初日目ということで、香川県観音寺市にあるハイスタッフホール(観音寺市民会館)大ホールへ朝8時に会場入りでピアノの調律をさせていただきました。

今回のピアニストは西尾真実さん。笑顔が素敵で一見モデルさんかな?と思わせるような美貌とスレンダーでありながらもその細い腕からは信じられないほどのダイナミックな表現も持ち合わせていて、且つ繊細なタッチやペダル操作の意識レベルの高さに、調律師としてとてもやりがいを感じました。

 

 


リハーサルを終え、ピアニストの西尾さんからのピアノに対する要望と照明によって熱くなったピアノのピッチ低下の修正を行ない、いよいよ本番を迎えました。

 

 

 

 

今回のプログラムは

サン=サーンス/白鳥
アストル・ピアソラ/オブリビオン
ダーヴィト・ポッパー/ハンガリー狂詩曲
レオシュ・ヤナーチェク/おとぎ話
ベーラ・バルトーク/ルーマニア民族舞曲
加羽沢美濃/デザートローズ
マックス・ブルッフ/コル・ニドライ
マヌエル・デ・ファリャ/バレエ音楽「恋は魔術師」
                             (チェロとピアノ編)(小林幸太郎編曲)

に加えアンコール3曲あり、会場全体から鳴り響く力強い拍手からは非常に満足度の高い演奏会だったことが窺えました。

舞台袖へ回ってくるお二人の演奏を聴いていただけでも心地良く感じてました。

 

 

 

昨年の小ホールで演奏されていた時も重厚さとまろやかな響きに包み込まれるような印象を受けましたが、今回の大ホールは小ホールに比べ残響が一秒以上長く、小ホールとはまた違った心地良さを体感することが出来ました。

もし機会があれば一度このハイスタッフホールの響きを堪能してみてください。

宮田さん西尾さん素敵な演奏ありがとうございました。

今回が全国ツアー初日目ということで、引き続き大分・埼玉・神奈川・福岡・・・と全8箇所を回る予定だそうです。

 

 

>>>宮田大チェロリサイタルツアー

>>>宮田大オフィシャルサイト

>>>西尾真実オフィシャルサイト

>>>ハイスタッフホール

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ディアパソンDG-166の出荷調整を始めました

ディアパソンDG166が入荷しました。

納品が決まっているので、これから空いた時間で出荷調整を始めます。

2〜3日はかかるので仕上がりは来月の予定です。

 

 

 

まずは鍵盤を外して鍵盤フレームの掃除とキーピン(鍵盤のピン)磨きです。

 

 

 

鍵盤のブッシングクロス(赤いクロス)にはテフロンパウダーを擦り込ませます。

滑りが良くなるので摩耗が減り雑音も減ります。

 

 

 

鍵盤の奥側に付いているキャプスタンスクリューもくすんでいたので全て磨き直しました。磨くとこんなにも色が違ってツルツルです。

 

 

 

 

鍵盤のピンの並びを揃えます。

 

 

 

 

 

鍵盤を左右そして持ち上げて、ほんの1ミリ程遊びがあることとスムーズに動くようにブッシングクロス(赤いクロス)を圧縮して調整です。

これで鍵盤調整が終わり続きはまた後日、次回は棚板調整と鍵盤高さ調整から始めます。

 

 

 

>>>出荷調整の必要性とは

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ペトロフP194で弾いてみました

「ひこうき雲」という曲を知っていますか?

この曲はユーミンこと松任谷由実(荒井由実)さんが1973年にリリースした曲で、当時荒井由実さんの小学校の同級生の子が、深刻な病によって高校1年の時に亡くなってしまいます。

荒井由実さんにとって、その出来事は忘れられない悲しみとなり、後にこの「ひこうき雲」の歌詞を生み出すきっかけになったそうです。
亡くなった友人を悼み、その命を一筋の雲になぞられて歌われています。

リリースから40年経った2013年には宮崎駿監督のジブリ映画「風立ちぬ」の主題歌にもなり、まさに時代を超える稀代名曲として、今でも多くの人に愛され続けています。

 

この曲を心を込めてペトロフP194で弾いてみました。

 

>>>おすすめブランドペトロフピアノ

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ