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ショパンラフマニノフべート―ベンリストシューマンドビッシーラベル
ペトロフピアノは国産高級ピアノに近いご予算でご購入できる唯一の純ヨーロッパ製のピアノと云えます。
たとえば美しいデザインの木目のアップライトで本体価格209万円(高さ118㎝)291万円位(高さ131cm)、グランドピアノで家庭用のコンパクトな奥行き159cmで594万円位から、また演奏家向けの奥行き194cmでも780万円~、本格的な210cmのものでも968万円位のご予算でご購入できますので、スタインウェイやファツィオリと云った、最高級ピアノの半額位のご予算で購入できる上、それら1千万円超えの最高級ピアノに近い満足を得ることができます。
P118C1ウォルナット艶消し |
P118C1マホガニー艶出し |
P125F1アルダーサテン |
P125F1ウォルナット艶出し |
P173 ウォルナット艶出し |
P210Pasat 黒 |
約16種類の外装からお好みの木目を選択できます。
一度、良く調整された純ヨーロッパ製のペトロフをご試弾いただければ、新たな発見と感動があると思います。
元・明倫小学校の開校50周年を記念し、1918年に寄贈されたチェコのペトロフ社製のグランドピアノは、「ペトロフピアノ」の愛称で長きに渡り愛されてきました。
明倫小学校から京都芸術センターへと受け継がれたペトロフピアノは、地元の有志が中心となり2008年に修復され、今もなおその優雅な音色を響かせています。
スザンヌ・ペトロフ社長 弊社2Fにて
チェコ、ペトロフ本社のショールーム
高級ピアノとして有名なドイツのスタインウェイやオーストリアのベーゼンドルファー、イタリアのファツィオリのような一千万円クラスの少量手作り生産の高級ピアノを除けば、多くのヨーロッパ製(ドイツ)メーカーが、安価なアジア製ピアノに対抗するために、今では多くの製造工程を中国の大手ピアノメーカーで委託生産することにより、何とか販売価格を抑えた安価なヨーロッパ製ピアノとして販売されているのが現状で、今では上記の超高級ピアノを除けば、純ヨーロッパ製ピアノはかなりの少数派になっています。
そのような背景のなかでペトロフの生産国であるチェコは1989年のベルリンの壁がなくなるまで社会主義国でしたので、今でもまだ平均的な月収が15万円程度で、特にペトロフの工場はチェコのプラハから東に140kmのクラローバという、人口10万人程度の田舎に工場があるので、安い人件費と質の高い技術者に恵まれているお蔭で、今でもヨーロッパにありながら高品質で低価格のピアノが製造されています。
日本国内においても他の輸入ピアノのように輸入商社がなく、弊社を含めて4つのピアノ小売店が、直接チェコのペトロフ社から直輸入しているので、他の輸入ピアノのように中間に輸入元が存在しない分、流通経費が削減され安価に提供できています。
私が特に詳しいペトロフピアノ社に例を取って、今のヨーロッパ製ピアノの生産実体をご説明しますと、ペトロフ社も世界的な低価格競争への対抗上、現在、本来のPETROFブランドとは別に、ROSLER、SCHOLZE、WEINBACH、と全部で4つのブランドを持っています。
そのうちペトロフ以外の3つのブランドは、中国のハイルーン(HAILUN)という年産4万台の生産規模を持つ大手メーカーで生産されており、2つのブランドは中国国内で販売されています。
ですからペトロフピアノ社の例を取れば、4つの手持ちブランドの中で、創業家のペトロフブランドだけが、唯一、構成部品も含めて、全てが純粋なヨーロッパ製ピアノということになります。
その中のWEINBACHだけは、中国の工場で作られたいわゆるバック(支柱・響板・フレームに弦を張った状態のもの)を使い、キャビネット(外装)だけチェコの工場で最終組み立てをすることにより、建前上、ヨーロッパ製ピアノとして販売されています(日本には未入荷)。
スタインウェイはドイツのハンブルグで製作、ボストンは日本、安価なエセックスは中国で委託生産して対外的に生産国を明確にしていますが、企業秘密?のようで明確にされていませんが、今ではヤマハ、カワイも含め多くのヨーロッパブランドも実質的に中国で委託生産しているのが現状です。
現実にはスタインウェイ等の1千万円クラスの高級ピアノを除けば、製造コスト低減と最大市場の中国でピアノを販売するために中国の高い関税壁(35%)を避ける必要もあり、やむなく中国の大手メーカーに多くの製造工程を委託生産しているのが実情です。
1864年創業のペトロフは従業員数800名程度の会社ですが、今のピアノメーカーでは数少ない、ペトロフ家の5代目オーナーが今でも社長(女性)という信頼の老舗メーカーであり、他のサラリーマン社長のピアノメーカーと違い、オーナー社長ゆえに、良いピアノを作るという情熱も他社にないほど高いものがあります。
ただ、ローテクな少量生産なので、今のところ日本へ供給されるピアノは、隔月にUP/15台、GP/2台程度ですが、納期は少しかかりますが、少量生産ゆえに望めば外装等の特別なオーダーも聞いてくれます。
ペトロフピアノ社長の日本のピアノ愛好家へのメッセージ
ヨーロッパがEUとなり通貨もユーロに統一され、EU内での人や経済の壁もなくなってきましたので、徐々にチェコも労働賃金も高くなってきていますが(それでも隣国ドイツの40%程度)、楽器として特に大切な響板は、自国で採れる良質のボヘミアン・スプルースを時間をかけて自然乾燥し、昔ながらの小規模・少量生産された純ヨーロッパ製のペトロフピアノは、伝統的なヨーロッパ製ピアノだけが持つ音色や響き、デザインや木目の美しさ、長い寿命を持つ魅力的なピアノと云えます。
ペトロフ社の工場にて三木 |
弊社に来店時 近所のうどん屋にて |
チェコのプラハのカレル橋 |
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浜松ピアノ店では、同じメーカーの同じピアノでも丁寧な調整を施すとその性能(タッチ・音色・響き・表現力)が30%ほど向上するという考えに基づき展示ピアノも丁寧に調整しています。
ぜひ、よく調整されたペトロフピアノを、ぜひ岡山の浜松ピアノ店で一度ご試弾下さい、気持ちが良いタッチや音色、響きを体感いただけます。
弊社2Fにて ペトロフ社の社長 スザンヌ・ペトロフ氏 |
ペトロフP118P1の演奏
ペトロフP125F1の演奏
調律師が心を込めてペトロフP194で弾いてみました。
2023年4月1日現在の税込の本体価格です。
※価格は為替変動・メーカー事情等で予告なく変更されることがありますのでご了承下さい。
モデル | 高さ | 仕上げ | 本体価格 |
---|---|---|---|
P118 P1 | 118cm | 黒/白/ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥2,090,000 |
ビーチ/チェリー/アルダー艶消し | ¥2,090,000 | ||
P118 D1 | 118cm | 黒/白/ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥2,420,000 |
チェリー艶消し | ¥2,420,000 | ||
P118 C1 | 118cm | 黒/白/ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥2,530,000 |
P125 F1 | 125cm | 黒/白/ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥2,475,000 |
ウォルナット/アルダー/オーク艶消し | ¥2,475,000 | ||
P131 M1 | 131cm | 黒/ウォルナット/マホガニー | ¥2,915,000 |
モデル | 奥行 | 仕上げ | 本体価格 |
---|---|---|---|
P159 Bora STANDARD | 159cm | 黒艶出し | ¥5,940,000 |
白/ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥6,660,000 | ||
P159 DEMI CHIPPENDALE | 159cm | 黒/白/ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥7,040,000 |
P173 Breeze STANDARD | 173cm | 黒艶出し | ¥6,490,000 |
白/ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥7,150,000 | ||
P173 Breeze DEMI CHIPPENDALE | 173cm | 黒/白/ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥7,590,000 |
P173 Breeze CHIPPENDALE | 173cm | 黒/白/ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥7,920,000 |
P173 Breeze Rococo | 173cm | 白艶出し | ¥8,030,000 |
P194 Storm | 194cm | 黒艶出し | ¥7,810,000 |
ウォルナット/マホガニー艶出し | ¥8,470,000 | ||
P210 Pasat | 210cm | 黒艶出し | ¥9,680,000 |
P237 Monsoon | 237cm | 黒艶出し | ¥14,300,000 |
P284 Mistral | 284cm | 黒艶出し | ¥17,600,000 |
資料とカタログに添えて下記のメーカー別の独自の詳しい解説書も同封いたします。
![]() スタインウェイ 全15ページ |
![]() ファツィオリ 全8ページ |
![]() ペトロフ 全23ページ |
![]() ディアパソン 全12ページ |
![]() レーニッシュ 全4ページ |
![]() フォイリッヒ 全6ページ |
![]() ウェンドル&ラング 全4ページ |
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