[ ]純ヨーロッパ製ピアノの魅力について
ヨーロッパのピアノと国産ピアノの違いは何ですか?というご質問をよく頂きます。
音声でもご案内しています
哲学の違い
基本構造は同じですが哲学(考え方)の違いが大きいと思います。
生産工程を機械化、合理化して最大限生産効率を重視したピアノ作りが国産ピアノ、その結果として少々魅力に欠けるものの安定した品質のピアノを比較的安価に大量生産ができます。
一方でヨーロッパのピアノ作りは合理化が遅れたローテクなピアノ作りとも言えますが、例えば木材でも効率が悪いですが屋外で自然乾燥をした木材を使い、いわばプリミティブ(原始的)な魅力を持ち、楽器としての音色や響きの魅力、例えば国産ピアノがポン、ポンと鳴る所がポーン、ポーンと鳴るのがヨーロッパ製ピアノの魅力です。
内部をみればその片鱗を垣間見ることができます
スタインウェイのアクション
ペトロフのアクション
ヤマハのアクション
チェコのペトロフピアノの無垢材を使った支柱
ヤマハの支柱
ペトロフの鍵盤蓋、無垢材を使用
ヤマハの鍵盤蓋
手間のかけ方の違い
個々の手間のかけ方の違いで、ヨーロッパ製ピアノは箱全体で無理なく自然に鳴り、国産ピアノは弦とハンマーで無理に鳴らしているという感じになります。
結果としてヨーロッパ製ピアノは、箱全体で無理なく鳴るので音色や響きも魅力的です。
違いを極端にいえば、ヨーロッパ製ピアノはちょうどヨーロッパの高級オルゴールみたいですし、国産ピアノは安いオルゴールの違いに似ています。
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
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間違いだらけのピアノ選び ~ 目 次 ~
【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない
◎ピアノは8千個の部品◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器
◎仕上げが整音
◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない
◎ピアノはセミオーダーの楽器です
【第二章】調整によるエピソードのお話
◎中古ピアノが高い勉強代に
◎安価でも高級ピアノより魅力的
◎ブランドを信じて購入したが失敗
◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満
◎値段ほど差がない高級ピアノ
◎好みのスタインウェイがなかった
◎丁寧な調整でヤマハでも満足
◎好みのスタインウェイを求めて
◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?
◎ヤマハは温泉に浸かったような音?
◎ピアニストと専属調律師のお話
◎腱鞘炎になって困っている
【第三章】中古ピアノの問題点
◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い
◎さらなる中古ピアノの問題点
◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?
【第四章】調整シーンを写真でご案内
◎グランドピアノの調整作業
◎アップライトの出荷調整作業
【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ
◎最近のピアノの生産事情
◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語
◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ
【第六章】日本のピアノ事情
◎毎年減少する日本のピアノ市場
◎余談ですがスタインウェイについて
【第七章】筆者のブランド選びの見解
◎コストパフォーマンスが高いか否か
◎ピアノは素材という考え方
◎メンテナンスについて
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