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弦を全て張り替えると・・・

どんなピアノも古くなってくると、弦を巻き付けているチューニングピンが緩くなってきて、弦の張力を最適な状態に留めることができない、所謂調律が不可能な状態になります。

その際に修理して部品交換をすればまた長期で使用することができますが、修理箇所によっては高額な費用がかかる為、よほど愛着があるピアノでないとそのような修理はされない傾向にあります。

 

高額な費用のかかる修理とは、弦交換・チューニングピン交換・ハンマー交換・その他(響板割れ修理等)を指します。

 

昨年の9月にヤマハの1969年製アップライトピアノの弦、チューニングピン、ダンパーフェルト、ハンマーの交換をしました。

その際に特に不安定な状態が続くのが「弦」です。その時の様子を撮影してみました。

 

 

 

>>>中古ピアノのメリットとデメリット

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


一般家庭の1日調整のメンテナンスが増えています

1日調整とは文字通り1日かけて行うメンテナンスのことです。

よくある話では、長く眠っていたピアノを再開したい、他店で調律をお願いしていたけれど弾き難い等のケースですが、半日では大きな変化は無理ですが、1日メンテナンスに費やすと明らかに性能の向上を体感できます。

ちゃんとしたホールのピアノのメンテナンスでは1年に1回は、2日間をかけてメンテナンスを行うところが多いのですが、ホールではコンサートごとに毎回調律をしますので、2日間の作業は普段の調律時にはできない調整を主体に行うものです。

ピアノの調整に完璧はなく、やろうと思えばいくらでも作業時間が必要になりますが、究極は国際コンクールに持ち込むピアノで、これは相当な時間をかけて調整を行います、ピアノの調整というものはやれば切がない世界のようです。

ホールの2日間のメンテナンス風景








 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


性能を重視するならピアノの大量展示での試弾は無理がある

たくさんのピアノを一度に試弾してみたいという思いは自然な感情ですが、ことピアノ、それも性能を大切に考えると無理があります。

なぜなら1台のピアノを丁寧な調整を施し仕上げるには新品でも3日、中古品ならその倍ほどの作業時間が必要であり、さらに一度仕上げても展示場の24時間の適正な空調が必要なので、これらの条件を完璧に満たすのは難しいからです。

理想的な試弾環境のファツィオリジャパンのショールーム

なぜ理想的かと云えば音響が良い広いショールームで業務用の空調で24時間、常時適切な温度と湿度に保たれており、しかも絶対展示台数が10台以下なので丁寧な調整が行き届いているからです。


一般のショールームでも理想的な試弾をと考える場合は、事前に特定の試弾機種の試弾の旨を伝えて、試弾当日に最高の状態に仕上げてもらい、さらにそのピアノを調整した調律師に立ち会ってもらうのが理想的かと思います。

浜松ピアノ店1Fショールームにて





 
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植田 信五


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