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出荷調整(プレップアップ)とは?

出荷調整とはメーカーまたは販売店が納品前に行う調整・調律・整音の作業のことですが、これを一通り行うには新品で3日間、中古品ならば1週間程度の作業時間が必要です。



新品でもなぜ出荷調整が必要なのか?

ピアノという楽器は、内部のメカニズムの構成部品が木材、フェルトやクロスが使われてシンプルな構造の弦楽器や打楽器と大きく異なります。

いかに高級ピアノであれ必ず部材に伸縮や歪みが出ますので、この歪み修正してメカニズムがロスなくスムースに動くように摺合せ調整を行う必要があり、打弦するハンマーも最適なで均一な音色になるように整音する必要があります。

調整作業を分かりやすく動画でご紹介しています


大半のピアノの出荷調整が省かれています

一通り出荷調整を行うには3日間の作業時間が必要ですが、同じピアノでも性能(タッチ、音色、表現力)が30%ほど向上します、しかし現実には99%のピアノの出荷調整が省かれて本来の性能を発揮していません。

なぜ出荷調整が省かれているのか?

一通りの出荷調整を行うには新品で3日間の作業時間が必要で作業場所の確保も必要。

業界関係者も調整の重要性が理解されておらず出荷調整という言葉すら知らない人が多い。

性能を客観的に評価できる人が少なくブランドイメージだけでピアノを選ばれる人が多い。

なぜ新品ピアノにも出荷調整が必要なのか?

ピアノは内部に木とフェルトで構成された複雑なメカニズムを持っており、特に新品は部材の伸縮や歪みが大きく生じるので納品前に調律師の手で全ての摺合せ調整が必要です。

例えばハンマーシャンクが歪んでいるとスイートスポットを正確に打弦出来ず、鍵盤の高さと深さが均一でなければ弾き難く、アクションにメカニカルなロスがあると鍵盤からハンマーに力が正しく伝わらないので弾き難く表現力が劣りますので、一通りの調整と調律が完了してから、仕上げの整音で好みの音色に音色の粒も揃える必要があります。

出荷調整で同じピアノでも30%以上性能が向上する

動的メカニズムが部材の伸縮や歪みで大きく変動するので、いかなる高級ピアノであれ納品前に時間をかけてこの伸縮や歪みによるメカニズムのロスを調律師の手で一つひとつ修正して摺合せ調整を行って初めて本来の性能を発揮します。

試弾も丁寧に調整されたピアノでないとあまり意味がない

大半の展示ピアノも調整が省かれ本来の性能を発揮していないので、調整が省かれているピアノをいくら試弾しても参考程度にしかならずあまり意味がありません。

手前味噌になりますが、浜松ピアノ店では新品はもちろん安価な中古ピアノも丁寧に調整と整音を施して展示していますので、弊社でご試弾頂くと調整済のピアノ固有の弾き心地と音色に驚かれるのではと思います。

ピアノの調律とメンテナンス


メーカーでも十分な出荷調整が行われていません

たとえば高級(高額)ピアノのスタインウェイですら、以前は日本に入荷してからスタインウェイジャパンで3日間の出荷調整をしてから展示や納品されたものですが今は5時間に制限されています。

ヤマハの掛川工場のグランドの出荷調整を現場の担当者から現状をお聞きするとCクラスで2時間半、プレミアムシリーズでも8時間だそうです。

調整不足は販売店で行う必要があるのですが入荷したものをそのまま納品して納入後も調律だけで終わっているので、価格やブランドイメージに期待するほどの性能を発揮していません。

ですから自宅にピアノが届きリラックスして弾いていて初めて音色の悪さや弾き難さに気がつき、どうもオカシイ、どうしても我慢ならないということでメールやお電話で弊社にご不満のご相談を毎月数件は頂きます。

しかし納品され一旦悪い癖がついてからでは、調律師が出向き3日間以上を要する出荷調整レベルの調整を行うのは現実には困難です。

購入してから悩む前に、弊社が無料進呈する資料(間違いだらけのピアノ選びの本とDVD)でそのあたりのことを具体的にわかり易く解説していますのでぜひご覧ください。

弊社では店頭で出荷調整を行い演奏者の好みに合わせたタッチや音色に仕上げてお届けしています。

浜松ピアノ店では遠方にお届けのピアノ(たとえば北海道や鹿児島県等)でも、コスト増になりますが一旦、倉庫から弊社の店頭に移動して調律師の空き時間を利用して出荷調整を行うので、3日間の作業が1週間ほどかかりますが、演奏者の好みのタッチと音色に仕上てからお届けしています。

お蔭で性能を大切にお考えの全国のピアノ愛好家の方からご支持を頂いています。

お客様の声

個々のピアノが本来の性能を発揮するためには納品前の丁寧な調整が不可欠ですが、現実には99%のピアノの出荷調整が省かれています、下記の動画をぜひご覧頂くと出荷調整はいかに手間がかかるかご理解頂けます。

調整作業を分かりやすく動画でご紹介しています


 
無料資料の詳しいご案内はこちらから

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ペトロフP210で炎を弾いてみました

 

昨年から鬼滅の刃の社会現象に驚いていましたが、まだまだ大人気ですね。

どこに行っても鬼滅の刃キャラクターグッズを持っている子が多いです。先日もピアノの中に缶バッチを発見。きっと譜面台から落ちたんでしょうね。雑音も出てなくてセーフでした。

 

 
色んなグッズがあって、まだまだ当分人気は続きそうですね。
 
 
そんな流行に乗っからないといけないなと思い、鬼滅の刃22巻まで友人に借りて読みました。
 
たしかに面白いです。まだ劇場版の無限列車は観に行ってませんが、主題歌のLiSAさんが歌う「炎」は何度も聴いていたので、早速練習して弾いてみました。

 

 

 

今回の楽譜はTwitterで知り合ったOshamanbeさんがアレンジしてくれています。

 

>>>Oshamanbeさんアレンジ「炎」の楽譜購入は→こちらから 

>>>Oshamanbe -piano cover-YouTubeチャンネル 

>>>おすすめブランド ペトロフ

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ピアノの性能は環境と調律師の情熱次第で決まる

特に最近はそのように思います。

いくら高級ピアノを購入しても設置環境と技術的な手入れが省かれると性能的には最悪ですし、逆に安価なピアノであっても湿度と温度を適正に保ち丁寧な調整を施せば魅力的なタッチと音色で奏でることができます。

①先ずは設置環境の整備

これはピアノ部屋に管理が簡単な加湿器と除湿機を選んで設置すればOKで予算的には両方で10万円以下で購入できるのでその意味では簡単です。

 

②丁寧な出荷調整とメンテナンス

設置環境が適切に保てれば、後は丁寧な出荷調整(納品前の調整・調律・整音)と納入後も調律だけでなく調整と整音を行えば納入時の快適な性能を維持できます。

ピアノは出荷調整が省かれると本来の性能を発揮しない

高級ピアノで①と②の条件を満たせばほぼ感璧ですが、後は部屋の音響対策くらいです。





 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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