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ピアノの特異性ゆえの問題点と解決策  鍵盤の鉛調整

ピアノという楽器は鍵盤からアクションを通して打弦するという、いわばリモートコントロールで打弦するという他の楽器にはない特異性があります。

その特異性ゆえの問題は、あらかじめ納品前に販売店による出荷調整でメカニズムの歪みの修正や擦り合わせ調整をしてやらないと、本来の性能を発揮しませんが、手間(コスト)がかかるので大半のピアノが省かれていることです。

丁寧な調整を行えば、安価なピアノでも弾き易く表現力のあるピアノになりますが、さらに快適で魅力的なピアノの仕上げるには鍵盤の鉛調整が必要です。

鍵盤の鉛調整とは?

鍵盤には鉛が埋め込まれており、その鉛で鍵盤の重さを決めています。




しかし国産ピアノの場合はメーカーでの調整が不十分なので、鍵盤に鉛を埋め込む際は、一律に埋め込まれていますので重い鍵盤と軽い鍵盤のバラツキが出ます。

鍵盤の裏側に線を入れ一律に鉛が埋め込まれています(写真はヤマハ)


ヨーロッパの高級ピアノの場合は、鍵盤一つひとつの重さを計測してから鍵盤ごとに鉛の大きさと位置を決めますので、全ての鍵盤の重さが一律になり、快適なタッチで弾き易くなります。



このように鍵盤ごとに重さを測り、鉛の大きさと埋め込む位置を決めていきます

弊社での鉛調整作業を動画でご紹介しています



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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