[ ]日本では下火になった自動演奏ピアノ
スタインウェイ社が多額の研究開発費をかけてスタインウェイの自動演奏ピアノを開発、発売したが、期待するような売り上げが出なかったという経済レポートが出ていました。
スタインウェイがiPadで制御する自動演奏ピアノ『Spirio』発売
日本ではひと昔前にヤマハが大々的にキャンペーンをして、ブームになった自動演奏ピアノですが、今ではほとんど話題に上らず街でも見かけることがなくなりました。
しかし最大市場の中国ではまだ珍しいようで、今のスタインウェイの生産の半分が自動演奏付きで主に中国の富裕層に人気があるようです。しかし頼みの中国も最近は極度の不景気で売れていないのではと思われます。
当初は、この装置を内蔵しているピアノを購入すると、有名ピアニストが家のピアノを弾いてくれるのと同じ?という風に理解して大いに期待したものでした。
一時期はホテルのロビー等に自動演奏のグランドピアノが置かれて、大いに珍しがられていましたが、いつの間にか姿を消してしまいました。
その理由は人の筋肉に代わる動力部分があまり進化せず、昔は動力源が空気やバネでしたが、今は簡単にいうと磁石の反発力等を利用している?ようです。
いかに人工頭脳?が緻密な指示を出しも、ピアニストのようなデリケートなタッチの演奏が不可能だし、しかもピアニストは個々のピアノの最良の弾き方をしますが、どのピアノでも同じタッチというのはあり得ないと思います。
故に自動演奏のピアノを聴いてうっとりすることはありえず、BGMで聴くならCDの方が癒されると思います。
さらに自動演奏を毎日続ければ、整調・調律・整音もそれに準じて必要になりますので、特に営業用に毎日、何時間も演奏するような場合は、メンテナンスも頻繁に行う必要があります。そんなことが一般に分かってきて、いつの間にか下火になったものと思われます。
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間違いだらけのピアノ選び ~ 目 次 ~
【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない
◎ピアノは8千個の部品
◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器
◎仕上げが整音
◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない
◎ピアノはセミオーダーの楽器です
【第二章】調整によるエピソードのお話
◎中古ピアノが高い勉強代に
◎安価でも高級ピアノより魅力的
◎ブランドを信じて購入したが失敗
◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満
◎値段ほど差がない高級ピアノ
◎好みのスタインウェイがなかった
◎丁寧な調整でヤマハでも満足
◎好みのスタインウェイを求めて
◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?
◎ヤマハは温泉に浸かったような音?
◎ピアニストと専属調律師のお話
◎腱鞘炎になって困っている
【第三章】中古ピアノの問題点
◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い
◎さらなる中古ピアノの問題点
◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?
【第四章】調整シーンを写真でご案内
◎グランドピアノの調整作業
◎アップライトの出荷調整作業
【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ
◎最近のピアノの生産事情
◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語
◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ
【第六章】日本のピアノ事情
◎毎年減少する日本のピアノ市場
◎余談ですがスタインウェイについて
【第七章】筆者のブランド選びの見解
◎コストパフォーマンスが高いか否か
◎ピアノは素材という考え方
◎メンテナンスについて