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コンサートチューナーの裏事情

コンサートチューナーと言えばピアノコンサートの際に調律を担当する調律師のことで調律師としては名誉なことです、しかしその背景には表には出ない事情もいろいろありますが、今回はその一部を少しご紹介します。

コンサートチューナーには、コンサートの曲目と演奏者の希望に合わせたチューニングが早く正確にできる高い能力が求められますので、その要求に応えられるコンサートチューナは技術的に高く評価されます。

しかし多くのホールはスタインウェイなので、過去の納入実績の多い元日本総代理店であった松尾楽器さん(今は閉店)、現在ではスタインウェイジャパンが関係しており、ある種の縄張り(既得権)があり、いくら技術力があっても誰でもが担当できる訳ではありません。

本来は演奏者が望む調律師であれば誰でも良いのですが問題は整音にあります。

整音はハンマーに針を刺したり削ったりして音色を変える作業ですが、これはあまりやり直しが出来ず、最悪の場合ハンマーの交換が必要になりその費用は100万円超えになります。
なかには有名演奏者の希望でハンマーに針を刺し過ぎて、そのホールを出入り禁止になった調律師もいるようですが、最低限の条件としてピアノを壊さないというがあります。

しかしながら後10年もすると老齢でコンサートチューナーができる調律師も少なくなるので事情も変わってくるのではと思います。






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◎好みのスタインウェイを求めて

◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?

◎ヤマハは温泉に浸かったような音?

◎ピアニストと専属調律師のお話

◎腱鞘炎になって困っている


【第三章】中古ピアノの問題点

◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い

◎さらなる中古ピアノの問題点

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【第四章】調整シーンを写真でご案内

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【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ

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◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語

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【第六章】日本のピアノ事情

◎毎年減少する日本のピアノ市場

◎余談ですがスタインウェイについて


【第七章】筆者のブランド選びの見解

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植田 信五


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