[ ]純ヨーロッパ製ピアノの危機的現状とこれから
今でも純ヨーロッパ製(全てヨーロッパ製)のぺトロフピアノは1864年創業の長い歴史がありますが、1989年のビロード革命後から徐々に西側の部品や工作機械が入ってきて品質も向上しました。
それでもまだ昔の伝統的(手作り)なピアノ作りが残っており、ドイツ等に比べるとまだまだ人件費が安く、他のヨーロッパのピアノメーカーが淘汰されたり中国での委託生産になり、気がつけばヨーロッパ最大のピアノメーカー(台数ベース)になりました。
しかし今では高額なスタインウェイやファツィオリ等を除けば、全てヨーロッパで生産されている純ヨーロッパ製ピアノは極めて少数で貴重な存在ですが、そのなかでチェコ製のペトロフピアノは純ヨーロッパ製のなかでもまだ一番安価に購入できるのが大きな魅力です(それでも高価です)。
ペトロフピアノの魅力のポイントは?
ペトロフピアノの魅力は、昔ながらの伝統的な工法(手作り)で1台1台手間をかけて作ることで、ヨーロッパの伝統的、文化的魅力もさることながら楽器としての基本性能(音色や響き)が優れており魅力的なことです。
①屋外で自然乾燥した無垢材が多く使われる(木の寿命が長く自然な響き)
②工場の生産が昔ながらの手作りで、1台1台手作業の行程が多く残る
③消耗部品にはドイツの高級部品メーカーの部品を使っています。
お勧めブランド ペトロフ
ペトロフの工場のご紹介
ペトロフの工場はチェコのプラハから東に140㎞、人口10万人ほどの田舎町のクラローバにあるために、ヨーロッパでも安い人件費で地元の優秀な技術者を安定的に確保できています。
屋外で自然乾燥した木材 ペトロフの工場にて(いずれも筆者撮影)
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
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構造がシンプルな弦楽器等と違い複雑なメカニズムを持つピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、その特殊性をご理解頂くとピアノに対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。
浜松ピアノ店代表 植田 信五 筆者プロフィール
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