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あなたはデジタル派?アナログ派?

いつものピアノの話ではなく秤売りの話ですが。

子供の頃に母親から、肉を買ってくるように、お使いを言いつけられることがあり、当時の肉屋さんにあったのがアナログの秤でした。

このアナログの秤は店のおばちゃんと真向かいのお客の両方から秤の針を見ることができますが、そこの肉屋さんでは、例えば400gの肉を注文すると、必ず400グラムを少しオーバーする肉を秤に載せて包んでくれ、オマケをしてくれていました。

子供は肉は大好きで貴重なので、肉を計る時は幼い子供でも、肉の量が多いか少ないかは一大事で、たぶん、秤の針に目が釘づけになっていたように思います。

それを知ってか、知らずか(知っていたのだと思いますが)、そこの肉屋のおばちゃんは、必ず秤の針が注文重量をかなりオーバーしたところで包んでくれていたので、子供心にも大いに満足して、ずいぶん、得をしたような気持ちで、日頃めったに食べられない夕食のすき焼きをイメージしながら、ワクワクして家路を急いだことを覚えています。

今の秤売りはどんなになっているのか、好奇心から、デパ地下の食品売り場に観察に行ってきました。

デパ地下の秤売りをしている惣菜売り場


店員さんの手が空いた時に、ちょっとお話を聞かせてもらえますか?と売り場の方に話しかけてみました。
 
取材の趣旨?を簡単に説明して、日頃、自分で食料品は買うことがないので良くわからないのですが、今はそのあたり(オマケ)、どんなになっているのか聞いてみました

今は正確なデジタル秤なので、たとえ100gいくらの値づけでも、容器の重さも予め差し引き、端数が出ても、どんぴしゃの値段が自動的に表示されるようになっているようです

そこで若い男子店員さんに、恐る恐る聞いてみました、「あの~、今はオマケというのは無いんでしょうか、例えば300gだったら、310gくれるとか?」

「それは無いですね(きっぱりと)」「たとえば310gの場合は、310gでもいいですか?とお客様にお聞きして、それでOKであれば、310g分をいただきます」
そうなんだ~、今はオマケは無いんだ~

今では昔の古い商店街にしか、そんな、ちょっと、しわせな気持ちにさせてくれるアナログ的な商習慣は残っていないか?と思い、念のために家に帰ってうちの奥さんに聞いてみました

「そんなことないよ、私がいつも行くところは、今でもアナログの秤でオマケをつけてくれるよ、だから、そこでよく買い物をするよ」という回答でした(やっぱりね!)

私のようにアバウトな性格も困りますが、昔ながらのアナログのアコスティックピアノの販売をしていることもあり、今回、感じたことは、自分の仕事の上でも大いに勉強になりました

理屈はともあれ、やはりちょっとしたお得感というのは、お客様も、そのお客様の喜んでいる姿を見る販売者側も、お互いに気持ちがハッピーになり元気になります。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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